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A.MORIN-ショコラトリーモラン ベネズエラブラン 40%-

 南フランスのチョコレートメーカー、Chocolaterie Morinショコラトリーモランのタブレットについてのテイスティング記事です。マダガスカル産カカオ豆のホワイトチョコレートのあとにベネズエラ産カカオ豆のものを開封していて、テイスティングしたのは4月の末だったようです。ずいぶん前ですね。

 マダガスカル産のと同じく、このホワイトチョコレートもモランのリミテッドエディションです。ベネズエラ産カカオ豆を使用したシングルオリジンのホワイトチョコレートは、自社で搾油したカカオバターから作られています。

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ベネズエラプエルトカベーヨ ブラン 40%(リミテッドエディション)
コーヒーみたいな落ち着きのある深い香りと、甘いバニラの香りがいっぺんに感じられます。カフェオレのプリンや、カスタードバニラといったデザートのイメージが浮かびます。
味わってみると、コクのある甘いミルクの風味が濃いバニラアイスのよう。花の香りのついた蜂蜜の風味は喉が縮むほどの甘さ。それらが沈んで、次第にマカダミアナッツや、かすかにオレンジの風味が現れ、さらにべっこう飴の芳ばしくスモーキーな味わいに移ります。
口どけはややもったりとしつつ、水分も含んだ滑らかさ。

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 「喉が縮む甘さ」と書いたけれど、これは不快を感じるような甘さではなかったです。クラフトチョコレートというのは、だいたいどこも使用する砂糖類も厳選されているので、たまに市販のお菓子などで感じる、喉が焼けるような甘さとは違うことがほとんどです。
 ビーントゥバーのダークチョコレートなどと比べるとホワイトチョコレートはやはり甘みが強く感じられるので、そんな表現になりました。

 気温の上昇と共に、チョコレート開封への意欲がだんだん落ちてきていますが、タイミングよく(?)記事にしそびれていたベネズエラブランのご紹介でした。

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今日の「チュン」:事務所が海辺にあることから、ときどき野鳥が迷い込むことがあります。今日はすごく暑くて、窓をそんなに開けていなかったのにスズメが入ってきちゃって困りました。わりとすぐ外に出てくれたのでほっとしました(落とし物はされたけど)。

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