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月曜日は憂鬱でもいい

4月ももう2週間が経とうとしている。
開花が遅れた桜も散り始め、新生活のそわそわした空気も少しずつ落ち着いてきたなと感じる今日この頃。

4月から社会人として新たな一歩を踏み出した人にとっては、少し慣れたような、いやまだ全然なような、なんとも言えない感覚でいる人も多いのではないかと思う。

そして早くも「あー月曜日が憂鬱ってこういうことか」となっている人に向けて、この文章を書いてみようと思う。


私は今社会人10年目に突入している。
新卒で入った会社一筋、部署一筋でここまできた。

入社して1ヶ月半は東京で研修を受けていたので、実際の配属は5月に入ってからだ。なので入社式を終えて早々に配属されて実務にあたっている人とは感覚が違うかもしれない。

でもそんな私も月曜日が来るのが嫌だと感じることがままあった。

なぜなら研修中(定時の間)に完了しない課題を毎日与えられていたからだ。その課題は1人1人に対して課せられているものもあれば、グループとして課せられているものもあった。さらにはその日の研修での学びや気づきを日報として提出する必要もあった。

なので平日は家に帰っても自由時間らしい時間もなく、常に課題と向き合う=会社のことで頭がいっぱいの時間を過ごしていた。

そんな感じだから新しい課題が増えない休日は最高で。

地方出身の身からすれば東京のありとあらゆるものが全て新鮮で、目いっぱい楽しんだものだから平日と休日の落差が大きくなり、次第に「月曜日が嫌だ」と思うようになっていった。

ただ私の場合は研修中、終わりが明確なこともあって駆け抜けることができたけれど、実務の場合はそうはいかない。

辞めない限り毎週毎週やってくる。


はじめはそれが嫌だと感じていた。毎日休日みたいな気持ちで過ごせたらいいのにと何度も何度も思っていた。

けれどなぜそこまで平日の仕事が嫌だと感じてしまうのかと考えると、単に朝起きるのがしんどいからとか時間に追われるのがつらいとかだけで、環境や人に対する不満ではなかったことに気付いた。

もちろん、ミスのできない大きな仕事が待っている時は嫌な気持ちがいつもより増すし、緊張もする。

だけど誰かにいじめられているとかパワハラを受けているとかそういう環境ではないと気づいた時に、その環境そのものがありがたく貴重なものだと感じたのだ。

それこそ朝起きるのがしんどいなら普段からしんどくならない状況を自分で作ればいい。時間に追われるのはつらいけれど、時間に追われたからこそ発揮できた能力や達成できた経験もあるのだ。

それに月曜日が憂鬱だと感じれば感じるほど休日が充実しているという証拠でもある。

もちろん職場でいじめを受けていたりパワハラで苦しんでいて憂鬱と感じているのであれば、それは解決する必要がある。もしかしたらなりふり構わず逃げる必要があるのかもしれない。

だけど「なんとなくだるい」「嫌だな」そんな気持ちでいるのなら、まあそれだけ休日を満喫できたってことだし。とちょっと捉え方を変えてみながら、新しい1週間をスタートさせてみてほしいなと思う。


また新しい1週間が始まる。

一緒に頑張っていきましょう。


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