忘れた頃にやってくる yumiのメール 必死の思いで 交わしながら 心の底で いつが最後通告なのかと 恐れつつ 自分の道を 決めるときが近づくのを 感じる
早い時間に 店を切り上げ 遊びに行く 互いの 疲れた体を 癒しながら できるだけの支援 次への想いを 隠しながら 二人別々の帰路に
連絡の無いまま asukaの出勤を 確認し 店へと出向き 久方ぶりの会話 たまった想いと たまった愚痴を 聞きながら 短い時間を過ごす
yumiには会わない asukaには会えない そんな気持ちの 浮き沈みの中 kiyoからの誘い わかっていながら 寂しさを紛らすために 受けてしまう
1週間ほど asukaとの 連絡が途絶える 理由は 分かっているが 心配が募る できることは やってやりたい 無茶をすれば 迷惑がかかる 何もできず 気が焦る
最近 合ってないねと yumiからのメール 店に来いと言うのかと 聞き返すと 違うと答える それなら yumiの休みにと 聞き返せば 客が入ったと 連絡が途絶える
束の間の休息と 自宅へ帰りつつ 忘れた頃に来る yumiのメール 振り回されることを 知りながら 会話を繰り返し 会いたい気持ちを 隠す
不意な自分の言葉で いっきに kiyoの気持ちを 逆なでする そんなこと わかっているとの 返答に 呆れるしかなく なすすべも無く 無言の職場を 決め込むしかなく
kiyoの相手をしながら 想いは 別の二人へ走り出す 久しぶりのデートに 浮かれるkiyoに 不意打ちだとは知りながら 再度自分の想いを伝えてみる
yumiと asukaの 合間を縫って kiyoの誘い 同じ部屋で 仕事をするだけで 息苦しくなる中 断る理由を 探す術も無く 疲れた体に鞭を打つ
最近 店を休みがちの yumi メールの返事も 気が向いたとき こちらから メールする回数も 少なくなる 新たなことへの挑戦だと 知りながら なすすべもなく 見守ることさえできず
互いの時間を工面して 短い時間に できるだけのこと 気持ちがあるのか はっきりしないまま 互いの愚痴を 語りながら ゆっくりとした 瞬間を過ごす
メールの頻度 会う頻度 増えていくasuka 言葉の端々に想いが伝わり 相性がよい体の関係が 気持ちを語らない マイペースな yumiへの想いを 少しずつ消していく
asukaと会う時 必ず来る yumiのメール 妻からのメールではと 気にするasukaに 気休めな言葉を返し くつろぎの時間から 引き戻される
憂鬱な週末から逃れ asukaと遊ぶ 互いに割り切り 互いに楽しみ 互いの家に帰る 楽しさと 虚しさの 裏返し 自分の選ぶ道
yumiの気持ちを 少しでも確かめるべく メールを送り 来ない返事に yumiの相変わらずさを感じ 振り回される日々を 予想する
