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彼女たちの歴史とその未来をクリエイティブでたどる物語展「新せ界」 -前編-

この見出しは新せ界の公式ページに載っているものである。(書き進めるの遅すぎてサイトクローズされてた…早く書きなよ俺…)
実際に足を運び、この言葉の意味を体感することができた。

見当違いな感想もあるかもしれない、
それでも、私の視点から感じたことを素直に記していけたらと思う。

あ、かなりラフな感じです、悪しからず。

追記:このペースで書いていくといつ終わるか分からなかったので、前後編で分けます。



前章

入った瞬間に「鳥居坂」の文字。驚いた。
そこまで遡るのかと。
それと同時に覚悟を感じた。
あぁ、過去も全て引っくるめて櫻坂だもんな。
これはいいものになるなと確信を得た。

また、全体として欅坂のものは展示物の下に「根っこ」として展示されていた。
この展示方法を初めて見た時、強烈なものを感じたのだが、回数を重ねるごとに、感じ取り方が変わっていった。

初めは欅坂を隠しているのだと思った、でも違うのだな、隠しているのではない、あくまで根っこであり、これまでの彼女たちなのだと。

新せ界全体で、過去の見ることのなかったであろう彼女たちも見れた。
特に未公開の10プのアー写を見た時。今までにない感情になった。
確かに存在していた、あの時、あの瞬間。当時は何が何だか分からなかった、苦しかったあの時。

それでも、今の櫻坂を見ていればこう思える。
悔しさ、歯痒さ、無念。全て飲み込んで、乗り越えてきたグループなのだと。


-1章- 衣装  


展示されている衣装を見て思った。
ああ櫻坂の衣装やっぱり好きだと。

生で見ることで感じる、重厚感、繊細さ、作り手の愛情。

メンバーが1番映えるように、楽曲がより広がるように作られていることを知れ、衣装って面白え、とシンプルにそう感じた。


また、大好きな流れ弾の黒衣装を見ることができてめちゃくちゃ嬉しかったです。
黒い衣装で踊り狂う推しメン、本当にかっこいいんだよなあ……


-2章- 映像とダンス


個人的に2章と3章がすごく好きで、櫻坂の持つクリエイティビティ性を支えてくれてる人たちへの解像度が上がったと感じたところ。

その2章の展示の中央にあるのが、たくさんのモニター。
たくさんの人たちに支えられて、沢山の汗を流しながら、坂道を登っていく櫻坂を表しているのかな、と感じた。

そして映像の中には、今まで見ることのなかった彼女達の姿があった。
努力している姿を極力見せないようにしている(させられているとも考えれる)のかと思うのが、アイドルだと思うし、その過程を見れて、尊いに近いような感覚になり、ああこうやって櫻坂ができているのだと感じた。

2回目いった時、
このモニターの前で1時間ぐらい、ただひたすら彼女達の姿を目に焼き付けたな。
記憶力無さすぎて、誰が何してたかなんて、もう思い出せないけど、あの時感じた感情だけはずっと。


「Nobody's fault」の企画書を見た時、鳥肌がたった。
ああここまで考えられていたのか、そして今の櫻坂はその通りになっているじゃないかと。

ずっと自分たちの色を求め、もがいてきた。
まだ何色にも染まっていないなのら、何色にでもなれるのだと、彼女達は進み続けた。そしたら1人1人が色付いていった。
櫻坂に咲く櫻の色は一色じゃない、メンバーの数だけ色がある。
そして、今年は特に個人の色を生かした仕事がたくさんあった。

「Nobody's fault」はライブのたびに進化する曲だと思う。その企画書がこのような内容でよかったな。本当に頑張ったね。

そしてこうも思った。
改名時期、改名は新たなチャンスだと言っていた。
でもそう思えない厳しい環境であった。

そんな彼女達に飛び込んできたこの企画書。
企画書を見た時どう感じたのかなんて知ることもできないけど、1人のファンとして、当時の櫻坂(欅坂)のことを「こんなすごいやつら」と伝えてくれていたことがすごく嬉しかった。

今まで縁の下で支えていたメンバー達のが台頭し、こんなすごいやつらが後ろに居たんだということを痛感させる構造にする。そのためにはアベンジャーズ方式で、(以下略)

新せ界 図録「Nobody's fault」企画書 より一部引用

最後に今まで灰や塵だったものが、大量の櫻に代わり櫻坂46の誕生を感じさせる

新せ界 図録「Nobody's fault」企画書 より一部引用


絵コンテ、美術プランはすんっごってなった(小学生感)。
こんな緻密に計画されているのか。監督さん、美術さん、その他諸々支えてくれてる全ての方々に感謝ですまじで。


「偶然の答え」もびっくりしたな。ifの世界線にはこんなのあったのと。見てみたかったな。見て生きてるか分からないけど。
(一部分「ん?」となった部分があった気がするけど、図録には載ってないし、展示では途中から消えてる?幻覚?)


「夏の近道」の企画書の最後も好きだった。
「孤独からみんな集まってきて良かったね」をテーマにしない。その奥を伝える。

櫻坂がずっと伝えてきたことって、物事の奥の部分だと思うし、それを加入して間もない三期生に与えるということに意味があったのかなと。

そして、その想いに答えた三期生。
加入して1年も経たないのに、すでに櫻坂らしさを持つ彼女達の始まりが、「夏の近道」でよかったな。

繰り返しになるが、
孤独からみんなが集まってきて良かったね、
というようなテーマにしたくない、

孤独でいるからこそ、
内なるものが醸成され、
個性が生まれようとする。

その羽化の瞬間を、
演出で美しく捉える。
といった”見え方”をテーマにする。

新せ界 図録「夏の近道」企画書 より一部引用


展示が変更され追加された、「Start over!」の企画書も大好きだった。

「いいよ 弾けちゃって」

このコンセプトがスタオバすぎて最高だ。
あらゆることが複雑化し、混沌化している現代。
そんな時、スタオバの主人公が現れたらどう思うだろう。
どうなるのだろうと、ワクワクしながら展示を見ていた。

こんな時代だからこそ、初めてスタオバのMVを見た時の言語化できない感情になるし、初披露を見た時の感情を超えた、何かの衝動を与えられるのかと思うと、今も悪くないなと少しそう思える。

そして、個人に与えられた配役も、ヒデジン監督のメンバーに対する解像度が高すぎてびっくりした。ちゃんと(上からだけど)見てくれてて、愛情を感じる。なんだか嬉しくなった。

れなぁに対して「どんなアイドルになりたかったか試すのも良いかも」って伝えれるヒデジン監督すごいですよね。
由依ちゃんに対して高い要求してるのも、監督側からの信頼が見えて良かった。それを超えてこいと投げかけたら、絶対超えてくるんですよね。本当にずっと凄い。
いのりちゃんに対して「笑顔が夏っぽいから」って伝えてて、めちゃくちゃ激しく同意してました。あの笑顔向けられたら、ね、やばいですよね!?

(そういえば、親と見に行った時、どれがノバフォのMVで採用されているか聞かれて、多分これ…かな…と自信ない回答になったの反省してる(今?))


-3章- アートワーク


「1〜4th、As you know?」まではOSRINさんの櫻坂に対する想いを感じた。
各シングルの各アー写に想いが詰まっていて、自然と涙が出てきた。
元々King Gnuの大ファンであり、OSRINワールドが大好きなのに、意味を知るとより想いが強くなる。

以前、ガクのネで櫻坂に対して「愛着しかない」と言っていた。
そんなOSRINさんが最後にアートディレクションをした、「As you know?」でのコメントが大好きである。

初めて笑ってくれと伝えました

青写真に
彼女たちの未来を描きたいと思ったから

この先ずっと笑えるよう
謳歌し続けてほしい

1st Album おめでとう

https://sakurazaka46.com/s/s46/news/detail/R00129?ima=0000&link=ROBO004


1st albumにこんな素敵な未来を描いてくれて本当に嬉しい。メンバーが幸せで、ずっと笑っていたらなと、心の底から切に願う。


「桜月」のコンセプトには、自分を重ねた。

答えのないものは人を豊かにしてくれます

新せ界 図録「桜月」ジャケット/コンセプトシート より一部引用

アイドルを好きなこと、音楽を好きなこと、スポーツを好きなこと、全て答えなんてない。それでも心が豊かになるものだ。

人の心を満たすものって意外と言語化できないものだったりする。
「好き」という感情で満たされたと思えば、「好き」という感情でぐちゃぐちゃにされる時もある。
そんな様々な答えのないもので人は満たされ、豊かになっていくのだろう。

音楽を聴きながら
1人街を歩く時 思いがけず
記憶の中に引き摺り込まれてしまう時がある
(中略)
脳が処理しきれない情報で
理屈じゃないものに出会ってしまう時がある
(中略)
ただ 出会ってしまった という事

新せ界 図録「桜月」ジャケット/コンセプトシート より一部引用

歩きながら音楽を聴いていると、ふと昔を思い出すことがある。懐かしくなり、泣き出したくなる時がある。あの感情だ。と、強く共感した。

たまたま流れてきた音楽で、出会ってしまうことがある。
大好きだ、とすぐわかるリズム、ギターのリフ、歌詞。
耳で聴いているので、表現としてはおかしいが、一目惚れをするのだ。
理屈でなく、
ただ私と「出会ってしまった」のだ。

音楽だけじゃない。
欅坂・櫻坂だってそうだ。
アイドルに全く興味のなかった、私が、気づいた時には引き込まれてた。
頭で考えがちな私が、理屈じゃなく、惹かれていた。

私が櫻坂を好きな理由を言葉にすることはできるだろう。
でも、ほんの1割程度しか表現できないだろう。
好きは直感であり、言うなれば、私はただ櫻坂に出会ってしまっているのだ。

今の自分を支えてくれて、
生きてる理由のひとつが櫻坂であり、
やはり「答えのないものが人を豊かにしてくれる」


「Start over!」には痺れた。

「櫻坂46が日本をどう見せていくのか」という言葉。
すごくかっこいい。しかし、挑戦的と思われるような言葉である。

でも今の櫻坂ならやってやれると思うし、実際に今年の櫻坂は世界に羽ばたいている。そして今も、櫻坂らしさを世界に見せつけている最中だ。
ひたすらに彼女達はかっこいい。勝手に与えられた目標、張られたレッテルでも超えてくるし、その先をついてこいと自分たちで切り開く。

そんな彼女達があらゆるものを超え続けた結果がスタオバで あるし、これからもずっと過去を超え続け、今を最高にしてくれるグループだ。


それを証明するのが、「承認欲求 -新せ界 Performance-」である。
沢山の過去に囲まれパフォーマンスをしている彼女達を見てこう言われているように感じた。

櫻坂46にとって、今重要なのは過去ではない。
過去を大事に抱きしめながら、
重要なのは今であり、常に未来が今になる。

新せ界の締め方として、これ以上のものはなかったとそう確信する。


ここまでで新せ界についての前編とさせてください……
非常に書くスピードも遅いため、一旦更新させてください。
承認欲求、アニラ前の総括等々、書きたいことは溜まっているのに、永遠に書き終われません。助けてください(?)

いや!まじで!ここまで見てくれた方いたら、大感謝です!!!

新せ界note、後編へ続く……

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