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取材アポの取得率と店舗の地域性

限定した地域にある飲食店を集約したグルメ情報誌を制作することがある。地域内にある和食レストラン、洋食店、ラーメン店、寿司店、カフェ、居酒屋・・・という店舗情報をまとめて紹介するものである。

リストアップされた各店舗に連絡してアポ取り作業を行うのだが、アポが取りやすい地域と取りにくい地域がある。ここで言う地域とは、山の手や下町、新興住宅街、オフィス近郊などを意味する。どの地域の店舗も取材依頼の電話をかけると、途中で話が煩わしい・面倒くさいという理由から即NGの反応もあれば、いくつかのQ&Aをやり取りしてからOKとなる反応もある。 

店舗にとっては、それぞれの経営事情、例えばニューオープンの店、昔からの老舗、常連客相手のみの店、店主ひとりで切り盛りする店、外国人がオーナーの店・・・、という特徴の違いがあるので、情報誌に掲載することの意義は異なる。

したがって、反応の表れ方は経営事情に依存するが、地域性にも関わっているように察する。

地域ごとに異なるライフスタイルや働き方、周辺環境、気質、習慣、住宅事情などの差はモノやコトへの価値観を左右し、取材依頼というコトへの反応にも影響を及ぼすのではないかと考察する。

山の手、下町、新興住宅街、オフィス近郊という地域性の違いで、取材アポの取得率は50%弱~70%の開きが生じる。制作者サイドにとっては、100店舗掲載する計画を立てた場合、地域性の違いによって電話を200件するか140件で済むかの労力と時間に差が出ることになる。

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