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住みたいなあと言い続けていたら


率直に、結末だけ最初に。

このたび、道東地区 浦幌町へ引っ越すことが決まりました!!

わーーーーーーーーい!!!

自分が読んできた本の一節をちらりと借りながら、近況とともに経緯を綴っていこうと筆を執りました。
赤裸々に話していますがすこしだけ、お付き合い頂けたら幸いです。

〇私が移住を決めたきっかけ

元々「北海道に住みたい!!」と言い続けていた私ですが、移住を決めた1番の理由はただ単純に

" 吸い込む空気が2倍に感じられたから " です

それだけで決めたの??
って感じですが、それだけなんですよね。笑
色々そこに繋がって他にも挙げられるけど、『決め手』となるとそこだったんです。
当たり前だけど生きていく上で、必要で。
当時その場所で生きていくための私の決断として、息が吸える、ゆとりがあることは最大項目でした。

準備万端!さぁ住むぞ!働くぞー!!もありですが。
のんびり平和に、ただそこで生活がしたい、な移住もありかな〜と。

〇移住の問題

__「いつかは来ない」と知った。お金に余裕を持ってから、では遅かったの。思ったその日その瞬間動いておけばよかった。どんなに不完全でも、不完全のまま動くしかなかったのよ。
__必要なものは現地調達するしかない。拾いながら走って行くしかない。扉を叩きに行くしかない。どうやら人生は、そういうもののようです。

20代で得た知見:5

私が初めて理想を口にした2年前。
たくさんの人のやさしさと想いに触れてよりいっそう移住の意欲が高まっていたとき。

(↑えいふうさんと小松さんが推してくれてて密かにずっと嬉しかった…)

***

東京に帰った私の周りには、言葉を選ばずに言ってしまえば、なかなかとっても現実的で、保守的で、親切な心配性が多くいまして。


「金銭面が」「奨学金返済が」「友達も居ないのよ」
「棲む場所は」「仕事はあるのか」「生活していけるのか」……


耳が痛いほど聞いた言葉です。そりゃあそうだよねえ。
心配してくれて嬉しいのだけど。

今聞かれたら、仕事、案外たくさんあるんだよ~~!となりますが2年前の私、縦も横もななめも繋がりがなくほんとに何も情報を持っていなかったので(確かに…)と一旦踏みとどまって、一度は東京で就職をしてお金を貯めてからにしようと東京ステイを決意。

…(私が今そう思えている頼れる仕事メディアはこちら↓↓)


結論。引用にもあるとおりです。私はお金に余裕は生まれなかったし、身体は盛大に壊すし良いことなしでした。笑

お金はあるに越したことはないですが、すぐ飛び込んでみることを選択して、現時点で後悔はないです。わくわく。

昔いつかの配信ききながら描いてたものを発掘。
ドット道東のお世話になってるおふたり。


〇無彩色な世界での生活

少し暗い話になってしまいますが。東京ステイ期間私が何をしていたかといいますと。
the就活!リクルートスーツ身に纏ってばりばり!という程の活動もせず、決まった職も長続きせず。
新卒早々そんな生活、色がないような生活を送っていて、身体も思うように動かずただ息をするだけの毎日でした。

ずぅっとお世話になって気にかけてくれていた方々にも連絡を返せない日々。
これはまずいと思い、体調が戻ってきてから関東チェーンの書店で働きはじめました。

本に囲まれて仕事をするのは本当に楽しくて!オアシスのようでした。
安定とも取れる生活をしていましたが、その反面毎日がその繰り返しで
生きることを楽しんでいるか?
と聞かれると、素直に全力でうなずけない自分がいました。

徐々に身体が先に耐えられなくなって声を失くし、
喉から平泉成さんが代わりに喋ってくれているような声と簡単な手話での生活をしていて、いろんなことに関して麻痺し始めたとき。
あるイベントのお誘いをいただいたんです。

〇やっぱり理想は諦めたくなかった

私思うんだけど__何もかもあきらめなくても、いいんじゃない?

ひと / 小野寺史宜

突然ですが、私とかしこさんで活動している無拠点本屋さん『本屋つむじかぜ』なるものがありまして。1回目を2022年3月に浦幌で開いたんです。


あれから約1年後。
「つむじかぜリターンやらない?」と連絡してくれたのが小松さんでした。
そのとき既に声は出ない状況でしたが、もはや反射でやります!!と答えていて。
久しぶりに胸が沸き立つ感覚がしました。

かしこさん、小松さんの縁を繋いでいただき、上川町地域おこし協力隊のあっちゃんが主催している本と珈琲と〇〇という、道内各地で開かれている素敵なイベントのひと編みにお誘いいただきまして
初めての道東開催『第7編 本と珈琲と癒し @ ハハハホステル』に、本担当でつむじかぜの出店が決まりました。


心躍る大捜査線でした本当に。🕺🕺🕺
いろんな出店者さんたちと一緒に創る初めてのイベント、楽しかった……

その日、生活していく上で自分が ”楽しい” を原動力にして生きていきたいと思っていたことを思い出したんです。

これまでは事前完璧主義の重たい足枷が邪魔をして硬直してしまっていて。
周りの期待とか裏切ったらどうしようとか。
評価ばかり気にして、自分の意見はほぼ存在していない状態。

時代のせいにはしたくないですが、
流行り病のせいで制限されて単調な生活をしているうちに、「考える」ことを放棄して
全然中身のない自分になってしまっていることにも同時に痛いほど気付いてしまいました。

photo by あっちゃん


浦幌に降り立って深呼吸をしたら、2倍に感じた空気が久しぶりに身体を巡って脳に届いて。
滞っていたものがゆっくり動き出す感じがして頭がすっきりした感覚を、この先忘れちゃいけないと漠然と思ったのを覚えています。

そしてなんと言ってもあら不思議!?浦幌に滞在していた途中で声が出るようになったんです笑
もうほぼそこで、あ、ここに住めって言われてる?そういうこと??って思っちゃいました。単純ですよね。(嬉)

〇知り合いが増える、広がる

移住に関しても、北海道という土地を楽しむためにも、これが本当に大きかったんです。
初めてひとりで道東へ向かったときも、不安全開の私に、ドット道東のしげのざさんが

「知り合いを増やす感覚で来たら良いよ!」

と言ってくれたのですが。
まだひよっこの私がおこがましいですが…
本当にその通り…!!

いろんな人と出会って、知り合いが増えると
おもしろい活動、自分の知らなかった界隈、
思わぬところで点と点が繋がったりします。

それによって、自分に選択肢が増えることが私にはとても魅力的に映ったんです。

どれを選ぶも自分の自由でした。
「選択できるってすごく良いことだよね」と言ってくれたありささんの言葉と、
イベントのときにあっちゃんが話してくれた、蝦夷丸さんの言葉をお借りするなら、「それを正解にしていくのは自分」
とは、こういうことだなぁとひしひし体感しています。

なので、同じアクティブでも私は道東を選択したい。
浦幌で、挑戦したい。

どこか第三者目線で見ているというか、自分事に捉えられていなかったところから、
自分の人生をちゃんと自分事として考えるきっかけをくれた浦幌で、頑張っていきたいと決めました。

紆余曲折を経て、いろんな人に出会って繋がって。挑戦できる楽しそうな環境に在ることがとてもありがたいです。

そしてまたまたありがたいことに、浦幌でのお仕事の中でも、本に携われることが決まりました!たいへん嬉しい限りです…!!
それに関してはまた後日……☺︎

そういう誰かの「かいしゃく」とは関係なく、わたしは楽しく暮らしている。

わたしの美しい庭 / 凪良ゆう

○さいごに

なにもなくて言わば空っぽ感覚だった私から『理想』を引き出してくれたドット道東

ここでの生活なら出来るかも知れないと思える場所と出会えて、実際に受け入れてくれた小松さん。
(ずっと気にかけてくれてて本当に感謝です…)

他にもたくさんたくさん貰った分、いつか自分も誰かにとってのそういう存在に、一緒に歩いていけるようになれたらいいなと思います。
ひよっこ風情が、なんか大きいこと言ってますけど。

私は東京都の端っこ出身、ほぼほぼ北海道に縁もゆかりもないただの一般人でした。

ただ本が好き、自然が近いところで暮らしたい、道東に惹かれた、住みたい!と言い続けてたら、なんと住めることになりました。
理想ひとつ実現しちゃった!うれしい〜〜!
私、これから住所書くとき東京都じゃなくて北海道はじまりになるんだぁ……と、にこにこしています。笑

と、いうわけで。楽しむぞ〜〜〜!
写真もたくさん撮るぞ〜〜!!
北海道のみなさん、よろしくお願いします!お世話になります!!

今回も長々と、拙い文章にお付き合いありがとうございました🌷

(カップの中、珈琲と見せかけて実はお味噌汁。)

◌ 追記!
移住して4ヶ月経って、どんな暮らしをしているかも綴ってます!
よかったら覗いてみてください👀めっちゃはじけてると思います。笑

〇追記の追記!


約2年越しに移住の理想が叶いました💫

2年前に口に出した『本屋さんをやりたい!』という理想の実現に、着々と進んでいます……!!すごい。すごい!!
自分で言うのもあれですが、激アツ展開です。🔥笑

この記事にも書いていた、
「浦幌でのお仕事の中でも、本に携われることが決まりました!たいへん嬉しい限りです…!!それに関してはまた後日……☺︎」
の種明かしをします🌱

十勝の帯広と釧路のちょうど真ん中。
浦幌町で、雑貨も置くブックカフェをオープン予定です📖
そしてそして、私は店長としてお店に立ちます!!
実際に、本屋さんとして本に携わることが決まりました◎

このエピソードや、お店の存在をもっといろんな人に知っていただきたく。
そのきっかけとして、クラウドファンディングに挑戦します!🔥

お店に対する思いなど、プロジェクトページにて綴っておりますので、ぜひ読んでいただけますと幸いです!◎

プロジェクトはこちらから!👇👇


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