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暮らしの変化で気づいたシンプルに暮らすということ


ふたりで暮らすようになってきてから「これが自分にとって意外と大事なんだ」と気づかされることが多い。

ようやく物があるべきところに収められ、まあまあ生活も回りだしてきた今感じているのは「もっとシンプルに暮らしたい」ということ。

生活の違うふたり分の荷物を合わせると用途が同じものが2つあったり、多めに買ってあった分と日常生活を送る上ではちょっと多いんじゃないかという量の物たちとともに生活している。

正直、物が多くてそわそわしている。


一人暮らし時代は物を増やしすぎないように心がけていたので、それが二人分の荷物になるのだから、単純計算で2倍の物量になる。
そして、見慣れないパートナーの所有物やすべてのものを把握できていない状態は、今まで自分の物を把握できる範囲で生活していた私にとってプチストレスに感じるのも無理はない。


自分の手で暮らしを作り上げていた3年半。
気づいたことは、意外と目から入る情報で疲れを感じてしまうことだった。

初めて一人暮らしをしたときはできるだけ用途の被らないものを手に取るように心がけていたものの「見せる」と「隠す」のバランスが下手で、当時の写真を見返すと、かなりごちゃごちゃしているように感じる。

物量が少なかったこともあり、大きなストレスを感じていなかったものの「なんか違う」感はどこかであって。


写真を撮ると客観的に見れるとよく言われるけれど、インスタグラムでインテリアや暮らしを発信するようになってから、ひとつの画面中で空間いっぱいに物がある状態よりも余白を持っているほうが「なんかよい」と感じることが多かった。
そんな気づきから模様替えをする中で、目に入る情報や扱う物が少ないほうが心地よく過ごせるなぁと思うと気づいた。

私はやや感覚過敏で大きな音、刺激的な場所などが苦手。よく耳にする「繊細さん」「HSP」的な要素を持っている。

いちばん心地よい空間であってほしい家の中で、カラフルなものや物量の多さは私にとっては「ノイズ」になってしまい、気になる要素のようだった。

また、物量が多いこと、同じような用途になっているもの、例えば場所ごとの専用がある掃除用クリーナーなどの管理に煩わしさを感じてしまう。そして、なんとなく使っているものだと愛着も湧かず、気分も上がらない。
それをクリーナー1本でまるっとお掃除できれば、管理のコストはもちろん「どれを使おう」という迷いもなくなるということが家事のストレスを減らすことにもつながる。


余談だけども、最近、私は家中のお掃除に使っているクリーナーすらも少しずつ使用頻度を減らしている。最初は半信半疑だったけども、案外重曹とアルコールで大抵は綺麗になる。多種多様な成分を配合されたものは、においや手荒れが気になっていたけれどそんな心配もなく、シンプルな成分で綺麗になるのは心地よい。


シンプルな生活とは…と考える中で、たくさんの便利なものから「これだけにする!」と決めたり、こだわりのものがあること、ちょっした手間を楽しもうとできるのは豊かであるからこそだったりするのかなと思ったり。

余裕がなかったら、重曹で掃除しようと思わないだろうしね。

何を削ぎ落して、何を残すか。
それを考えることで自分の中で大切にしたいことが分かってくるんだろうなと思う。

シンプルに暮らす、ということは、私にとって心地よい暮らしを模索することでもあるし、人生において大切にしたいことを考えることにもつながっているんだろう。

今、この本を読んでいるのですが良書なのでおすすめです。

ミニマリストしぶさんのYoutube動画はライブも含めかなり見ていたので、一度は耳にした話も多いけれど、論理立てて書かれているので読み物として面白い。まだ途中なので、年内には読み切りたい。

一人で生きていくだけなら自分の意志があればできるけれど、他人と暮らすとなると簡単にはいかない。

幸いにも、同居人であるパートナーはこの考え方に理解があるので今あるものたちを使い切ったり手放しながら、ゆくゆくは自分が関わる部分の持ち物は全て把握できるようになりたいな。

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