元カレを忘れられない私へのプロポーズ
目の前で、泥酔したおじさんが、なにか言っている。
どう考えても顔より大きいサイズのジョッキ―たしかメガハイボールだっただろうかを、机にドンと音がなるくらい勢いよく置いて、なにか言っている。泣いているようにも見えるのは気の所為だろうか。
泥酔したおじさん、それはわたしのパートナーである。気づけばもう出会ってから7,8年、パートナーとなってからは2年を過ぎたところか。随分濃い2年だったなあと、目の前のおじさんを眺めて思う。
再会のきっかけとなる連絡をしたのは、わたしの方だった