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ナミのモデル

当記事ではずっとナミとベルのリンクについて触れて来たが、私の中で別の仮説が立ったので、今回は新たなナミのモデルについて考察していこうと思う。
ちなみに、ベルの要素も野獣の要素もナミとサンジに含まれているので、予想のモデルの変更ではなく、追加である。


そのモデルとは、美女と野獣の「フィフィ」と、スウェーデンの女優バベット・バルドーである。

まず、ナミ≒フィフィの前に、サンジ≒ルミエールのリンクについて軽く触れていきたい。

①女好き
②給仕担当で紳士
③どちらも燃えている
④機転の効く性格

最終章で美女と野獣オマージュの話があることを仮定して話を進めていくが、共通点から考えてサンジはルミエールと似たようなポジションを予想している。
ルミエールはベルをもてなし、助ける存在であり、女性のピンチに駆けつけ、もてなすサンジにピッタリである。
そしてこのルミエールのセクシーな恋人こそ「フィフィ」なのである。

では、どうしてフィフィ≒ナミと考えたのかを書いていく。
まず、96巻の巻頭カラーのナミの服装に注目した。
1人だけモノクロの服を着て、頭には青いバラを2つつけている
私はこのナミの服装に対し少し違和感を感じた。
ルフィとチョッパーはカラーの洋服だし、ナミもカラーの服を着たほうが自然ではないだろうか?

他の扉絵を見比べても、ナミが1人だけモノトーンカラーを着ているというケースは非常に珍しい。
そして気になるのが青いバラだ。

青いバラはサンジと結び付くアイテムである

左側はWCIを示唆した扉絵だし、右の扉絵のタイトルは「プロポーズ」で、どちらも結婚に結び付く
そしてこれらの扉絵のサンジは、2枚ともナミのことを見ているのだ


続いて、これがディズニーアニメ版のフィフィだ。
先ほどのナミの服装によく似ている。

また、ワノ国のナミが錦えもんにくの一にされた時も、肩から胸元にかけて、フィフィと露出の仕方が同じである。

これだけでは材料が足りない。
共通点の2つ目は「複数の呼び名があること」だ。
実はフィフィにはフェザーダスターフィフィ愛称)、バベットプリュメットという4つの名前がある。

ナミの出生は明かされていないが、戦争孤児で拾われた経緯から考えるとおそらく本当の名前があるだろう。
ナミナッちゃん、ナミさん、泥棒猫、魔女+本名と、呼び名が複数ある。

この説に辿り着いたことで、何故ナミのイメージ国はスウェーデンなのか?という疑問にも答えを出すことが出来た。
フィフィの名前の一つである、バベットというスウェーデン人の女優がいる。
フルネームはバベット・バルドーだ。

バベットは「世界で最もセンセーショナルなエキゾチック・エンターテイナー」と謳われるほど魅惑的なルックスと素晴らしいプロポーションを持った女優だ。

彼女はバーレスクダンサーであり、舞台でストリップすることもあった。
バーレスクダンサーを簡単に説明すると、
かつての紳士淑女の社交場「キャバレー」でのショーレビューに出演するダンサーのこと。
バーレスク』『ポールダンス』『ショーガール』という3大セクシーダンスのほか、衣装や仕草で観客を魅了するパフォーマンスを行う。

私の記事では何度も触れている事項だが、キャバレー=ムーラン・ルージュ=サンジに結び付く。


バベットは路線がアダルト系なので深くは触れないが、ナミの日頃の露出やお色気シーン、幸せパンチの由来がこのバベットなら、設定として非常にしっくり来る。

実際に、アラバスタ編でナミは踊り子の格好をしていたし、風呂では男たちに幸せパンチをした
サンジはワノ国の湯屋でも幸せパンチで鼻血を出している。

この服を調達したのはサンジである。


余談だが、1998年にリリースされたホームビデオ・美女と野獣の番外編「ベルのファンタジー・ワールド」では、

・フィフィとルミエールのエピソード後半にて「助けてーーー!」と大声で助けを求めるルミエール



・フィフィへのラブレターがなかなか書き上がらないルミエール

タイトルは「大切な人に手紙を」。右上にさりげなく置いてあるみかんと羽ペンから、宛先はおそらくナミだろう。
なかなか書き上がらない様子。


など、サンジにリンクする場面が多数ある
ワンピースの連載開始は1997年だ。
ディズニー大好きな尾田さんなら、おそらく番外編も履修していると思われる。

サンナミ好きは美女と野獣本編と合わせて、TBやWCIでどの部分がオマージュされているかを楽しめるので、かなりオススメ。


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