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はじめての『三五八』

三五八、ご存知ですか?
七五三じゃないですよ。
私は秋田の祖母のおかげか「三五八」って書いてある袋を見たことがありました。

「三五八」
原料を塩3:米5:糀8の割合で仕込むことからそう呼ばれています。甘味料などの添加物を一切使用せず1 年以上発酵・熟成させることで、甘さを出しています。塩が熟れて米と糀が完全に練り状になっています。

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一人暮らしだし、食べる量と洗い物の量を考慮すると、
めんどくさい料理から全力回避ですが、「野菜をちょちょっとアレンジしたりすることが楽しい...」ということにまた気づいてしまったんです。

ちょうどそう思い始めた時、発酵だったり食とか農業に触れる機会が。
会津若松にある「満田屋」の田楽を食べ、さごはちをゲット。

漬物だからお馴染みのきゅうり、人参でいいかな...
と思ってたのですが三五八の袋の裏やGoogle先生によると、肉やイカ、チーズなども良いとのこと。

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Google先生が選んだ画像によると、モッツァレラチーズが良さそう。
じゃあトマトさんもいれよっか。

作り方は簡単。
具材と三五八を混ぜ、一晩寝かせて洗って食べる。
きゅうりは一本、人参は一口大(と袋の裏に...)。
トマトとチーズも入れてジップロックへIN。
野菜全部に行き渡るくらいの三五八をIN。
(家にあった豚さんの)お肉にも三五八を塗りたくってジップロックへIN。

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ちゃんと本家も載せますね。

野菜を漬ける場合は、ぬか漬けのようには三五八に沈めません。食べやすい大きさに切った大根などをビニール袋に入れ、大きめのスプーン一杯分の三五八をそのビニール袋に加え、まんべんなく行き渡るようによく揉みます。(ここで、三五八を入れすぎると塩辛くなるので注意しましょう。目安として野菜500グラムに対して三五八は100グラムです。)あとは一晩冷蔵庫で寝かせて出来上がりです。
生の豚肉や鮭、イカに三五八を塗って一晩漬けて、その後焼いても美味しく召し上がれます。

昔から警告に弱いので「塩辛くなるので注意」しすぎました。
味が薄かったらまた漬ければいいのよ!
みたいな。

冷蔵庫で一晩(22時-8時、つまり10時間くらい)おきまして。
野菜は取り出して全部ちゃちゃっと洗う。
お肉さんはそのまま焼きました。

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注: お肉はめっちゃ焦げ焦げで、お皿に出したものの中が赤くて「切っては焼き直し」の結果こんなことに。一度と言わず三度くらい移行作業した気がする。
あと山パン食べると貰えるお皿だし、写真も電気の当たり方が雑。

きゅうりは優しい味。
2本漬けたうちの上側のきゅうりは少し薄かった気がしました。

人参は切り方が大きすぎたこともあって、固かった。
しかも場所によっては薄かった...人参の漬物って特に甘味が引き立つんだよなぁ(だから糖尿病の人は食べられないんだよなぁ)と思いながら食べました。

トマトはチーズのお供と思いながら漬けたんですけど、
食べながら思ったのが「トマトの漬物ってあんまり見ない」。
これは個人的にはさっぱり感と甘い感じがぶつかってた気がします。
もっと漬けてたら良かったのかも。

モッツァレラチーズ
いや、これ大革命ですよ。めちゃくちゃおいしい。
ただ味がしみやすかったみたいで、しょっぱかったです。

豚さん。野菜が薄めだったりしたので、期待値は低めでお肉をいただく。
洗わなかったからなのか、味もしっかりついてて(かなりスプーンで揉み込んだことも理由だと思いますが)おいしい。
そして柔らかかった。こんなに焼いて固くなっちゃっただろうなと思いましたが、柔らかかった。基本信用しないタイプなので次の日に同じお肉を塩胡椒で食べました。(もともと柔らかめのお肉だった可能性はありますが)三五八のお肉の方が柔らかいかなと。

薄味のきゅうりに関して。
翌日同じように漬けまして、(食べられる範囲で)見事しょっぱくなりました。
自分で漬けると好みの濃さで食べられるのが良い。
夏にちょっとしょっぱいものが欲しい時とかね。

次は魚介類やりたい、鮭とかの切り身とか、イカとか。
こんなに簡単で美味しくなるなんて、やるしかないでしょ。

そもそも漬物好きだし、お肉も好きだし、美味しいに決まってる。
ただ漬物とか若者やらんやろ。
私だって初めて漬物した。タコキムチとかしかやったことないもん。
そもそもやり方わからない、めんどくさい、買えばいい...
でもそれって文化じゃん。
若い時には高価だったりするものも多いと思うけど、自分のできる範囲で日本の食文化だったり触れていきたいと心に決めたのでした。

おしまい。
(6/16には書いてたんだけど「写真が残念すぎるんだよね〜」って言われて、しばらく投稿できてなかった記事です。まぁ写真の撮り方はこれから学ぶってことで許してください笑)

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