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◆松岡和子訳『お気に召すまま シェイクスピア全集』ちくま文庫

1人シェイクスピア月間16作目は『お気に召すまま』でした。

以下、ネタバレが含まれます。



作品の全体的なイメージが色として残ることがあります。今回はパステルピンクやパステルブルー、パステルイエローが淡く飛ぶ白地がちなダイタイ柄で、

コントラストの強いドラマやドタバタの喜劇というよりは穏やかな風景が続くロマンティックな物語でした。

これまでの作品のどれとも違う空気感のまま、読了し、その理由は解説を読んでいて少し納得できました。『お気に召すまま』が生み出された背景にあったという、牧歌的文学の土壌。ほほーん、これはのどかな雰囲気が漂っていたわけだとひとり何かわかった気になっていたのでした。

いつもは、どこかのタイミングで起こるドラマティックな展開にずずずーっと引き込まれることもあるのですが、今回は、気づけば平和にハッピーエンドまでたどり着いていて、


今回はこのまま感想文を書かなくてもいいのではないかと思うほどに…『お気に召すまま』の読書中、私は終始気が散っていました。


牧歌的文学の土壌を感じかながら、またじっくりと読んでみたい、と思った作品でした。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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