Bリーグ観戦記2/4・アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングス〜Explosion この胸に〜
1.春寒に
立春🌸
大して寒い日もないまま暦は春を迎えた🌸
案の定、春の天気は不安定だ。翌日の東京は昼から雪が予想されていた☃️☃️
原宿駅 午後1時。
この駅の前に建つ『コープオリンピア』、【東京五輪1964】の翌年に建てられたこのヴィンテージマンションは、ブルーグレーの外壁があちこち剥げかかっていた。
私達が向かうのはその向かい、東京五輪の試合会場として建てられ今に至る。
代々木競技場第一体育館
私達は、これから始まる激闘に【参戦】しようとしている❗️
2024年2月4日
Bリーグ2023/24シーズン B1第19節 Game2 アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングス
広場では、高校生の溌剌としたハーモニーが奏でられていた。
吹奏楽の名門『東海大学附属高輪台高校吹奏楽部』の演奏だ⭐️試合前とハーフタイムにも演奏が予定されていた。
それにしても、
今の吹奏楽は進化している😳😳ただ楽器を演奏するだけではない❗️
ポンポンを振り、エアーギター🎸を奏で、ボイスパーカッションも織り込まれる、音の総合エンターテイメントなのだ⭐️⭐️
ハイパフォーマンスに心満たされ私達は入場口に入った。
おお😳😳
なんだか、装飾が進化してる⭐️⭐️
選手の幟は前からあったけれど、、
【こんなにバスケ選手の手のひらは大きい❗️】とか
【バスケ選手が腕を伸ばすとこんなに長い❗️】とか、
バスケ観戦初めての人達へのインフォメーションが多数登場している。
自国開催W杯の熱気は、もともと毎試合の観客数が多い代々木を更にヒートアップさせていた🔥🔥
今日は混むぞ、、
私達は物販コーナーに飛び込んだ。もう立春ということもあり、欲しかった【鬼ルーク👹キーホルダー】は売り切れていた😢
コートでは、既に両チームが練習を始めていた。
W杯で一躍全国区の存在となった吉井選手も、ひたすらシュート練習に打ち込む。
ラグビーやサッカーと違い、試合前のウォーミングアップは、殆どの時間シュート練習に費やされるのがバスケの特徴か🏀
コート中央には、チーム公式マスコットの赤いクマ『ルーク』が、マッチデースポンサーの『リクルートスタッフィング』のキャラクター『リック』&『スー』と登場した。
いつもの様にアウェーブースター達へ挨拶する。
盛大な拍手が返された👏👏👏👏
琉球ブースターは、おそらく会場の3割以上は軽く占めていたのではないか、
というか、
そう思えるほど盛り上がっている。
ピューーッ❗️
指笛、
この沖縄地方独特の響きは、様々な音とリズムでこの試合の様々な場面を熱くしていく、、
この日は、競技の垣根を越え【東京のスポーツ】を盛り上げる企画【TOKYO UNITE】の一環として、
ラグビーリーグワンD1所属のリコーブラックラムズ東京のマスコット【ラムまる】と、
jリーグJ1に昇格した町田ゼルビアのマスコット【ゼルビー】も登場した⭐️⭐️
次第に場内が暗転していく。
これからチーム紹介が始まる⭐️⭐️
まずアウェーチームの琉球ゴールデンキングス、
昨季の覇者、そして今季も西地区首位を走る。
続いて、ホームチームのアルバルク東京、
昨季はベスト4、今季は磐石の試合運びで東地区首位を快走する、
場内は明るくなり、再び両チームの練習が始まった。
突然、コートサイド左端の一角が賑やかになった🔥🔥
東海大学附属高輪台高校吹奏楽部の演奏が始まったのだ⭐️⭐️
私が彼らの演奏を代々木で聴くのは2度目になるが、昨季と少し曲調が違う、かもしれない。
おそらく、
エンタメ性の高いプロバスケという世界に、吹奏楽部が多用する曲=主に高校野球の応援に使用、はリズムやテイストがちょっと違うのだ。
今年はその辺りも生徒さん達が検討してきたのだろうか。
会場は、若さが紡ぐ熱いエネルギーに包まれていった⭐️⭐️
Tip offの時間が迫る。
両チームのstarting5が紹介される。
まずアウェーチームの琉球ゴールデンキングス(以下、琉球と表記)、
場内も明るく、あっさりと進行するアウェーチームの紹介。しかし、
この日は熱かった❗️
琉球ブースターの拍手が、指笛が、アリーナに響く。その音量は琉球の選手達を鼓舞するに十分だった。
前日のゲーム1、、
オーバータイムに突入しての惜敗、激戦の西地区で連敗は許されない。
続いて、ホームチーム アルバルク東京(以下、東京と表記)、
前日勝利したことで気持ちは多少楽になったか。反面、肉体への代償は小さくないだろう。
翌水曜の試合も待つ中で、この試合どう戦うか。
試合が始まった。
2、第1Q&第2Q〜疾風怒濤〜
この試合、
序盤こそ両チームの堅守で得点が動かなかったが、時間と共に琉球の攻撃は東京のディフェンスを押さえ込み、得点を重ねていく。
あれよあれよという間に点差は離れていった😨
東京は、琉球のフィジカル全開のディフェンスに対し、リングに攻め込む事も、3Pを決め切ることもできない😢
早々にタイムアウトを取る東京、
東京ブースターは、応援しながらも意外な展開に呆然としている、、
第1Q終了 12-27 早くも15点差😨
アリーナは、第1Q中盤から、もうどちらのホームかわからないほど琉球の応援が圧を強めていた🔥🔥
Go Go Kings❗️Go Go Kings❗️
アリーナMCなしでも整然と揃う手拍子と声、絶妙なリズムと間で飛び交う指笛、、
東京ブースターも、その圧に負けじと必死に声を出し、ハリセンを叩くのだが、、
第2Q開始。
事態は改善するどころか、琉球はリング付近に攻め寄せては得点、離れては3p成功、と、まさに
【疾風怒涛】の攻撃🔥🔥
東京を完全に制圧して一方的に試合を進めた。
東京は、とにかくシュートが入らない😨パスすら出しにくそうだ。
それだけ琉球のディフェンスが機能しているのだろう。
第2Q終盤に琉球がタイムアウト、ここでようやくアルバルクチアーが登場した。彼女達はこんな修羅場でもパワフルに踊り、沈みがちな東京ブースターにエネルギーを注入する⭐️⭐️
第2Q終了。26ー47 21点差😨😨
『まあ、琉球相手に連勝は無理だよね』
早くも夫と私は肩を落としていた。いや、
私達は甘かった。
各地区首位の両チーム、その【凄み】を知るのは、むしろこれからなのだ。
ハーフタイムには、衣装を纏った高校生達の華やかなパフォーマンスが披露された⭐️⭐️
私は渋谷口にあった琉球のショップに入った。南国の香り満載🏝のグッズを眺めながら、沖縄とこのチームが背負った過去と未来を思った。
3.第3Q&第4Q〜声援の木霊〜
第3Q開始、
東京は攻撃のリズムを掴み始めた。
とはいえ、未だ状況は
【取っては取られる】
点の取り合いが続き、なかなか20点前後もある点差は縮まらない😢
試合の潮目が変わってきたのは、残り時間2分を切った頃から、だろうか。
攻撃がリズムに乗ってきた東京、琉球にファールが続く。
東京はサイズ選手がフリースローを2本とも決めた。橋本選手も2pシュートを決め、再びサイズ選手、さらに吉井選手がフリースローを2本とも成功🔥🔥
点差は14点に❗️
東京の連続得点に東京ブースターは沸いた。チアーのダンスもキレを増してきた⭐️
第3Q終了 51-65
琉球の背中が、うっすらとだが見えてきた。
もちろん、琉球相手に追いつける点差とも思えなかったが、この勢いは、もしかして、、
期待は膨らんでいく。
第4Q開始
【3Pの威力】とは凄まじい🔥と改めて思う。
開始早々、バランスキー選手、小酒部選手が立て続けに決めた3P、点差は一気に
14➖6=8 いきなり一桁になった❗️
残り時間はあと9分、これはもう射程圏内だ❗️
この日、
タイムアウト中、コートサイド中央に座る応援リーダーらしき方々が、メガホンを振り応援を先導していた。
let's go Tokyo ❗️パン、パン、パパパン👏
不思議なものだ。
マイクも使わないたった数人の声が、会場を埋める何千人の声と手を引き出すのだから。
声援が、ハリセンが、メガホンが、
観客の熱狂の響きはアリーナを覆い尽くていく🔥🔥
もちろん琉球ブースターも負けていない。
Go Go Kings❗️Go Go Kings❗️
ピーッ❗️ピューッ❗️
異なる2つの応援がアリーナをこだまし合う中、点差はジリジリと縮まっていく。
この日絶好調の琉球・岸本選手がすかさず3Pを決めると、
東京・サイズ選手が3P2Pときめてきた。
更に
メインデル選手 3P成功、ついに3点差❗️
琉球・クーリー選手2Pで反撃するも、
サイズ選手が3P、
またもクーリー選手が2Pを成功させるが、
東京・ロシター選手が2P.そして
メインデル選手が2Pを決めた❗️❗️
東京、遂に同点⭐️⭐️⭐️⭐️
両手を突き上げ吠える東京ブースター🔥🔥
ここで琉球タイムアウト、アリーナは興奮の坩堝と化し、手拍子は止まらない。さらに、
残り2分19秒 サイズ選手が2P成功❗️❗️
ついに、東京逆転⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
興奮は最高潮、応援リーダーの先導に、会場は『Tokyo 』を連呼、力の限り叫び手を叩く🔥
let's go Tokyo ❗️パンパン パパパン👏
let's go Tokyo ❗️パンパン パパパン👏
残り1分18秒 琉球・ダーラム選手が2p押し込んだ。
再び同点。
残り0分42秒で東京タイムアウト、
東京、奇跡を起こせるか。
しかし、
残り18秒で東京にファール。
東京ブースターのbooingがアリーナを駆け巡る中、琉球・ヴィック・ロー選手は冷静にフリースローを二本とも成功させた。
再び2点差、
残りは0分8秒❗️
バスケは1秒が【一瞬】ではない。8秒は逆転するに十分な時間だが、、
東京最後の3pシュートは決まらなかった。さらに、このプレーにトラベリングの認定。
勝負は決まった。
試合終了
74ー76 琉球ゴールデンキングスの勝利
外はまだ明るさが残っていたが、深々と冷え込んでいた。
原宿駅まで人混みに揉まれながら、観客はそれぞれの感想を口にし合っていた。
その言葉の端々に、あの熱狂の余韻が心地よく残っていた。
〜あとがき〜
序盤から試合が『壊れかかってしまった』この試合、まさか終盤にこんな激闘のドラマが待っていたとは❗️
攻守が目まぐるしく交代するバスケならではのスピーディーかつスリリングな試合展開を堪能できました。
【選手を全員知らなくても、ルールがよくわからなくても、生観戦が初めてでも、世代性別を超えて誰もが楽しめるスポーツ】
この【バスケの魅力】を存分に堪能させてくれたアルバルク東京、琉球ゴールデンキングスの選手、スタッフの皆様には感謝しかありません。
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