食パンは明日へ羽ばたく

風邪が治りそうで全然治らない。咳が出始めてもう2週間以上になる。おのれ〜〜〜〜。

流行りの病ではないので極力マスクをしつつ頑張って仕事に行っていたら、昨日の夜になって微熱以上熱未満の発熱をした。厚着芋虫になって汗をかきながら眠ったら、微熱まで下がった。
風邪の引き始めに良いとされる葛根湯を、風邪の引き始めじゃないのにもかかわらず買って飲んだ。とにかくぽかぽかしたかった。とにぽか。
でも、記憶の中の葛根湯はもう少しおいしかった気がする。お前にはがっかりしたよ。


空き時間が3時間も発生してしまう仕事先ができて、最近は月に2〜3回そこに行くようになったのだが、駅前のでかいショッピングモール以外更地なので、全く興味のないモールで時間を潰したりしている。

野生の食パンが巣を作っていたが、3時間後にはいなくなっていた。餌を取りに行ったのかも。


洋服は人並みには好きな方だと思うが、興味の対象が狭いのか、イオン的なショッピングモールのような場所で売っている服に心惹かれることはほとんどない。
けど、最近ひとつ気が付いたことがある。春夏の間は見向きもしなかったお店でも、ニットはちょっと見ちゃう。
最近急に寒くなってきたからか、着て、暖かくなるという行為自体に関心を寄せているのかもしれない。とにぽかしたい。
ただ、ニットは既にいっぱい持っているので今年の冬もそいつらと共に生きていく。

ちなみにこれは本当のことなので言うと怒られそうだが、都心から外れるにつれてお店のマネキンはダサくなっていく。私の地元のアウトレットにも、スタイル抜群な色とりどりの芋たちが並んでいる。

その点、銀座のマネキンは洗練されていて美しいから特に好きだ。着こなしがどうとか以上に、マネキンの身体そのものにフェティシズムを感じる。ブランド自体には興味がなくてもマネキンは舐めるようにウォッチしている。銀座の街を歩く楽しみはマネキンにあると言っても過言ではない。
マネキンが好きだと言うとキモがられるから、人にはあんまり言わないようにしているが、ダリがマネキンフェチだったと知った日には心強い味方を得た気分だった。

5年くらい前の。ネタ枠だがあまりにもキュートすぎる。
意外にも腕は逞しい。


仕事先で会うおもしれー女が、3時間の空き時間の間にプリキュアの映画を観に行っていた。
「女の子好きならプリキュアは見たほうがいいですよ!」だそう。セーラームーンもおジャ魔女ドレミも一切通ってきてない成人女性だけど、ここへ来てプリキュア見ちゃおっかな!
別の日の空き時間には、ペットショップで犬を抱っこしたら買うつもりは全然ないのに見積もりを渡されたらしい。なんて自由なんだろう、私もそれぐらいのびのびと生きたい。

つい先日は、百合作品が好きだと嬉々として教えてくれた。女性の同志に生まれて初めて出会って、ひたすらに感動した。というか、普通は女性相手に百合の話をすると謎に警戒されるから、こういう話は避けざるを得なかった。
(今までにも百合が好きだという人間には何人か出会ったが、全員男性で、どいつもこいつも百合の間に挟まる男マインドだったので、死んでくれと思っていた)

私が好きな漫画作品のひとつとしてゴールデンカムイを挙げたら、「でもあれ男ばっかり出てきますよね…?」と言っていて、筋金入りだった。
ゴールデンカムイは確かに男ばかりだが、一部分で実質百合みたいなところがある。後半は漢だらけでドロドロお嬢様学園みたいな展開をずっとやっているので、唾を飲み込む音が止まらない。作者自身がゴールデンカムイは少女漫画と言い切っていただけあって、萩尾望都みたいな世界観も見受けられ、美しい。
読んでくれたらいいなぁ。


明日はお休みなので、おもしれー女が勧めてくれたホラー&スプラッタ映画を家で見る。

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