小さな庭の物語～山の辺の道紀行～

ママ～。

はあい。ぼうや、よいお天気だったねえ。おかえり。アリくんやちょうちょさんと遊んでたのね。

そうだよ。ママ・・・森のこんすけくんもきたよ。

そう
よかったね。地面にお絵描きしたり草の上で寝転んだりしたのね。お花さんがついてるよ。

あらあ
ふふ。ママ　おもしろかったよ。こんちゃんは　ふわふわのしっぽを揺らして遊ぶんだよ。アリくんたちも　喜んで　葉っぱをなめたりしてたんだ。
そうそう　ここのおばちゃん　おじちゃん　と　また　山の辺の道を歩いてきたんだよ。木戸のところで会ったの。
三輪から天理まであるいたよって言ってたよ。また　お話しするねって。
ママ　また聞こうね。ねこさんもね。天理の休憩所にこの前とは違うけど　まるまるした　ねこさんがいたんだって。野良さんかなあ。。楽しみだね。

そうね。
また　聴こうね。。
風が穏やかないい日だったね。
おばちゃんには　ママも会ったよ。楽しかったって。そのねこさんのいる休憩所で　東京から来られた60代前半くらいか、あるご夫妻にあって少し話したんだって。その方は3月に歩かれたんだけど　足を怪我されてお元気になられてまた来られたんだって。
夫さんが吉野の桜を見せたいって奈良にきたんだけど　もう遅かった。。。
「連休のお休みがとれたので　来たの」と。
おじちゃんが「夕方になると　ふたがみやまの夕日がみられるかもしれません」って言ったら「目が不自由になって。。でも　風はかんじられるから。。」と言葉少なに微笑まれた。。ご夫妻は手を繋いで歩いておられたよとおじちゃんがいってた。
素敵なご夫妻だったよっておばちゃんも。
　ね、ぼうや、優しい風が吹いたんだよね。

うん。ママ　ご飯食べたら　おねんねだね。おつきさまでるかなあ。。

　

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みなさま　お久しぶりです。ぼうやはげんきいっぱいです。

GWの後半。どうぞ　よい日をお過ごしください。また　山の辺紀行は書きたいと思います。それは　もう　その生を謳歌する野の花たちを愛でる小さな旅（10Ｋ）でした。

また　いつかお会いする日まで。お元気で。