iPhoneを封印して睡眠時間を確保する
前書き
朝、ふと目が覚めた直後にiPhoneで時計を確認する。
そしてそのままごろごろしながらiPhoneを触る時間、良い。
でも時計を確認した後すぐ二度寝してもっと睡眠に時間を充てていたら…と後悔することもある。
これを毎日同じことを繰り返す。
最初からiPhoneを手が届かない場所に置いて時計だけ近くに設置すれば解決では?と思われるだろう。
それはごもっともなのだが、Slackの通知が来たら内容によっては仕事せざるを得ない生活のため近くに置いておかないといけない。
だから近くに置いているのだが、冒頭に戻る。
人間の意思は弱い。
弱いから仕組みで解決するしかない。
(iPhoneを前提としているのでAndroid端末の方は今後の参考にでも流し読みしてください)
第1段階
最近のiPhone(iOS)には、スクリーンタイムという機能がある。
何回端末を持ち上げ、どのアプリを何分間開いていて、何度通知がきたかが1日or1週単位でわかる、中毒を自覚できる機能だ。
このスクリーンタイムの機能の1つに「休止時間」がある。
許可したアプリ以外は設定した時間帯に使えなくするものである。
1:00-7:00を休止時間にし、仕事で必要なアプリのみ許可した。
これで万事解決である。
ただこの機能、使ってみると分かる通り突破が容易で
アプリを起動
1回タップ
パスコードを入力
の3ステップで突破できる。
人間の意思は弱いのですぐに運用は破綻し、以前と変わらない素晴らしい生活が君を待っている。
ファミリー設定を行えば子アカウントだと1度のみ1分延長可・それ以上は親アカウントの承認を必要とするように厳しい制約をつけられるらしい。
友達やパートナーに話してこの設定を行うのもよいかもしれないけど、色々面倒くさそう。
であれば、更に厳しい制限が必要である。
第2段階
ショートカットアプリを使い、
特定の時間帯に
特定のアプリを開いたら
別のアプリを開く
ようなオートメーションを作成する。
ショートカットの作成方法
ショートカットアプリを起動
オートメーションタブを開く
右上の + から 個人用オートメーションを作成 をタップ
App をタップ
利用を制限したいアプリを選択
開いている にチェック
次へ をタップ
アクションの作成に移る
アクションを追加 をタップ
「一致するテキスト」を選択
薄い文字で「テキスト」と書いてある部分をタップ
「現在の日付」を選択
日付フォーマット=なし、時間フォーマット=短を選択
パターンには ^.. を設定
次のアクションに「if文」を追加
「その他の場合」は不要なので x をタップして削除
「一致」をタップして種類を「数字」に変更
「条件」をタップして「次の範囲内」を選択
0 および 6 ならばになるように入力 ※
「Appを起動」を追加してif文の終了の上にドラッグ (ちょっと右に寄った配置ならOK)
起動するアプリを選択する
「次へ」をタップ
「実行の前に尋ねる」「実行時に通知」をOFFにして完了をタップ
終わり
※ 0 および 6 にすると0:00-6:59まで制限がかかるので、6の部分を変更して適した時間に設定してください
開くアプリは使わないものであれば何でも良い。
自分はコンパスを開くようにしている。
最初は別のアプリを開くのではなくホーム画面に戻る設定にしたのだけど、ホーム画面に戻った後にすぐにまたアプリをタップすると壁を突破できてしまうことに気がついたので今の方法になった。
この方法であればたぶん突破できないはず。
またこの方法も解除できるルートはあるが
ショートカットアプリを起動
休止時間の制限を解除
該当のオートメーションを選択
機能をオフにして更新
使いたいアプリの休止時間の制限を解除
と第1段階より作業が増えるため、寝起きに行うには壁が高い。
これで運用していこう。
現状
私はこれで見事に前と変わらない生活を得ました。
ということはなく、思ったより効果が出ている。
1:00以降はアプリが開けなくなるので遅くともその前には睡眠に入れるし、以前は6:00前後に目が覚めてそこからだらだら…となることが多かったが、今は同じような時間に目が覚めても、時間を確認した後にすぐ睡眠に戻ることが出来ており、少なくとも今設定している7:00を過ぎた後に本格的に起きる事が多い。
いつも身に着けているOURAのデータも、この方法を取ってからは起床時間が数値的にも徐々に遅くなってきている。
数値として見えるとより効果が実感できる。
睡眠は大事なので今後も改善していくぞ😴
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