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Björk の『Post』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Björk の『Post』を聴いてみた編をお届けします。

不穏で重厚なクラブサウンド、繊細なエレクトロニカ、幻想的なストリングスで入り乱れる静寂と破壊。

美しく奇妙なBjörk独自の世界観に誘われる一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1. Army of Me

何かが爆発した…!邪悪なクラブ。威嚇的な重低音、ビート、迫力がある。0:51〜バックトラックも歌のメロディもミステリアス。空気多めでハスキーな歌声が、時にざらつきながらも、ビートを掻き分けていく。中毒性高い…繰り返される同じ言葉。何だこのメロディ…。ずっと変な気持ち。赤と黒。

2. Hyper-Ballad

繋がって始まる。細かくリズムが刻まれている。歌声さっきより若返っている感じがする。電子音がポヨンポヨンで神秘的な音。1:20〜悲痛な叫び。ハスキーな声で感情込めて歌われるとヴッ…ってなる。泣いているように聞こえる。歌が上手い。2:46〜ダンサブルになる。美しいストリングス。

3. Modern Things

Björkの曲を聴いた時にしかならない、この奇妙な気持ちはなんだろう。ミステリアスな世界観に飲まれている。歌声が女神。1:30〜ここの力強い歌声、圧倒的すぎる。何でもいうこと聞いちゃう。3:00〜野生的な雄叫びの数々。美しく、逞しい。それが恐ろしい。「Tahiiiiiii〜〜(なんて言ってるんだ?)」の高音が耳に残る。最後バグりまくって終わる。

4. It's Oh So Quiet

急に穏やか。ずっと「シー!」って言われる。声をひそめているのが可愛いらしい。楽しげジャズ。ガーシュイン風ジャズというらしい。お茶目。1:30〜ずっと「シー!」って言ってたのに、急にイカつい声で歌い出したり、「ワーーー!!!」とか「ギャーーーーー!!!!!」とか叫ぶ。情緒がジェットコースター。狂気じみている。ミュージカルみたい。歌というか台詞。歌詞の世界観もシュール。

5. Enjoy

この暗さと凶暴なビート、全然「Enjoy」じゃなくて面白い。ダークヒーロー感ある歌声が無敵。格好良い。声の方が遠くて、ビートがゴリゴリな感じめっちゃ格好良い。強そう。3:24〜どんどん凶暴になっていくビート。トランペットが獣みたいな音出してるし、どこかしらに猛獣が潜んでいるヒリヒリ感。

6. You've Been Flirting Again

一変して歌声と静かなストリングスだけの空間。歌詞が不穏。どんどん歌声もストリングスの音も大きく、感情的になっていくのドキドキする。スッキリしない、モヤがかかった状態で静かに終わっていく。なんだなんだ…

7. Isobel

ストリングスの音から始まり、次第に民族的なリズムがドタバタと侵略していく。怪しげ。1:20〜美しいストリングスがまた現れてくれるの良い。歌詞が不思議…一体どういう意味なの…?ひたすらミステリアス。3:50〜民族的なリズム、サウンドと美しいストリングスって共存できるんだ…!ずっと奇妙な、変な気持ち。気持ち良い。 

8. Possibly Maybe

電話の呼び出し音…?壊れかけな感じ。歌声が深く響いている。わざわざ洞くつの中に入ってボーカル録音をしたって本当…?こだわりが凄い。あまりにも怪しげ。低音が効いている。スローテンポでよりビートの一発一発が効く。4:00〜もう戻ってこれないところまで来ちゃっている感。甘くてドロドロしたところに漬け込まれている。

9. I Miss You

アコーディオンの音…?パーカッションが愉快。原始的で民族的。歌声のこの部落のリーダー感、統率するハスキーボイス格好良い。1:51〜感情的でアグレッシブな雄叫び、ゾクゾクする。2:00〜ホーンが登場…!?ちょこちょこ音がバグる。原始的だけど、デジタル。ラストに向かってお祭り騒ぎ。カーニバルみある。

10. Cover Me

美しくミステリアスなハープの音色。不思議な世界に迷い込んだみたい。なんだか日本ぽい。…と思った瞬間にはジャングルを感じる。鳥飛んでる…?ここは何処なんだ…

11. Headphones

繋がって始まる。ジメッとした暗さがある。歌声は前の曲からずっとヒソヒソ声。2:31〜音が丸くてポコポコしている。歌声も言葉というよりは音として機能している。声がこだましたり、色んなところから声が飛び出してきたりしてBjörk大量発生。まるで夢を見ていたんじゃ無いか…という浮遊感で終わる。


エアメールの封筒を模している衣装、素敵…!

Björk(1965年11月21日- )はアイスランド出身の歌手、女優。ロックバンドのThe Sugar Cubesのメインボーカルを経て、1993年にアルバム『Debut』でソロデビューした。2000年には主演映画『Dancer in the Dark』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最優秀作品賞)、最優秀女優賞を受賞した。
本作は、1995年に発表した3作目のスタジオアルバム。


ずっと不思議な夢を見ているみたいだった、変な気持ちだった…

ある言葉がもう少しで思い出せそうなのに思い出せない、みたいなそんなもじもじムズムズする感じの…難しい…!!

奇妙だけど美しくて、たくましいのに繊細で、親しみ深いのに気高さもある。

Björkにしかできない音楽でした。禍々しいクラブサウンドがめっちゃ格好良かった!

ミュージカル風の「It's Oh So Quiet 」の演技力?歌声の振り幅が強烈で印象的でした。

主演映画の「Dancer in the Dark」ずっと観たいと思っているのですが、二つの映画のサブスクに入っているのにそのどちらにも無くて悲しい…ずっと観たい…

数年前からずっとあらすじやネタバレを見まくっているので、内容はなんとなくわかってしまっているのですが、いつか必ず見ます!!!

ア〜台湾遠征で一週お休みしていたので、ちょっとソワソワした〜!!また今週からは何事もない限り毎週お届けしていきます!

まだまだカリスマボーカル編やっていきます!


次回は Prince の『Sign 'O' the Times』を聴いてみた編をお届けする予定です。

最後まで読んでくださり、有難うございました。

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