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母に夢中な子供時代

今日は、我が母について書きます。

いつもママと呼んでいるから時々「ママ」と書くかも。
時には気候変動だけじゃなくて
自分の生い立ちを掘り下げていくのもいいかな?って思ってさ、ブログなんだし。(これを母に読まれたら消さなきゃいけないかもだけれど…)

私は、昔からママっ子です。
もうどれだけベタ惚れだったかというと…この写真が全てをものがっているよねw

彼女をとても尊敬して育ったの。
母は、本当に大変な幼少期を生きてきた人で
自分の親を無くしたの辛すぎたから、自分の子供も欲しくないし、27歳の頃友達みんな結婚の話しかしないのもすごく嫌だったし
本が大好きで小さな頃からシャーロックホームズが好きだったという理由でイギリスに頑張って貯めたお金で留学した。
あっちで避妊に力を入れすぎたせいで妊娠をしてしまい、
妊娠が思いのほか嬉しかったから産むことにした、というのが私の姉。
その6年後に日本で私が生まれた。

私の父はDVがとてもひどい人だったのね
父自身、生まれた瞬間から彼の父(私のおじいちゃん)に虐待を受け始めていたから筋金入りの大混乱の脳みそを持っている人だった。
そんな人に突然訪れた結婚子育て生活だったから、まともに家族に愛を注ぐのが難しかったのは想像ができる。現に私の母は、3度ほど父に殺されかけていたし、私が生まれた日も病院に姉は片足をひきづりながら到着した、父が姉にスパルタ過ぎたための怪我だった。と言っても愛が全然ない家庭だったわけではなく、私が生まれた時の写真を見ると3人ともとても嬉しそうな顔をしていたよ。

そんな感じで24時間常に緊張状態の我が家を救ってくれたのが
偶然母の友人の家で出会った、安積遊歩さん。
誰にも心開いてなかった母は、遊歩さんの前で気がつけば号泣が止まらない状況になり、ために溜め込んでいた様々な感情を吐き出せたの。

それからのママは、水に返された魚のようにイキイキと輝き出し
父ともしっかり向き合い、彼の話を聞いてあげて、平和に離婚を成立させたの。
私がママの様子をしっかり覚えているのは4〜5歳の頃からだから
それ以前の離婚のプロセスがあった記憶はないけれど
記憶に残る私の母は、もうイキイキして勇気と知性に溢れていた。
その頃から母は、聞き合うカウンセリングを本格的に人々に教えるようになったんだよね。


安積ゆうほさんに出会った頃の我ら

彼女自身にとってめちゃくちゃ良かった方法だから1人でも多くの人が自分自身の力を取り戻してほしいと教えまくってきた。
で、今でもゆるーく教えているし、メインで活動しているのは
「親の時間」という親の聞き合うグループをやっています
その受講者たちのブログがとても素敵だから良かったら読んでみてね。

私ね、何度も言うけれど本当に母を尊敬しているの
とても頑固で時にめちゃいじわるな一面も見せるから
もちろんパーフェクトな人間だとは全然思っていないんだけれど
結局はすごく思いやりがあって行動力があって状況をよく理解して
最善の答えを見つけ出すのがうまい。
それにね、とても「もったいながり屋さん」なのもいいなと思う。
(もったいないに執着しすぎて、柔軟じゃないと感じる選択も時にするけれど)
物欲がない、新品のものはほぼ買わない、本が好きでも図書館で借りて買わない、食べ物が腐る前に使い切る、旅とか経験のためにお金を使うなどなど…どうやったら勿体無いことにならないか?と言うのをいつも考えている人。

あとね、私の話を本当によく聞いてきてくれたのね。
彼女が聞き合うカウンセリングを始めたことで彼女自身、自分の気持ちを聞いてくれる場所を持ったし、人の話にも寄り添うことのプロになったから、私が友達や姉にいじめられた時や悲しい時、大泣きするのをただただ聞いてくれた。そのおかげで、安心してまた元気を取り戻せてきていた。
それもあってきっと私は自分の優しさを保ち続けられてきたんだろうなって感じる。いじわるしてしまう人も辛い時に八つ当たりじゃなくて、気持ちを受け止めてくれる人がいたら人にぶつけることはないんだろうに…そう思って育ってこれた。人は本来とてもいい人たちでそうあれないのは傷ついてサポートがなかったからだ。と言うかんがが定着したんだよね。

他にもいいなぁ〜と思うのは「無理をしない」こと。
自分のペースで自分がしたいだけのことをする。人生の成功と言われることには目もくれず、自分が心地よい感覚を大切に質素だけれど、小さな喜びをたくさん持っている人。

世界中に友達がいるのも視野が広くて素敵だと思う。
整理整頓も上手だしね、父と別れてからは恋愛懲り懲りみたいで全然恋愛してないけれどそれでも人生楽しそう。

私の身近なところにいろんなことを気が付かせてくれる母がいる。

彼女が私の母でよかったぁ〜と思う。(いつも思えるわけじゃないんだけれどね。)

自分もマイペースに欲を持たずに好きなことを好きな分だけ実行する人間でありたいな。そしてそれをするのに罪悪感を感じないでいたい。母の領域に行くにはもう少し時間がかかりそうだけれど…

私に大きな影響を与えた人の話でした。


死ぬまで仲良くしようねっ

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