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"スキーマ"と"Notion"な一日。

怠惰な二刀流。

Evernoteの同期できる端末に制限が加わるようになってからずっと、クラウドメモアプリの海をあっちへ行ったりこっちへ行ったりと漂っていた。この頃はMicrosoftのOneNoteと新進気鋭のサービスNotionを中途半端に使っていて、どちらかひとつに絞らないと使いづらいなぁなどと思いながらも、ずるずると怠惰な二刀流となっていた。

スキーマ療法。

昨日受けたカウンセリングで、宿題を出された。私が現在取り組んでいるのは、認知行動療法と呼ばれる精神療法の発展版(といっていいのだと思うが専門的なことは分からない)である「スキーマ療法」だ。

「自動思考」という無意識の領域から意識の領域にポッと出てくるものを扱う認知行動療法と違い、スキーマ療法で扱うものは完全な「無意識の領域」にある。

スキーマとは、この世に生を受けてからああしてやろうこうしてやろうなどと意識するまでもなく行ってきた「世界の定義付け」のようなものだと私は解釈をしている。

例えば両親が共働きなのであれば、そうと考えるまでもなく「男も女も働くものなのだ」と定義する。反対に父親が働いており、母親が専業主婦なのであれば「働くのは父だけだ」と定義される。

信号が「青」だったら渡り、「赤」だったら待つのだって、仰々しく言えば「世界の定義付け」だ。

考えるまでもなく行われてきた「定義付け」だが、これが多くの他者とズレている場合、その度合が大きいほど当人は生きづらさを感じるだろう。

この無意識のうちに行われてきた世界への定義付けを修正しようというのが、スキーマ療法なのだ。

「定義」というのは目に見えないし、「無意識」というのは名前の通り意識の無いところという意味なのだから、スキーマと呼ばれるものは、見えづらく、認知しづらく、とらえどころがない。

まずはこれを少しずつ見えるようにしていこうというのが宿題の意図だ。

そういうわけで、私は怠惰の二刀流を辞め、自由度が高いと聞いていたNotionの使い方を調べることとなった。

Notionの「データベース」を使ってシートを作った。

スキーマ同定シート

Notionのデータベースを使い、過去や現在のエピソードと、その出来事によって活性化されたであろうスキーマを「タグ」として登録できるようにした。ビューを変更すれば、特定のスキーマが活性化した出来事だけを洗い出すことなどもできる。とりあえず形にはなったかな。

スキーマ同定シートの他にも、コーピング(ストレス対処行動)シートなどいくつかのページを作った。これでカウンセリングの内容や進行具合を管理しやすくなったはずだ。

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