イトウ

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イトウ

旅先▶︎🇰🇷🇩🇪🇧🇪🇳🇱🇫🇷🇮🇹🇺🇸🇦🇺🇹🇼🇹🇼 著書▶︎ 「GERMANY(1)」https://wtoothmagazine.stores.jp/items/65904cb8d356f746fac71459

マガジン

  • 生活

    誰もが経験しそうな、誰かしらは共感しそうな、ありきたりな生活の断片集。

  • 日本

    国内で訪れたあれこれたち。

  • GERMANY (1)

    時間はあるけどお金がない女子大生の私がヨーロッパを周遊した旅行記。このマガジンでは最初に訪れたドイツのお話を綴っていきます。

  • 臺北和臺南(Taipei and Tainan)

    ノスタルジックな桃源郷「台湾(台北・台南)」のあれこれエッセイ集。各記事3~4分で読めちゃう。

最近の記事

台湾に魅了される27歳、渋谷で大号泣する。

映画好き!と公言できるほど映画を観ていないし、観た時の感想は都度Filmarksに備忘録として書いているから(良ければ覗いてみてください)わざわざnoteに書くことはいつもならしない。 そう、いつもなら。 でも今日だけは、どうしても書きたい。 「青春18×2 君へと続く道」を観て想定外の号泣と晴れやかな気分を経験したことを。 映画のあらすじは下記の通り。 あらすじをさらっと見た私は「まあ、あるあるな恋愛映画だろうな」と思った。 「エモい」と一言で済ませられそうな、「Z

    • 私を忘れたおばあちゃんへ

      拝啓 爽やかな風が心地よく、初夏を感じさせる日差しが降り注ぐ今日この頃。おばあちゃん、元気にしていますか? 二年ほど前に認知症の影響で施設へ移り住んだおばあちゃんは、一年ほど前には社会人5年目の私のことを学生だと思っていて、数ヶ月前に会いに行ったら、とうとう私が誰だか分からなくなっていましたね。 会いに行く度に私を孫と認識してもらえない辛さに耐えられず、帰り道はどうしても涙がこぼれてしまいます。 共働きの両親に代わって私の面倒を見てくれたことも忘れてしまったのでしょう

      • おっきいおばあちゃん

        自分が思いのほか「孤独に弱い」ことを最近自覚し、強制的にうるさい環境を作るために毎晩フワちゃんのラジオを初回から順に聞いている。 さっき聞いていたラジオが「6月13日」に放送された回だと気づいた瞬間、頭に浮かんだ人がいた。 父方の曾祖母、通称「おっきいおばあちゃん」。 私の記憶上、曾祖母のことをひいおばあちゃんと呼んだ記憶はない。 それは、ほかの曾祖母と呼び名が被るからではなく、誰のことも「ひいおばあちゃん」と呼ばない家に生まれ育ったからだと思う。 今回の話には出てこないが

        • 一人暮らしで人参3本使い切る

          実家に帰ると、何かしら私に持たせてくれるお母さん。 「99円で安かったから持って帰りな」と言われて今回いただいたのは3本の人参。田舎なので物価が比較的安い。にしても99円は安すぎる、2024年5月とは思えない価格設定。 ありがたく持ち帰り、一人暮らしの家の冷蔵庫に入れてふと思ったけど、人参3本の使い道が全然わからない。実家で料理をしていたころは家族分をこしらえるので意外に使い切れるし使い道に困らなかった。カレー、シチュー、炒り豆腐、ちゃんぽん風野菜炒めなどなど。 でも今は1

        台湾に魅了される27歳、渋谷で大号泣する。

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        記事

          イシイのミートボールはママの味

          某お菓子メーカーのミルクキャンディのキャッチコピーは、最近「○○○○はママの味」から「私のままでいい」に変更されていた。リズムはあのままに。時代背景を鑑みた結果でしょうか。 私はミルクキャンディが得意ではないので、ママの味=ミルキー(言っちゃった)とはならないけど、私にとっての懐かしい味ってなんだろうとふと思った。 最近一人暮らしを始めたため、ママの料理を食べる機会は減った。しかも私が料理好きだから帰省しても実家のキッチンに立ってしまい、ママのご飯を食べるチャンスを己のせ

          イシイのミートボールはママの味

          #14 はじめまして、Joana【後編】

          次に向かったのは、ミュンスターのクリスマスマーケット。 規模はフランクフルトやケルンほど大きくはないが、人が結構いて賑わっていた。ここでもホットチョコレートを飲んだ。Joanaはグリューワインを飲んでいた。大人だ。 Joanaに「あそこはこんなものが売っているよ」などと教えてもらいながら周るクリスマスマーケットはとても楽しかった。現地の人に案内してもらうと、思いもよらない発見があったりする。私が英語が話せたら、もっと楽しかっただろうな。この日の思い出を振り返ると、英語力を身

          #14 はじめまして、Joana【後編】

          #13 はじめまして、Joana【前編】

          ドイツ3日目。 この日はミズノの友人・Joana(たぶんお名前はジョアナ、違ったらごめんなさい)に街案内をしてもらうことになっていた。 ミュンスター駅でJoanaと待ち合わせ。 Joanaを乗せた電車が遅延していたため、改札外のベンチに座っていたら、品の良い優しげなドイツ人マダムが声をかけてきた。 短めのグレイヘアがたおやかなマダムは、英語で「どこから来たの?旅行?」などと話しかけてくれたので、ミズノも私も「親切な方だな〜」と思っていたが、徐々に様子がおかしいことに気づき

          #13 はじめまして、Joana【前編】

          #12 ドイツのクリスマスマーケット【後編】

          翌日にはケルンのクリスマスマーケットに行った。 ここの屋台で食べて感動的に美味しかったのが、ハッシュドポテト。 ただのハッシュドポテトではなく、りんごジャムを付けて食べるのだ。最初は「じゃがいもとりんご……?合うのか……?」と半信半疑だったが、甘じょっぱくて本当に美味しい。 この世で一番おいしくてやみつきな味は「甘じょっぱい」かもしれない。 家でもやってみたい、ハッシュドポテトとりんごジャムの組み合わせ。 ミズノは、ここで初のグリューワインに挑戦した。お口に合わなかったの

          #12 ドイツのクリスマスマーケット【後編】

          #11 ドイツのクリスマスマーケット【前編】

          今回のヨーロッパ周遊を12月に設定し、最初の滞在国をドイツにしたのは大きな目的があるからだ。 「本場のクリスマスマーケットに行く」 これが今回の旅行のメインといっても過言ではない。 クリスマスマーケットの開催期間は11月下旬からクリスマス前日ぐらいまで。クリスマスイブやクリスマス当日は、クリスマスマーケット含め街中のお店がお休みになり、みなお家のなかで家族と一緒に過ごすそうだ。確かに12月24日・25日は街中は静まり返っていた。クリスマスマーケットに行くならクリスマス前に

          #11 ドイツのクリスマスマーケット【前編】

          #10 スーパーマーケットという名のテーマパーク

          ホテルにほど近いスーパーマーケット「Scheck-In-Canter Frankfurt」は、チェーン店ゆえに建物が大きく、店内に入ると天井の高さと奥行きに驚かされた。ほぼコストコ。 ……というのはさすがに盛ったが、本当に広い。品揃えが豊富すぎる。まるでテーマパークだ。なんならテーマパークより楽しい。 ドイツだけでなく他のヨーロッパ諸国のスーパーにも言えることだが、野菜などの生鮮食品の近くにパン屋さんのようなコーナーがある。大量のパンが透明な蓋付きショーケースに乱雑に並ん

          #10 スーパーマーケットという名のテーマパーク

          #9 always曇り空

          北京首都国際空港でのトランジットからおよそ12時間弱。 そろそろ飛行機にも飽き始めたころ、離陸のアナウンスが流れ、ミズノと私を載せた飛行機はドイツのフランクフルト国際空港に到着した。 時刻は2018年12月16日17時15分。 時差が生じているので日付は日本を出発した日と変わらない。 人生ではじめて感じる時差に、日本から遠く離れた地に来たんだなと嬉しくなった。 飛行機を降りて、キャリーケースをピックアップし、まず取り掛かったのはSIMカードの差し替え。インターネットがなけれ

          #9 always曇り空

          自分のためにお花を買いたい

          自分の機嫌は自分で取る。 大人になればなるほど身につけておくといい術だと思う。と同時に、人によっては身につけるのがとても難しい課題でもある。 特に私のような「自分を大切にするのが苦手な人」にとっては。 だけど、自分を大切にしていないと周りの人や物事を大切にする余裕がなくなるし、たとえかろうじて周りは大切にできていたとしても、自分を疎かにしていると何かしらのツケが回ってくると、今年28歳を迎える私はようやっと気付きました。 そんなわけで自分にどんなことをしてあげたら自分が

          自分のためにお花を買いたい

          #8 映画見放題、寝放題

          飛行機に17時間も乗るなんて絶対暇だよ飽きちゃうよ〜~~と思っていたけど、そんなのは杞憂に終わった。 機内で見られる映画は、洋画や邦画、アニメなど種類が豊富。 中国の航空会社の飛行機なので字幕に日本語はない。英語もままならず、中国語は微塵も分からないが、音声は英語で字幕を中国語にするとかなり見やすかった。 中国語は分からないけど、普段から漢字に親しみがあるのでなんとなく言葉を理解できる(ような気がする)。 英語が聞き取れなくても、中国語字幕で分かる漢字を拾って内容を推測した

          #8 映画見放題、寝放題

          #7 スパンが鬼短い機内食

          飛行機の楽しみの一つと言えば、なんといっても機内食。 空の上とは思えない美味しい食事、一見「なんだこれ」という一品や「思っていた味と違う!?」に出会えるのがとても楽しい。 栄養を気にかけてくれているのか、どのタイミングでも野菜や果物が出てくる気がする。鮮度命な食材が飛行機の中で食べられるなんて技術は本当に素晴らしいな。 と思えば、パスタにコッペパンとケーキ、という炭水化物の武力行使みたいな機内食も出てくる。ツンデレ(?)だ。 長時間フライトになればなるほど時間感覚は狂って

          #7 スパンが鬼短い機内食

          #6 恐怖の北京空港乗り換え

          23日間のヨーロッパ周遊に向けて日本を発つ日が来た。 家を出発したのは、まだ夜も空けていない真っ暗な早朝4時すぎ。羽田空港行きの高速バスに乗るべく、バスの停留所まで母に車で送ってもらった。 母へ、あの日は早朝に車を出してくれてありがとう。感謝しているので、数年経った今でも「飛行機の時間、もっと考えればいいのに……」と小言を言うのは勘弁してください。安い飛行機がこの時間しかなかったんです……。 母の運転する車の助手席で、忘れ物がないか、無事にヨーロッパ周遊を遂行できるかとド

          #6 恐怖の北京空港乗り換え

          #5 どこに何日滞在する?

          飛行機のチケットやホテル、各国間の移動手段は、ミズノとLINEでやり取りしながら分担して予約することにした。この予約が少々大変。 当たり前だが、安くて良いものはすぐに予約が埋まってしまうので時間との勝負だ。良いものを見つけて「これどうかな?」とLINEして返信を待っていては、ほぼ確実に売り切れる。サーティワンでアイスを食べながらでも顔を突き合わせてその場で決めたらよかった。 しかも、2018年12月16日の早朝に日本を出て、翌年2019年1月8日の夜に帰国する23日間のヨ

          #5 どこに何日滞在する?