「新しい」が悲しい人もいる
少し前にnoteのロゴが新しくなりましたよね。
あと、テレビCMやコンビニでは、毎日たくさんの新商品が出ています。
その中の大半が、全く新しい商品じゃなくてリニューアルしたものだったりします。
洗濯用洗剤とか、ビールとか、
新〇〇で溢れかえってます。
それを嬉しそうに?喜ばしいように?、私たちに教えてくれます。
CMとかでね。「出たよ!!!」って。
きっと新しい物好きな人間の特性を活かした、なんたらかんたらってことなんでしょうけど。
でも、ふと思いました。
新しくなる前のモノを作った人は、どんな心境でそれを見ているんだろうかと。
例えばロゴ。
デザインのことは詳しくは分かりませんが、何個もたくさん案を出して、練りに練って、いろんなことを乗り越えて、ようやく企業の顔として決まる。
それが、「時間がたった」「時代が変わった」などという理由で刷新される。
昔のロゴはもうどこにも見当たらなくなります。
ホームページやCM、名刺とかは顔になるので当然変更。一番最初に変更。
ちょっとした封筒に印刷されてたロゴなんかも順次差し変わっていきます。
担当者は「一つ残らず変更しなさい!残ってるものがあればすぐ変更しなさい!」と目の色変えて駆逐する勢いです。(想像です)
そんな様子を、側からみてる人がいる。
そう、前ロゴの製作者さんだ。
なんだかちょっと寂しくないですか?
私の作ったもの、そんな悪いことした……?
しかも、その変更というのは、
極端に言えば企業の都合です。
ユーザーは今までのロゴや商品に馴染みがあった。
でも突然新しくなると、「前の方が良かったな」なんて声も少しはあるでしょう。
そんな様子も前ロゴの製作者さんは寂しそうに眺めてます。
それでも、時間が経てばそんな声もなくなり次第に新しいロゴに慣れていきます。
新しいロゴも最初はソワソワしてたけど、だんだん馴染んできて、みんなと笑い合ってます。
その様子も、前ロゴの製作者さんは見ているのです。
うーん、なんだか切ない。
きっとそーゆーものだと思って、割り切るんでしょうけど、
自分の子供のような商品やロゴが、そんな風に世の中から消えていくなんて。もしも自分だったらと思うとめちゃ寂しいです。
そんなふうに感じているかもしれない人が、世の中にきっといるんだろうな。
そして、新しいロゴとして登場したキラキラしているこの子も、きっと未来ではまた差し替えられる。切ない未来が待っている。
これはきっと
「盛者必衰」
何事にも終わりは必ずある。
どんなに力を尽くして作ったものも、いつの日か壊れる。
どんなに辛いことが続いても、それもいつかは終わる。
じゃあ、私は"今"どうするのか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
洗濯用洗剤で「今までの洗剤は7割が水でした」みたいな謳い文句をCMで聞いて、正直「は?」って思いました。
当然、技術の進歩で水の割合を減らすことができたのかもしれません。
でも、ふと「たくさん買われるように薄めて売ろうってことか?」という考えがよぎります。(ケチな考えですかね)
CMでも「今までのやり方はもう古い!(バーーーン)」てな具合に、古い商品は投げ飛ばされます。
いやいや、その古い商品も、「当社比」のその商品も、あなたが以前最高傑作って言ってた商品ですけど?!?!
日々、研究を重ねて、新商品を生み出してくれるのは良いことだと思います。
ただ、過去のあなた達の実績を軽々しく否定して、今を強調するための材料に使ってるということに、違和感を感じます。
あなたの代わりに私が悲しい。少しだけね。
余計なお世話でしょうけど。
こんなに新商品の発売頻度が高いと、こんなことも考えます。
私がひねくれてるからでしょうか?笑
どちらにせよ、消えゆく商品たちに今までの感謝の気持ちを……
うーん、きれいごとだなあ。
きっと明日には忘れてる。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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