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名刺アプリからキャリアプロフィールへ。事業責任者に聞いた「Eight」に込めた想い。

皆さん、こんにちは。
キャリアプロフィール「Eight」のnote編集担当です。

2022年、Eightはくしくも10周年という節目の年に「名刺アプリ」からビジネスパーソンのキャリア形成を後押しする「キャリアプロフィール」へと進化を遂げました。

さかのぼれば、2012年に名刺管理のためのアプリとして誕生したEight。
その後SNSとしての機能を拡充。2019年には、ユーザーのキャリア形成をサポートすべくEight Career Designの提供を開始し、ユーザーが企業からスカウトを受け取れるようになるなど、サービスの幅を広げていきました。そして今年「キャリアプロフィール」という新たなプロダクトに刷新しました。

「キャリアプロフィール」への進化は大きな転換点です。
そこで今回のnoteでは、新たな方向性を打ち出した立役者であるSansan 執行役員 Eight事業部 キャリア&ソリューション部 部長の小川 泰正に、名刺アプリから進化を遂げたキャリアプロフィール「Eight」について話を聞きました。

(プロフィール)
小川 泰正
2002年エン・ジャパン株式会社に入社。リーマンショック後の事業再編に関わったのち、子会社の取締役として事業立ち上げに従事。2015年にSansan株式会社に入社し、執行役員として、営業DXサービス「Sansan」のカスタマーサクセス、マーケティング等を牽引。2020年よりEight事業部にてダイレクト採用プラットフォーム「Eight Career Design」事業の推進に従事。2022年4月、キャリア&ソリューション部を立ち上げ、名刺アプリをキャリアプロフィール「Eight」へと刷新しEightの進化を牽引。

長年人材ビジネスに向き合った小川がキャリアプロフィール「Eight」で実現したい世界とは。

ーーキャリアプロフィール「Eight」とはどんなプロダクトなのでしょうか?

従来の名刺管理のサービスに加えて、ビジネスパーソンのライフタイムに伴走し、キャリアチェンジやキャリアアップ、ビジネスチャンスを後押しするサービスを提供しています。
ビジネスパーソンからすると転職・昇進をはじめとしたキャリア形成のために、企業からすると自社とマッチングする人材へアプローチするためにEightを使ってもらうことを目指しています。

ーー「キャリア」に軸足を置いた理由を教えてください。

コロナ禍による急激な環境の変化により、働き方が大きく変わりました。オフラインの活動が大きく制限される中で名刺の役割も変化しており、Eightも進化していく必要性を感じていました。
世の中をみるとコロナ禍の影響で個人の時間が増え、「今の仕事は自分がやりたいことなのか」と内省する人が増えたかと思います。昨今の終身雇用という考えが揺らぐ中、キャリア形成を企業に委ねるのではなく自らの主導でキャリアを開発していく「キャリア自律」という考え方も注目を集めています。

加えて、自分の価値観を軸に仕事を選ぶという選択肢が広がりつつある中で、一般的な転職活動よりも、これまでの仕事上のつながりを生かしてミスマッチが発生しにくい企業へ転職するというニーズが高まっています。
グローバルの採用トレンドをひもとくと、企業はソーシャルメディアでの採用活動に投資をしています。SNSの活用、リファラル(知り合いの紹介)、アルムナイ(出戻り)など、つながりを使っての採用が増えています。このトレンドは国内にも転化すると私たちは仮説立てをしています。

Eightに話を戻しますが、名刺はビジネスでのつながりの証です。そして、転職や昇進などの個人のキャリアに応じて変化し、ビジネスのステータスを表すツールでもあります。そんな名刺を管理しているEightであれば、ビジネスパーソンのライフタイムに長く伴走し、キャリア形成を支援し続けることができると考え、キャリアに軸足を置く選択をしました。

ーー名刺アプリとしての強みがあるEightだからこその進化ですね。キャリアプロフィール「Eight」へのこだわり、想いがあれば教えてください。
 
私個人の話になりますが、2002年にエン・ジャパン株式会社に入社し、新卒事業の責任者をやっていました。その後リーマンショックによる事業の再編や子会社の取締役として事業の立ち上げをしたりと、13年ほど人材ビジネスに携わってきました。人材ビジネスというのは雇用を求めている人と人材を求めている企業をマッチングさせる、いわば点と点を結び付けるサービスです。その方法が一番効率的ですし、ビジネスとして成り立っているということは理解しているのですが、個人の人生で考えると転職した後も続いていくものだと思います。もっと個人に寄り添い、点を結ぶだけではなく変化する個人の人生、つまりライフタイムに伴走してビジネスのターニングポイントを一緒に過ごせるようなサービスを作りたいという想いを持っていました。

そんな中、Sansan入社前に1ユーザーとしてEightと出会いました。アプリを触っていた感触として、このプロダクトであれば個人のライフタイムに伴走し、キャリアをサポートするような体験を提供できるのではないかと当時から考えていました。2020年にEight事業に関わることになり、2022年4月にキャリアプロフィール「Eight」を推進していく立場となりました。Eightは前職時代から実現したいと考えていた世界観を作ることができるプロダクトだと信じているので、思い入れはとても強いですね。

ーーSansanの入社前からキャリアプロフィール「Eight」の構想はあったんですね。なぜEightならキャリア形成を支援できると思ったのですか。

Eightには名刺データを基にしたプロフィールがあります。プロフィールを通じてつながりのある企業や人に興味を持てばコンタクトを取ることができます。名刺というビジネスと親和性の高いツールを起点としたプロダクトだからこそ、間に人がいなくてもビジネスのマッチングが成り立つ構造だと考えます。これを既存の転職サービスで行うのは、長年人材ビジネスに携わってきた立場でみても非常に難易度が高いです。ユーザーの人生とつながり続けることができるEightだからこそ、ライフタイムに伴走することができると思っています。

Eightを使えば使うほど、ビジネスで成果につながるような体験を提供する

ーーキャリアプロフィール「Eight」の機能について教えてください。

先ほどプロフィールについてお話ししましたが、Eightではユーザーが名刺を登録するだけで、正確な所属や肩書きなどを自動で蓄積することができます。またキャリアサマリや職歴、学歴、スキルタグなど、名刺には記載のない情報を登録することで、オリジナルのキャリアプロフィールを作ることができます。
生成されたプロフィールを起点にキャリアアップとキャリアチェンジを後押しする機能を提供しています。
キャリアアップを後押しするために、スキルレポートというコンテンツを作りました。スキルレポートは、ビジネス本著者のセミナーをEight限定で動画とレポートとして配信しています。「オンラインプレゼンを成功させるテクニック」や「数字を出す営業が必ずやってるトーク術」など、ビジネスに役立つスキルを学ぶことができます。

キャリアチェンジを後押しするコンテンツとしては、企業レポートがあります。Eightがさまざまな企業にインタビューし、レポートと動画で紹介します。実際に企業で勤めている方へのインタビューなので企業理解に役立つコンテンツです。

ーー名刺を登録してプロフィールを作成するだけで、キャリア形成を支援してくれるプロダクトなんですね。実際に転職することもできますか。

Eightでは、名刺交換相手とSNSのようにメッセージやフィード投稿で交流し、つながりを持ち続けることができます。自分をよく知るつながりのある相手からリファラルなどのアプローチがくることもあるかと思いますし、直接企業からのスカウトが届くこともあります。求人情報も掲載されているので、そこから応募することも可能です。ビジネスのつながりを生かした転職はEightの大きな強みかと思っています。

ーーキャリアプロフィール「Eight」の今後について聞かせてください。

現在は、登録されたプロフィール情報を基にユーザーの業界や役職、職種に合わせて最適なコンテンツや求人がレコメンドされるようなシステムを開発しています。ユーザーの昇進、転職などのスキルや役職の変化に合わせてレコメンドされるコンテンツも変化し、ライフタイムに伴走していくような世界観を目指しています。

追加の機能でいうと名刺交換の傾向から、そのユーザーが持つスキルの専門領域を可視化するような機能を検討しています。例えば、IT業界の人と名刺交換の数が多いユーザーはIT業界への知識が強いなどの傾向を分析しそれを可視化する機能です。

他にもユーザーのスキルアップのためのコンテンツも充実させていきますし、ユーザーがどんなことをしたいのか、どんなところで働きたいのかを登録できるような機能の追加も考えています。

Eightユーザーが昇進や転職をした際には、新しい名刺がアップロードされます。その情報を基に、役職変更や部署異動、転職内容に応じて最適化された学習コンテンツや情報を提供し続けて、ライフタイムに伴走するプロダクトにしていきたいです。

これは従来の人材ビジネスでは実現が難しい価値提供だと信じています。ユーザーがEightを使えば使うほどキャリアを積み上げることができ、その結果としてビジネスの成果につながるような体験を提供できればと思っています。

編集後記

ここまでご覧いただきありがとうございました。
キャリアプロフィール「Eight」への進化の立役者である小川のインタビューはいかがでしたでしょうか。
キャリアについて多く語ってもらいましたが、もちろんこれまで通り名刺管理を目的にアプリを使っていただくこともできます。
名刺管理をしながら、ユーザーの状況に合わせたコンテンツや新しい仕事と出会う機会を提供するプロダクトへとこれからも進化し続けていきます。

今後ともキャリアプロフィール「Eight」をよろしくお願いします。

【Eightを詳しく知りたい方はこちら】
キャリアプロフィール「Eight」
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