毎日生理

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25歳になった

先日25歳になった。ついにアラサーと呼ばれる年齢に到達してしまった。私の現状は、思い描いていた25歳とはかけ離れている。25歳になれば、家や車は持ってないにしろ、そこそこ広い1Kぐらいの部屋に住んで、バリバリ働いて、恋人とラブラブで、夢も軌道に乗り始めて……とずっと思っていた。私は今8畳のワンルームに住んでいて、バイトをして食いつないでいて、日夜マッチングアプリをひたすらスワイプする日々で、書き始めた小説がなかなか上手く書けなくて悩んでいる。「私の人生って、こんなもんなのかな

    • 愛について教えてください

      極彩色の愛を見るといつも私は圧倒されて自分がちっぽけな存在に思える。私も絵の具を全部ごちゃ混ぜにしたみたいなカラフルな愛で誰かを包み込みたいと常日頃思っているのに、恋愛とはなかなかこうも上手くいかないもんかねというぐらい上手くいかないものだ。 スーパーのお惣菜を一人で食べる。一人で食べてもめちゃくちゃ美味しい万代やラ・ムーのお惣菜。でも私はスーパーのお惣菜を誰かと分け合うようなささやかな幸せの日々を切望している。一人でたくさん食べて腹を満たす事はできても、大好きな人と分け合

      • 見られている

        他人の目を気にせずにはいられない。 朝目覚めて、煙草を吹かしながら「今日もまた退屈な一日が始まるなあ。」と寝ぼけまなこで考えているときだって、私は「今の自分は他人の目にどうやって映っているんだろう。」と考える。 狭いワンルームのアパートで1人踊ったり歌ったりしてるときだって、「VTRでご覧の皆さん!お元気ですか!」という気持ちを込めて大好きな音楽に身体を揺らしている。 満員電車でガタゴトガタゴト揺られているときだって、「鼻毛出てないかな。」なんてつまらないことを考えながら、

        • 大好きは100回言っても足りん

          人を愛するってなんて素敵なことなんだろう。他人のことで頭がいっぱいになるあの苦しさともどかしさは、恋をしている人だけが味わえる特権だ。 私にはすごくすごく大好きな人がいた。お互い傷つけあうことしかできなかったのに、私はその人が本当に大好きで、多分その人も私のことを多少なりには好きでいてくれた。今思い返しても、あれだけ強く誰かを想って苦しくなったのは人生で数える程しかないと思うぐらいだ。 でも大好きな人をずっと大好きでいることはできなかった。大好きな人が苦手な人になって、次

        25歳になった

          スランプからこんにちは

          人生が行き詰ってる。今の自分を表す2文字は閉塞だ。四方八方、どこを見てもこの状況を打開する出口は無い。 小さい頃から夢ばかり一丁前だった。私は、大人になったらさぞ有名になっているんだろうと思っていた。我ながらおこがましいことこの上ないと思う。大人になるにつれて皆が色んなものを諦めていく中で、私には諦めきれないことがたくさんあった。でも現実は厳しく私の前にそびえ立っている。肥大しきった自我が今の自分の足枷になっている。 最近、地に足つけて生きた方が幸せなんじゃないかと思うよ

          スランプからこんにちは

          失くした

          文章が書けなくなっている。最近死にたくなるぐらい悲しいことがないからだ。いつだって悲しみを原動力にして文章を書いてきた。それは初めてペンを持ったあの頃から変わらなかった。悲しみをあらゆる方法で押さえ込んだ今、私の心に埋まらない空洞だけがぽっかり残った。 大好きな人が26歳になるまでに処女作を書き上げようとしていた。だから私も25歳になるまでに処女作を書きあげたいと思っている。魂を込めた原稿用紙に広がる私の世界。でも今の私には何も書けない。感情がない。身を削ってまで伝えたいこ

          失くした

          雑記

          今日noteを書かないと14ヶ月連続更新記録が途絶えてしまうらしくて、慌てて書いているけど書く内容が思いつかない。最近あったことをとりあえず書いていこうか、面白くなるのかな。 今月の上旬に胃腸炎になった。めちゃくちゃしんどかった。あのときの私はさながら人間ポンプで、水飲んでもポカリ飲んでも口に入れたもの全て吐いちゃいます状態だった。熱も38.9度まで出てめちゃくちゃしんどかった。できればもう胃腸炎になりたくないけれど、私はこの短いか長いかわからない人生で少なくともあと2回ぐ

          無意味

          悲しいのに涙が出ない。涙ってどうやって出すんやっけ。過呼吸になった日のことを思い出す。いつも当たり前にできてた息が急にできなくなった。息って吸うんやっけ、吐くんやっけ、全部忘れてしまう。そう、たまに私は全部の意味を忘れてしまう。 楽しいんやっけ、人と話すのって。人と話すのは好き、色んな人と話したい。自分の知らない世界を知りたい。他人の目から見える世界を垣間見たい。でもたまに人と話すのがすごく疲れる。自分から話しかけておいて「ごめん黙って。」って言いたくなる。理不尽過ぎる。な

          無意味

          空っぽ

          あけましておめでとう2024 クリエイティブな1年にするゾ〜‼️と意気込んだ2023年やったけど、何とか自分なりにクリエイティブな1年にできたんじゃなかろうかと思う。今年の目標は相も変わらずクリエイティブな1年にすること。大好きな彫り師さんに「お互い無理なくクリエイティブに生きましょうね。」と去年の暮れに言ってもらった。尊敬するかっこいい彫り師さんにそんなこと言って貰えて幸せ。彫り師さんが自分の描く絵を誰かの体に一生刻んでいるように、私も私の紡ぐ言葉を誰かの心に一生刻めるよう

          空っぽ

          なんでもええから

          noteは書くぞ!と思わないと書けない。人前に一応見せる文章なんだからちゃんと書かないとと思う。いつも最低1時間ぐらいはかけて書いている。でも何でもいいからとりあえず書いてみる、そんな日があってもいいんじゃないかと思って、なんでもいいから書くことにしてみた。 ありがたいことにnoteを初めて「希ちゃんの文章、好きです!」と言ってもらえることが増えた。文章で食べて生きたい人間にとって、これ以上の褒め言葉なんてない。「ビジュいいよ!」と言われるよりも、「この記事良かった。」と言

          なんでもええから

          知恵遅れと希望

          白痴という映画を観た。坂口安吾の原作を、手塚眞監督が映像化した作品だ。私が生まれた年の作品だから、もう24年も前の作品になる。手塚眞が描く世界の終末を迎えた焼け野原の日本と、それと対照的に映し出される近未来的なテレビ局の姿は私の目にとても斬新に映った。 白痴という言葉を辞書で引いてみると、「知能の程度が極めて低いこと」と出てくる。実際白痴に出てくる甲田益也子演じるサヨは、言葉を発することがほとんどない。浅野忠信演じる伊沢の肩に縋るようにもたれかかって、ぐったりと項垂れている

          知恵遅れと希望

          女の子は誰でも

          東京事変の「女の子は誰でも」という歌が好きだ。 「女の子は誰でも 魔法使いに向いてる」という歌詞から始まるこの歌は、私にプリキュアになりたかったあの頃の自分を思い出させてくれる。 明るい歌を聴いていると自分が無敵になれた気がする。大好きな歌を聴くと思わず口ずさんでしまう私は、普通の人と比べて頭が少し壊れている。でも私はこの壊れた頭で毎日を懸命に生きているし、大好きな歌を聴いているときはそんな自分の人生を全ての歌が肯定してくれるように思う。 音楽はいつも私の心の支えでいてく

          女の子は誰でも

          社不音痴

          吹奏楽部だった頃、練習前に必ずする作業があった。チューニングだ。私の通っていた高校は進学校だったので、放課後の部活の時間は1時間ほどしか無かった。限りある部活の時間、本当ならチューニングなんかすっ飛ばして早く次の演奏会で演奏する曲の練習をしたいところだった。だがこのチューニングがめちゃくちゃ大事なのだ。事前に正しい音程に合わせていないと、どれだけ上手く楽器を演奏してもデタラメな旋律に聴こえてしまう。しかも顧問の先生いわく、気温によって音程は変わるらしい。昨日吹いたラの音が今日

          社不音痴

          きっと良くなるさ

          中高生の頃、神聖かまってちゃんというバンドが大好きでよく聴いていた。青春の鬱屈した気持ちを、の子は私の代わりに全部代弁してくれている気がした。話し過ぎて診察が終わる頃には午前0時を回っていた精神科の通院の帰り道、花ちゃんはリスかっ!を聴きながら母が運転する車の窓越しに大嫌いな地元の夜景を眺めた。窓から見える景色も自分自身も大嫌いだった。私はその頃から、この世の全てを呪い続けている。 大人になると社会や自分がかけた呪いが少しずつ溶けていく気がした。曲げたくない信念を大切にして

          きっと良くなるさ

          24才の夏休み

          8月が終わった。私は夏が大嫌いだ。暑いし湿気でジメジメするし、天気がコロコロ変わるせいで低気圧で頭が痛くなる。そんな環境要因も相まってか、私は毎年夏に無茶苦茶死にたくなる。去年は夏の終わりに首を吊った。今年は睡眠薬をオーバードーズしたり腕を頻繁に切ったりして、約2年ぶりに閉鎖病棟に入院することになった。 心を病んだ人達は、よくメンヘラと呼ばれて忌み嫌われるけれど、私は誰しもメンヘラ的な要素を持って生きていると思う。誰だって好きな人に傷つけられたり努力しているのになかなか結果

          24才の夏休み

          愛愛愛愛アイランド

          めちゃくちゃに愛されたい。愛されるってどんな感じなんだろうか。これまでの人生を振り返っても、私は誰かにめちゃくちゃに愛されたことがない。愛されたことのない私には、何を愛とすればいいのかさっぱりわからない。そんな私だけれど、恋愛映画も恋愛ソングも好きだ。それらを観たり聴いたりすると、自分が経験したパチモンの恋愛経験と当てはめてウンウン悲しくなりながら感動することができるから。でも時々そんなことをしている自分に気がついて、死ぬほど虚しくなる。だって私が経験してきたものは全て偽物の

          愛愛愛愛アイランド