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美女と野獣とサンナミ2

 続き。

美女と野獣といえばバラ。
この物語は、老婆の差し出した1本のバラによって物語が始まる。ベルと野獣はバラによって結び付けられる。

ワンピースにおいて、サンジの冒険の始まりはバラティエだ。そしてバラティエの由来は「薔薇亭」
SBSで尾田さんが語っている。

このバラティエでサンジはルフィ達に出会う。
つまりナミと出会ったのもバラティエ
現状、このバラティエに来た描写のある女性キャラはナミだけだ。

アニメではちゃんとバラを用意しているサンジ。

それにしても、このバラ、ナミは受け取ってあげたのだろうか…。
1本の赤いバラの花言葉は「一目惚れ」「私にはあなたしかいない」である。


・イラストのリンク

以下、6巻の表紙絵と、618話の扉絵である。
私は、この2枚のイラストはリンクしていると考えた。

リンクしている点は以下の3つ。
タイトル「誓い」⇄「プロポーズ」
サンナミの持っている2本のフランスパン
どちらにも描かれているバラ

もう最初に書いてしまうが、
6巻の表紙絵で4人がいる場所は、おそらく、というかほぼ確でフランスのシャンボール城(の二重螺旋階段)だろう。

これは美女と野獣のビースト・キャッスルのモデルになった城である。だから、ウソップがバラを咥えているし、ゾロの後ろにもバラが描かれている。
調べるとすぐに出てくるが、本当にそっくりだ。

 余談だが、TBのモデルはフランスのモン・サン・ミシェルである。またフランスである。
美女と野獣を見ていただければわかるが、呪いが解ける前の城は、TBの外観にとてもよく似ている


 また、618話の扉絵はあくまでも予想だが、
・赤い屋根の家にナミがいる(≒住んでいる)
・町の賑わっている様子
これらに美女と野獣を結びつけて考えると、参考にしたのはベルの住むヴィルヌーヴの町ではないだろうか。

 次に、フランスパンについて。


実はフランスパン、ベルの登場シーンで流れるミュージカル・「朝の風景」の1番に出てくる。

歌詞がこちら。

いつもと同じパン屋さんがパンを売りにくる
毎朝 同じ顔ぶれだから
みんなおなじみ

『おはようベル』
『おじさんおはよう』
『どこへ行く?』
『本屋さん。すてきなお話を読み終わったの。豆の木こわい鬼の…』
『それはよかった。マリー!フランスパンを!早く』

「豆の木」と「こわい鬼」。
空島とTBでそれぞれ出てきた。

それから、2番にこんな歌詞がある。
本屋とベルの会話だ。

『新しい本ない?』
『ハハ、そんなに早くこないよ』
『それじゃいいわ』

『ええと今度はこれにする』
『これかい?もう3度目じゃないか』
『でも好きなの。遠い国で決闘や、魔法や、変身した王子さま

『遠い国で決闘や、魔法や、変身した王子様』というのは、ジェルマ66のことではないだろうか?
 サンジ達はジェルマ66に変身して戦うし、王子様である。
ジェルマは代々「科学の国」。
そしてナミの天候棒は「空の科学」と「ウソップの技術」により、「魔法の天候棒」になった。
魔法≒科学
とのつながりが出来た。

それに、WCIでジャッジとサンジは決闘をしていた。

 

ところで、ノースブルーの絵物語には、これまで「うそつきノーランド」「海の戦士ソラ」が登場している。ナミは、「うそつきノーランド」は知らなかったが、何故か「海の戦士ソラ」については知っていた。

同じイーストブルー出身のウソップは、どちらも知らない。
何故ナミは「海の戦士ソラ」だけ知っていたのだろうか?
トラ男のように熱烈なファンだったかは別として、名前を知っており、本が好きなナミであるので、読んだことのある可能性は高い。

 それに、
・海兵のベルメールに育てられた過去
・子供を助けようとするたしぎの眼差しに弱い
PHでウソップに語る姿を見ていると、ナミは正義のヒーローが好きなのかもしれない


 

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