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手みやげ探しを日常のなかで

 何かの時の手みやげを、日常の中で探しておくといいとおもっています。間に合わせの土産品は、渡すのも受け取るのも好きじゃないのです。

 ちょっと前から気になっていた、からすみパスタオイルを買いました。にんにくが入っています。普段は、五葷ごくんは禁じているわけでもないし味が嫌いなこともないですが、積極的にはとりません。このくらいなら、いいかな? とおもい味見を兼ねてお買い物。からすみ屋はいくつかありますが、ここのお店は手に取りやすい価格帯のものもよく揃えているとおもいます。

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からすみパスタオイル/小野原本店

 これ1本で手軽にそれなりのパスタが出来上がりそうです。といって私はパスタと食べていなくて、パンにつけて食べたり、サラダに合わせたり、冷やっこにかけて食べました。にんにくが入っているのでガーリックトーストになります。淡白な冷やっこにもいい。難を言うなら、からすみの満足度はそれなりです。こんどはほぐしてあるやつを買ってみたい。

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ディアマンバニラ・チーズ・フロランタン・ヘーゼルナッツ/リトルベイク

 次は、焼き菓子です。これはちょっと人と会うときなどにいいかなとおもったものです。家族に会う日を控え、姉の好きなフロランタンがまず目に留まりました。他のクッキー類もおいしそう。マーガリンやショートニングを使っていないのを確認して、買いました。佐世保市にあるお菓子屋さんだそうです。自分用にチーズのクッキー。

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藍のお茶(ティーバッグ)・手ぬぐい/アイアカネ工房

 雲仙市小浜町のアイアカネ工房は有名です。質のいい藍を使った紡・染・織作品をはじめ、食べる藍シリーズなどもあり、物産展でよく見かけるのです。工房には行ったことがないのですが、ハーブティなどの食品類は手に取りやすく、買ったことがありました。

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 旅行に行くなどすると、たいていの人は土産品を見て回りますね。また、会社や知人、家族の間で贈り合うことの多いものです。そういう場合、食品が選ばれることが多く、代表的な土地の特産物やお菓子類となります。そういったものの中に、その土地で作られていないものが混じっています。
 私はあるときを境に、原材料や製造元チェックをするのがクセになって、その時に気づきました。例えば「長崎カステラ」と大きく書いてあって、製造が大阪とかそういうものです。どうして土産品なのによそで作っているんだろう。私は世間のことをよく知らないので、それを見たときはびっくりしました。

 土産品の中には、ある工場でいっぺんに作って、全国でそれぞれのパッケージを着せて売られているものがいくつかあります。例えば煎餅類や、ラングドシャのようなもので、表面に各観光地のモチーフがプリントされているものも多い。こういうのは、もらう方(私)としては迷惑としか言えません。でも、気にせず買う人はいます。気にせず喜んで食べる人だっています。それはそれでいい。

 そういうのを知ってから、土産品はより注意して選ぶようになりました。

 土産品ってわりとセンスも問われますよね。以前、あるところでアルバイトをしていたとき、出張の多い部署でした。しょっちゅう誰かのお土産といって、貰ったものをみんなで分けていました。分ける人数がそれなりの場合など、渡す方もある程度個数や包装、食べやすさなどを考慮に入れるものですが、ときどき想像力の欠けたお土産があった。
 はいこれお土産といってポン菓子を渡されたときには言葉をなくしました。ポン菓子、お米を膨らましたパラパラのお菓子…。分けるのにも向かないし、デスクで気軽に食べれるお菓子じゃない。せめて、おこしだったら。その場にいた全員が立ち尽くし、結局はその中のひとりに持ち帰ってもらいました。

 お金と時間をかけて選ぶお土産、だったら少しでもうれしいものをというのが私の考えです。

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