Bリーグ観戦記・1/21㊗️東京開催・島根スサノオマジックvs茨城ロボッツ〜We’re MAGIC ❗️〜
1.神と魔法がやってきた
冷たい雨が降り続いている☔️
新宿から京王線各駅停車で40分、飛田給駅構内は、新たなロゴを配したFC東京とJ1昇格を果たした東京ヴェルディのフラッグで彩られている。
まだJリーグは開幕していないが、私と夫は『此処』にいる。
言うまでもない。
『島根』がTOKYO にきたからだ🔥
といっても、
デパートの物産展ではない。
相手は『茨城』🔥
といっても、
『翔んで埼玉』のスピンオフではない。
島根
人口65万8千人、八百万の神々をプラスしても東京の人口1340万人に満たない【国造り神話】の国。
SHIMANE
この響きが特別な意味を持つスポーツがある。
🏀バスケットボール BリーグB1🏀
現在西地区2位、あの【山陰の雄】がやってきた。しかも『ホーム』戦を、このTOKYO で開催する🔥🔥
2024年1月21日
BリーグB1第18節 島根スサノオマジックvs茨城ロボッツ@武蔵野の森総合スポーツプラザ
このチームの核は、もちろん【彼】だ❗️
異次元、伝説、、
この表現は真実だ。初めて見た島根の試合、華麗な【ビュフォード様】のプレーと司令塔安藤誓哉選手を軸とした美しい連携は、まさに芸術の域だった⭐️⭐️
島根スサノオマジック
言うまでもなく、
【スサノオ】とは、八岐大蛇を退治した【素戔嗚尊】のことであり、『神+魔法』という超スピリチュアルなチーム名は、出雲大社を擁する神話の国【出雲】だからこそ許されるのだろう。
ちなみに、
ワニ(=サメ)にボコられた『因幡の白兎』を助けたのは大国主命(=出雲大社のご祭神)、古事記などの書物にはスサノオの子孫もしくは婿と記されている。
(お話の舞台『因幡』は鳥取県にあります😳)
とはいえ、
チームは『出雲』ではなく『島根』と名乗る。
『出雲』とは、県庁所在地松江市を含む【県東部】を指す地域名だからか。(島根県=出雲、石見、隠岐の3地域から成る)
雨は小降りになってきた。寒さも和らいできた。目指すアリーナも見えてきた❗️
2.八雲立つ出雲の光
私はゲームに疎いので、このパンダが何者なのかよくわからない。
入場すると、この日の目玉でもある『あの少女達』を見つけた。
【アイドルマスター】
娘曰く、人気のアイドル育成ゲーム、らしい。
夫は迷わずグッズコーナーに駆け込んでいた。今回も『中国地方限定 カード入り菓子』を買ってしまった。昔と違い、今はウエハースも2分割+個包装だ😳😳
グッズを買い終えると、急にお腹が空いてきた。キッチンカーのエリアは、早くも行列ができ始めていた🔥🔥
香ばしい和牛串を頬張りながら辺りを見回すと、、
【島根素戔嗚魔術】
荒々しい筆文字の脇には、八岐大蛇らしきイカついイラストが白く染め抜かれている😳😳
この試合は、『バンダイナムコ』主催『スポーツフェス』の一環、として開催されていた。あのTシャツもフェスを記念してのものらしい。
相手チーム『茨城ロボッツ』のチームカラーも青、ということもあり、場内外は一面『青』で満たされていた。
松江市観光協会も机を設け観光パンフを配っていた。
私が家族と松江を訪れたのは10年ほど前、まだ【しまねっこ】は一畑電車の一両目に座っているのだろうか。
お腹も満たされたので、私は座席に向かった。
一方の壁面には選手達の写真が、
もう一方の壁面に大型ビジョンが設置されている。
選手達はすでに正午から練習を始めていたが、一旦コートから退出した。
島根のオフィシャルチアパフォーマンスチーム『アクアマジック』が姿を現した。
あれ⁉️
センターの子がマイクを持っている🎤
今まで、アルバルク、ブレックス、サンロッカーズのホーム試合を見てきたが、こういう演出は初めてだ。
『今日は、、二曲披露します❗️』
え⁉️歌うの⁉️
そうか、チアーにもチーム毎にカラーが違うのだ。
ここは歌って踊る『アイドル系』だった⭐️
席の周りはラブリーな彼女達の歌に慣れ親しんでいるのか、こなれた調子で手拍子している。
この後、チームの選手達が紹介された。
まずは茨城ロボッツの選手達が1人ずつ、アリーナ中央から登場した。
そして、
この後の演出は、今まで見たこともない破格のクオリティーだった‼️
四方八方から発せられる七色のレーザービーム、それは幾重にも重なり、会場は明暗を繰り返す。中央では炎が繰り返し噴き上がる🔥
センターに立つスサタマ君が、中央から登場するスサノオマジックの選手達を出迎える。
この演出、松江市総合体育館でも同じなのだろうか⁉️眩い光が駆け巡るアリーナは宇宙を思わせるファンタスティックな空間に⭐️⭐️
その後『アイドルマスター』の『シンデレラガールズ』によるTip off イベントが行われ、選手達は再び練習を始めた。
アリーナには、Bリーグチェアマン島田慎二さんが登場⭐️⭐️
ご挨拶、祝辞、謝辞に続き、
『東京にはチームが5つある。スサノオマジックの東京開催に向けて全チームの承諾を得るのは大変だったに違いない。』と『大人の事情』まで披露してくれた💦
島田さん、いつも直球勝負ですね😳
その後、島根のアリーナMC『HONSHOW』さんの先導で『応援練習』が始まった。コート脇にはスサタマくんに加え、島根県の公式マスコット『しまねっこ』も登場⭐️⭐️しまねっこ、お久しぶり⭐️⭐️
さて、スサマジの応援だが、、
基本Bリーグは【同じリズム】でやってると思い込んでいた。
いや、全然違うぞ❗️
東京、宇都宮なら
『パン パン パパパン👏 let's go 東京(栃木)』
とくるところだが、スサマジは違う❗️
①『パン パパン パパ 👏Go Go Magic❗️』
たしか、、こんなリズムだった。
②『Magic のところで、叩かずメガホンを振る』
というのもポイントだ。
私は近くに座る島根ブースターの手つきを必死で追いながら、頭にリズムを叩き込んだ😵💫😵💫(パン パパ パンパン だったかもしれない😵💫)
ディフェンスの応援も
『ディーフェンス❗️パン パン👏』ではなく、
『パン パン👏 ディーフェンス❗️』
とcrapが先になっている。
リズム感のない私は、試合中終始間違えながらも、Go Magic❗️を連呼した、、
試合時間が迫ってきた。両チームのStarting 5がコールされる⭐️⭐️
まずは茨城ロボッツ。
今季は苦しんでいる。ここまで僅か2勝、前日のgame1も30点差の大敗を喫していた。
アリーナの一角を占める茨城ブースターは熱い手拍子と拍手で選手を後押しする🔥
続いて島根スサノオマジック
西地区首位の琉球ゴールデンキングスとは2ゲーム差、一つでも差を詰めておきたい❗️
試合が始まった。
3.第1Q&第2Q〜魔法はREALの中に
開始早々ロボッツは猛攻を仕掛けた。
鶴巻選手が、キャプテン平尾選手がシュートをビシビシ決めてきた🔥🔥
あっという間に、0ー11😨😨でも、
ここから島根は追い上げるのだろう、そう軽く考えていた。
そうはいかなかった😨
スサマジは安藤選手がシュートを続けて叩き込みロボッツを追いかけるが、茨城はすかさず反撃、
差は中々縮まらない😢😢
第1Q終了 18ー24 6点ビハインド、これならまだ許容範囲か、、
第2Q開始、
残り8分36秒で晴山選手の3Pシュートが決まり 21ー26🔥
残り7分26秒で安藤さんが3Pを決め、27ー28 、遂に一点ビハインドまで追いつく🔥🔥
が、逆転には至らず、シーソーゲームもここまでだった。
ロボッツは終盤得点を畳み掛けた🔥ロボッツブースターの拍手と歓声がアリーナを席巻していく。
第2Q終了 35ー48 13点のビハインド😨
予想外の展開でハーフタイムを迎えることになった。
まさか、このまま終わるのか⁉️いや、そんなことはないだろう、、
まだ前半、勝利を諦めるような点差でもない。スサマジは後半爆発するだろう、、
アイドルマスターの歌を聴きつつ、私は楽天的に後半を思い描いた。
もちろん、
①フィジカルが強くかつ帰化選手であるウィリアムス ニカ選手の欠場は、スサマジに大きな痛手であり、
②その痛みを克服しつつ前日30点差の大勝を収めたチームに、この日少なからぬ疲労が蓄積しているであろう事は理解していたが、、
そのシビアな現実の前にスサノオという【魔法】が解けるとは、やはり信じられなかったのだ。
4、第3Q&第4Q〜SUSANOO という八重垣に
後半に入っても、事態は一向に好転しなかった。
追いかけるが何故か追いつけないスサマジ、ロボッツは徐々にスサマジを引き離しにかかる🔥
島根ブースターは、絶妙に決まってしまうロボッツのシュートに時折絶句しながらも、懸命にメガホンを叩く。
GO GO Magic❗️の声は途切れない。
【リングに嫌われる】
という言葉があるが、この日は【リングに何か憑いてる】と思える程スサマジのシュートは決まらなかった😢
もちろん、このレベルの選手達は、【自分の間合い】で打てればほぼ間違いなく入ることはオールスターで実感したばかり。
それだけロボッツのディフェンスは的確であり、逆にニカ選手を欠いたスサマジのディフェンスには何かしらの歪みがあった、ということか。
もちろん、
苦しい状況の中、今節必ず勝利する、というミッションを遂行しきったロボッツを称えるべきかもしれないが。
第3Q終了 55ー72 17点のビハインド😨
逆転にはほぼ絶望的な点差ではあったが、それでも不思議と『奇跡』を信じられる自分がいた。
下掲写真はこの時だったか。
島根ブースター達は一斉に青いタオルを掲げて選手にエールを送った。アリーナ全体が青く揺れた。
HONSHOWさんのリードで、
Go Go Magic❗️We are Magic ❗️
と島根ブースターは選手達を鼓舞する🔥🔥
しかし 奇跡は起こらなかった。
点差はやや詰まりながらも、最後までロボッツが試合をコントロールした。
試合終了
突き上げる歓喜が茨城ブースターから沸き起こった。
85ー98 茨城ロボッツの勝利
その後、
ロボッツブースターの一角からアリーナ全体に拍手の波が広がっていた。
GO GO ロボッツ❗️
島根ブースターもロボッツにエールを送る。
ロボッツの選手達は、両チームのブースターが創る熱い拍手とエールを背にコートを去っていった。
後に残ったスサマジの選手達は、ブースター達の拍手に包まれながらコートに列を作り始めた。選手の名入りタオルがアリーナ一面に揺れていた。
〜あとがき〜
島根スサノオマジックの選手、スタッフ、ブースターの皆様、
ホーム試合東京開催おめでとうございます㊗️
ずっと見たかったスサマジのホーム試合、
どちらかといえば控えめ、保守的なイメージのある島根という土地柄で、アキバをも凌ぐ【攻めてるエンタメ】が成立していたとは❗️
試合前の演出は、まさに非日常的異空間、グッズのクオリティーの高さにも驚きました。
『島根に砂丘はありません』
私達が島根を訪れたのは約10年前、『鷹の爪団 吉田くん』の自虐ネタが話題になりグッズ化されていた頃でした。
静謐な松江の町並み、勇壮な松江城、荘厳な出雲大社の佇まい、ゆったりと船が行き交う宍道湖の朝、松江は奥ゆかしい美しさに満ちていました。
しかし、乗ったタクシーの運転手さんは一言、『ゴールデンウィークになんでこんな所に来たの?』、そんな頃でした。
その後設立され着実に育ってきたBリーグは、自国開催W杯で一気に認知度がアップ、バスケ人気は沸騰しています。
bjリーグから出発したスサマジもまた、幾多の試練を乗り越えて今や人気の強豪チームとなりました。
『SHIMANE 』と染め抜かれたTシャツに身を包み、『Go Magic❗️』と叫ぶ島根ブースターは、チームへの誇りと愛に満ちていました。
島根スサノオマジックが、
島根そして山陰を牽引する大きな【雲】に、 さらに
地域を超え、人々の心の拠り所となる【八重垣】となる事を
心からお祈り申し上げます。
(試合写真は、お客様の顔もクリアに写ってしまうため全体的にぼかしてあります。不手際がありましたらお詫びいたします。)
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