"マネージャー"と"リーダー" まずは言葉を正しく理解することから。
こんにちは、suzuです。
"最高のチーム"を増やすために、現在私が参加しているマネージャーコミュニティのミラマネのプログラムからの学びを綴っています。
初回は「マネージャーとは?」「マネージャーとリーダーの違い」について課題図書と講座から学んだことをまとめていきます!参考にいただけると嬉しいです。
今回の課題図書
今回の課題図書は「ナディアが群れを離れる理由―変われない組織が変わるためのリーダーシップ」です。
本書の概要
本書は寓話の形式で組織のあり方について語られます。主人公はミーアキャットの群れの一員ナディア。彼女の属する大きな群れに訪れる"危機"からストーリーは始まります。
彼女の属する群れは管理が行き届いた組織である一方、官僚的で変化に適応して素早く動くことができませんでした。
ナディアは自分の属していた群れを離れ、イノベーティブでエネルギッシュな組織運営をしている群れと出会います。ただ、この群れも人数が増えると同時に、無秩序な状態になり崩壊寸前となります。
そこでナディアは元々いた群れの強みである「マネジメント」ともう一つの群れの強みである「リーダーシップ」の両方を組み合わせる仕組みを作り、危機を乗り越えます。
本書や講座より気付きや学び
1.言葉を正しく使うこと
皆さんは「マネジメント」と「リーダーシップ」、「マネージャー」と「リーダー」これらの言葉を正しく説明できますか?
本書では「マネジメント」と「リーダーシップ」について以下のような機能であると書いてあります。
そして、講座では「マネージャー」と「リーダー」について以下のように学びました。
つまり、「マネジメント」と「リーダーシップ」はスキル・機能であり、「マネージャー」と「リーダー」は役割であるのです。
そして「マネジメント」と「リーダーシップ」は全く違う機能のものであるが、組織を強くするにはどちらも欠かせない要素であることが分かりました。
2."マネジメント"と"リーダーシップ"のいいとこ取りの組織とは?
ナディアの元々属していた群れのように、一定規模の大きい組織になると管理の要素が強まり、素早く動くことが出来なくなるケースが見られますよね。皆さんの組織はいかがでしょうか?
変化の早い時代において、組織が大きくなり複雑化しても、要求には効率的に確実に対処しながらも、スピード感を持ってイノベーティブに対応することが求められます。
本書では、"マネジメント"と"リーダーシップ"のいいとこ取りの組織を作るには以下のようなプロセスで機能すると書いてあります。
まずはチャンスに対する危機感を高め、チャンスを掴みたいと危機感を持った人々のグループを作る。このグループが戦略的なビジョンや取り組みを形作り、小さな成功体験を生み出す。この成果を維持できるように変化を組織化していく。
"マネジメント"と"リーダーシップ"の全く異なる2つのシステムが緊密に連携して機能していくプロセスによっていいとこ取りの組織は出来上がるのです。
3."マネジメント"と"リーダーシップ"は「スキル」でありメンバーにも求められる
実は、本書の主人公のナディアは「群れの筆頭リーダー」ではありません。状況の変化を捉え違和感を無視せず「真の課題はなにか?」に向き合い、圧倒的なリーダーシップを発揮した結果として群れを変えることができます。
マネージャーは「タイミング」と「メンバーの特性」に考慮し、メンバーに"マネジメント"と"リーダーシップ"を発揮させる必要があります。
そのためには、2つの土台が揃っている必要があります。
①タイミングを誤らないためには、会社の組織全体として経営層や上司が考えている方向を正しく理解すること
②メンバーの特性を活かすためには、メンバーのことを正しく理解すること
つまりマネージャーは、経営層や上司の考えや期待値として組織として今何が求められているのかを把握し、メンバー特性を活かしたチーム運営ができるように個々とコミュニケーションをとっていくことが大切なのです。
まとめ
"マネージャー"の皆さんは役割として、マネジメントを行う必要があります。しかし組織の状況によってはリーダーシップの割合を高めるかどうかの判断も必要です。そして"マネジメント"と"リーダーシップ"はメンバーにも求められることであることが分かりました。
"最高のチーム"を目指すために、
・上司との、期待値のすり合わせができているのか?
・チームが活性化するために、メンバー理解をするためのコミュニケーションが取れているのか?
この2つから振り返り、取り組み始めてみてはいかがでしょうか。
ミラマネのnoteでも輪読会の様子がアップされていましたので、ぜひこちらもご覧ください!各チームによってディスカッションテーマが異なっており、とても興味深い内容となっています。
最後に
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