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自分の機嫌の取り方を考える|それは身につけるべき"技術"

こんばんは。haruです。

最近、私の好きな映画監督さんがSNSで自分の機嫌の取り方についてお話されていました。
どういった内容か軽くまとめると、その方は「自分の機嫌の取り方を沢山蓄えていて、気分が沈みそうになったときはそのうちの3つくらいを実践している」というお話でした。

自分の機嫌を取る方法は自分で見つけなければならないというのは、今まで私も度々感じていました。私もそれなりに試行錯誤して見つけてみてきたものの「蓄えたものをいくつも実践する」という発想に新鮮味を感じたのです。

今日はその発見を踏まえて、新しい視点、別の視点で見直してみようという試みです。

前置き

私はいくつかの記事でも書き記していますが、双極性障害、いわゆる躁うつ病を患っています。(記事を書くにあたって、一部病についての描写があるという点はご容赦ください。面倒な場合は「気分にも段階がある」以降からお読みください。)

自分の機嫌を自分で取ることは、通っている心療内科の先生も事あるごとに「病気でない人にも必要な技術である」というお話をよくされています。

ですので病気か否かは関係なく、現代を生きる私たちが身につけておいて損はないストレスへの対処法の部分のみでも、参考にして頂ければ幸いです。


気分にも段階がある

まずは普段実践している行動を一旦紙に書き出してみました。

すると、「今日は気分が沈んでいる」の沈んでいる程度には段階があり、その程度によって実践する機嫌の取り方に変化が現れるということに私が意識を向けられていなかったという点に今更ながら気が付きました。

第一段階では、沈んでいる程度と原因を3つに分類してみます。

過度なうつ状態

極度に気分が沈むときは「身体的な疲れ」と「精神的な疲れ」が重なったとき訪れることが多いです。

例を挙げると、
・部屋から出ることも出来ないのに、うろうろしたり何かしようとしてしまう(落ち着きがない)
・勝手に涙が出てくる
・身体的な変化(微熱、頭痛、倦怠感)
・精神的な変化(生や死について考える)
こういった変化が著しく現れます。

軽度なうつ状態

この場合は「身体的な疲れ」と「精神的な疲れ」、どちらかに重心が傾いたときに現れます。

・少し動くことすらものすごく億劫
・ぼうっとする時間が多い

軽度なときは過度なうつ状態のときとは打って変わって、とにかく動くことが億劫です。近くにあるものを取ることすら時間がかかり、ベッドの上から最小限の動きでなんとかしようとしますが、限りなく諦めてしまうことの方が多いです。

気分が沈んでいる状態

これは多分、人が「今日は疲れたな」と感じる感覚に近いと思います。

・何をするのも面倒
・人に会いたくなる
・誰かと話したくなる

お風呂に入るのも面倒だし「もうこのまま寝たい〜」という感覚。


私が自覚する症状は大体こんな感じです。
これに対して、様々な対処法を考えたり教えてもらったりして実践してきました。

実践してきた対処法

私の対処法は家の中で出来ることの方が多いです。

基本的には、丸一日布団の中から出ないか、寝るか、泣くこと。
ちなみにこの方法はうつ状態への対処であって、かなり具合が悪いときの方法です。

それ以外で気分が落ち込んでいるときは、
・お気に入りの映画を無限ループ
・YouTubeで動画を見る
・掃除
・インテリアを変える
・マクラメ編み
・散歩
・ドライブ
・写真を撮りに出かける
・映画を観に行く
・喫茶店に行く
・心を許せる人に会う
など、書き出してみてからこんなにも多くの方法を持ち合わせていたことを知りました。

しかし私は、今までこのうちのどれか一つか、多くても二つくらいまでしかしてきませんでした。「一つやればストレスも軽減するだろう」という固定概念があったからだと思います。

なので、いくつもやるという発想自体が新鮮でした。

自分のご機嫌取りと人間関係との繋がり

冒頭で綴った映画監督さんの言葉には続きがあります。

その続きとは、
「基本的に機嫌が悪いときってあんまりない。機嫌が悪いこと自体がめんどくさくなっちゃう」
というなんとも意外な言葉でした。

その言葉から感じ取ったのは、
・自分の機嫌を自分で取ることを既に癖付けていて、自分が気持ちよくいられるように常に自分の心やストレスと向き合うことを怠らない
ということ。

ストレスと向き合うということは、自分を大切にするということではないでしょうか。

少し話は逸れますが、自分を大切に出来ない人は他人を大切に出来るはずがない、とかよく言いますよね。
そんな風に言われると、そんなことない!と反論したくなるのですが、よく考えてみると納得出来る部分があります。

例えば私は、嫌だと感じたことでもそれが美徳だと無視して笑顔を貼り付けて頑張り続けてきたことがありました。
するといつの間にか自分の本心が分からなくなったり、分かったとしても他人にそれを上手く伝えることが出来ずに「何を考えているのかよくわからない人」というレッテルが貼られ、結果的に近寄りがたい存在として扱われた過去があります。

それはストレスを溜めるどころか、最悪他人の悪意につけこまれ、良いように使われることだってあるのです。そんな人間関係、もう最悪です。

しかし自分のストレスから逃げずに向き合い、尚且つコントロールする事が出来れば心に余裕が生まれ、そういった最悪な人間関係を回避することも出来るのではないでしょうか。


また、以前別の記事で、感情的な人は人を惹きつける魅力があるということについて思いを綴りました。

その映画監督さんの周囲は明るく見えますし(実際はどうだか分かりませんが)、フォロワーさんからの相談に対しての返答、そして返答から勇気を貰って行動した結果上手くいったことを自分のことのように喜ぶ投稿が多く見られます。

自分のストレスに向き合うことで、人と良好な関係を築くことに繋がっているとも捉えられました。

気分が回復するまで何個だってやったらいい

今回ふと目にしたSNSでの一言で、ストレス解消法への固定概念がかなり薄くなりました。

気分を回復させたいときは、その方法を別に一つに縛る必要なんて何処にもなかった

ただそれと同時に、自分が心地いいと感じることをもっと模索することも必要だと感じました。

皆さんはどんな方法でストレス解消しているのでしょう?
もっと手軽にストレスを解消するいい方法があれば是非教えてください🌸

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