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ささいな違和感も大事に ー 理性と感性で物事を判断する ー

こんにちは、クロモジ(@96kuromoji)です。

物事を決める時、
特に転職や引越しなど、今後の生活に影響のある決断の時に、
あなたはどんなふうに決定しますか?

今回は「決断するときは、理性も感性も大事にする」をテーマに記事を書きます。


判断するときは数字化して比較しよう

判断をするときは、数字化して比較するのがおすすめです。
私の場合は、こんな感じで比較資料を作ります。

  1. この決断で大事にしたい要素を洗い出す

  2. 要素に重要度を1〜3点でつける

  3. 比較対象を、要素ごとに5段階で評価する

  4. 重要度と評価を掛け算して算出する

  5. 比較対象ごとに、全要素の合計値を算出する

  6. 点数が1番高いものを選ぶか選ばないか決める

転職を例にします。
まずは自分の希望条件を要素として書き出し、優先度順に点数化します。

・残業が10時間未満(1日8時間の場合)【3点】
・リモートワーク週3以上【3点】
・フルフレックス制、または15:00までのコアタイム制【3点】
・入社時から有給取得可能【2点】
・自分の業務経験が活かせる【2点】
・業務内容に興味が持てる【2点】
・子育てしている人がチーム内にいる【1点】
・年収が現年収以上【1点】

その後、候補の企業ごとに点数を出します。
例えば、A社は残業がほぼなさそうだから5段階評価で4、重要度とかけると4*3=12で12点、というような感じです。
全部の企業と要素の計算が終わったら、企業ごとに点数を並べます。

こうすることで、1番点数が高かった会社を第一志望として考えることができます。

小さな違和感を見逃さないようにしよう

数字化して比較する、というやり方は、ビジネス本やネットでもよく見かける方法です。
ビジネス本などで読んで「なるほど」と思い、実践された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身も転職活動の際に、何度もこうした比較表を作って判断し、そして失敗しました。

確かに数字化することで、働く条件を満たした転職ができました。
社内での活躍が認められて、年収も上がりました。
でも、人間関係でどうしても合わない人がいて、ストレスで身体を壊してしまったんです。

実は入社前から、違和感には気づいていたんです。
面接の時の話し方で時々気になる表現もありましたし、
入社後のやり取りの中でも、ネガティブな言い方が気になっていました。

でもここまで時間を使ってきて、
今より条件面では良くなる会社に行けるのに、
本当にここで辞めていいのかな?
辞退して気まずくならないかな?
そんなふうに考えてしまったんです。

その結果、人間関係が理由で体調を崩してしまい、
しばらくして会社を辞める決断に至りました。

人間関係の項目も、もちろん数値化の対象にはしていたけれど、
入社前にはどうしても判断が難しいもの。
それでも、面接やメールから感じたことをメモしておいて、
「本当にこの決断でいいの?」
「一緒に働いてワクワクできる?」

ともっと自分に問いかければよかったな・・・と思っています。

理性も感性も、どちらも大事

転職活動にしても、住居選びにしても、重要な決断をするってものすごくエネルギーを使います。
特に働きながらだったり、相手のいることだったりすると、時間を捻出することすら大変です。
だから、なるべく論理的に考えて、納得感を持ちたくもなります。

ただ、自分の人生は自分しか責任が取れません。
もし違和感をそのままにして選択したら、自分も相手も不幸になるんです。
違和感を覚えた時点で、質問するなどして疑問を解消したり、時には選ばないという決断をすることも大事です。

私は今でも違和感を無視してしまったことを後悔しています。
結果的にはそのキャリアがプラスに働いたこともありますが、それ以上に自分が傷ついていまだに苦しいと感じることもあるほどです。
マッチせずに辞めてしまったことで、少なからず私を選んでくれた会社にも損失があったのではと思うと、申し訳ない気持ちにもなります。

重要な決断は、理性だけでなく感性も大事にしながら、しっかり決めていけるといいですよね。

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