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なんの意味もないけどふと思ったこと

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伝統のような起源のようなものがないとふらふらして落ち着かなくなる

伝統のような起源のようなものがないとふらふらして落ち着かなくなる

近代になり文化や精神が失われたが、それらへの哀惜が反転して正統に押し上げられたものが伝統だ。

言い換えれば「過去」を失うと、個人や集団はidentityを失う。

根無し草。

それを防ぎ、「偉大な過去と繋がっている」という思いが伝統を作り上げた。

アメリカの福音派、イスラムの過激派、イスラエルの超正統派等々、伝統に忠実でありたいと思う人たちによって構成される。

忠実さはidentityの喪

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これまでも意図的に作られて守られてきたのが"伝統"

これまでも意図的に作られて守られてきたのが"伝統"

"伝統"はそのプロセスが便利さや経済価値がなければ継続できない。

宗教的文化が"伝統"を維持しているのは内部と外部の間で集団の主観が成立しているか、共通の価値観が成立しているか。

"伝統"は社会慣習を拠り所とする風習や制度に依存していることが多い。

継承される多くは外部の変化にレジリエンスを発揮できなければ継続的な実用性を失う。

経営力が問われる職人技や老舗という信頼性やブランドを継承する

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では、人類以外の「善」とは何か。

では、人類以外の「善」とは何か。

伝統はなぜ素晴らしいのか?

「伝統的」という言葉には「100年以上継続して伝承されてきた」というニュアンスが含まれるようだ。
100年以上となると最低3世代の継承が必要。
3世代となると「自分のやり方」みたいなのをやりたくなる人も出てくるはず。
そこをグッと堪えて師のやり方をそのまま受け継ぐ。

日本は「伝統工芸品」と「伝統的工芸品」の2つがあるようだ。
要は経済産業省が認めるかどうかで、後者が

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