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心の道標|迷った時に戻る場所をつくる。

何かに迷った時、自分がわからなくなった時、正体のわからないモヤモヤが心に潜んでいる時。

そんな時、一旦ここに戻る。

そういう場所を作っておくと、ちょっと気持ちが楽になることに最近気づいた。


気づいたきっかけはある本。

私の大好きな作家さんである、森沢明夫さんの『水曜日の手紙』。

『水曜日の手紙』森沢明夫

その中にある言葉が今、私の心の道標”第一弾”になっている。

・自分の心に嘘をつかない
・良かれと思うことはどんどんやる
・他人を喜ばせて自分も喜ぶ

これは物語に出てくる登場人物の一人が大切にしていること。

普段過ごしていると、現実的に考えるとこういう理由で難しいから、本当はやりたいけれどこういう理由でやらない方が誰かのためになるから、そうやって「やらない理由」が自然とできてしまっている気がする。

何かに迷った時、いや迷う前に、自分の心、素直な心に向き合うことが第一優先事項なんだと、そこに立ち戻ればシンプルに考えればいいんだと、気付かされた。

自分のやりたい、これをやったらいいと思う、そういうものはたとえそれがうまくいかなくても、どんどんやってみること、行動に移すことが大切なんだと。迷っている暇があればやってみよう、とシンプルに思える。

たとえそのベクトルが自分に向いていなくたっていい。自分のためにやりたいことももちろんあるだろうけれど、誰かのためにやってあげたい、と思うことだってある。それで結果、その喜んでくれている姿を見て、自分が喜べれば万々歳じゃないかと。


このたった3項目が私のもやっとしていた心をすっきりシンプルにしてくれた。


人生をいちいち深刻に考えている奴は深刻な人生を送ることになるわけだし、人生なんて遊びだと思って楽しく考えていたら、人生そのものが遊びになるわけじゃん?

これもある登場人物の言葉。

うわぁ、これまさに自分だなぁと心に刺さりまくった。

こうなったらどうしよう、これをやったら周りからどう思われるだろう、将来のためにはこれをやらないでおいた方がいいんじゃないか、などなど。私の頭の中は常にフル回転。

それがもちろんいいように転ぶことだってあるけれど、心はしんどい。

人生なんて遊びだと思ったら、という言葉になんだか少し心が救われた。

深刻になりがちな私に、大きな光を、戻るべき場所を与えてくれた。

「遊びだって思えばいいじゃん」

この一言だけ聞くとそんな甘いもんじゃない!なんて意見もあるかもしれないけれど、深刻に考えすぎちゃう私にとっては、この考え方が大きな救いになる。

もしまた迷ったら、考え込んでしまったら、ここに戻ってこよう。

人間っていう生き物は、ちょっと賢すぎるから、ついつい頭で損得ばかりを考えて行動しちゃって、その結果、後悔することが多いんだって。

大切なのは、頭じゃなくて、心に従って行動すること。そうしていれば、物事がうまく行っても失敗しても、後悔することはないんだよって。

これは最初に引用した3つの項目と似ているかも。

「心に従えば後悔することはない」

そんな教えを常に心の片隅に置いて、ことあるごとにこの引き出しを開けよう。



すぐ辛くなってしまう人、考えすぎちゃう人、心があまり強くない人、にとっては少しの救いになったら嬉しいです。そしてぜひこの本を読んでほしいです。

あなたの心の道標にもしかしたらなるかもしれません。

もしこの本が道標にならなくても、どこかに戻ってくる場所を教えてくれる本や作品、人がきっとあると思います。

私と一緒に探しましょう。そしてぜひ見つけたら共有してください!


今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
また読みにいらしてください🌷


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