不幸じゃない、多分

先日夫が
「11月9日に手術したんだよね、それと7月20日」
と言うので、
「去年11月9日に乳房の手術したけど、子宮取ったのも6年前の同じ日だよ」
と答えた。
「じゃあ、この6年間に3回も手術したんやね」
と改めて驚いていたので、「しかも全部全身麻酔で、入院も慣れたもんよ」
とちょっとふざけて言ってみた。

小さな子どもを抱えた方がご自身のがんのことを説明するために、
・それは「がん」という病気
・うつる病気ではないこと
・誰のせいでもないこと
を伝えるのが良いとされる。

そして大事なのは、
・遺伝子がコピーミスをしたことでがん細胞が増えてしまった
ということ。

過去の自分を責めたりするのではなく、日本人の2人に1人の中に入っちゃっただけ、そう思えば少し気が楽。

もちろん「がん」と(あっけなく)宣告されたのはとてもショックだった。

乳がんの患者会に参加した事で、それまでには知り合う事のなかった方々との出会いがあった。元気な先輩方の姿は、私にとって希望だ。そして、noteで知り合った方もたくさん。

残念ながら甲状腺がんの患者会は無いけれど、このnote上には甲状腺がんと診断されている方もたくさん。

乳がんや甲状腺がんは、
「私1人だけじゃない」
と改めて感じることができた。

「がん」と診断されても、不幸じゃないと思える。

むしろ身体の声に耳を傾け、何か症状があれば早目に対処しよう、と思えるようになった。

改めて思い出してみると、
2017年11月 子宮摘出
2022年9月 乳がんと診断
2022年10月 実父死去
2022年11月 乳房手術
2023年4月 子ども達進学
2023年5月 甲状腺しこり指摘
2023年7月 甲状腺手術

とまあ、波乱万丈。
「人間万事塞翁が馬」
といったところか。

大変だったけど、不幸じゃないと思う。きっと。

だから、できる範囲で休み休み頑張ろ。


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