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もうけばなし

同居してた祖母は
いわゆる明治のオンナ、で
節句や季節の行事をとても大切にしてました

お正月はお雑煮やおせち
お彼岸にはおはぎを作り
端午の節句には柏餅を食べ菖蒲湯
冬至には南瓜を煮てゆず湯に入る

昨日3月3日は桃の節句

今年は数人の方から
「お雛さま久しぶりに飾りましたよ」という
嬉しい報告をいただきました

蛤、絶賛砂出し中

さて、その桃の節句

厳しい祖母に
鬼のように躾けられたので
独りぼっちで暮らしてても
そのクセは抜けないです

独りぼっちだろうがナンだろうが
蛤のお吸い物を作り
簡易ちらし寿司を作りました

今はちらし寿司は混ぜるだけ、なんて
とても便利なものがたくさん出回ってますよね

スーパーなんかでは
お惣菜として出たりしてるので
そういったものを上手に使えばいいって思います

へなうさ工房のお弟子さんは
性別も年齢もバラバラなのですが
面白いことに
ザ・関西人という方はひとりで
他は関東圏の方が多いです

先日、お稽古後雑談していて恵方巻の話になり

「恵方巻は楽しいから買ったけど
 わたしは関西人じゃないから方向もなにも気にしないで
 切ってただの海苔巻きとしていただいたわよ」
と言うとお弟子さんも
「同じです~」

そして
「なんだかな、って思います
 お金儲けが絡むとあっという間に全国に広がりますよね」
と言ってました

経済、カネ儲けってなると
目の色変えて頑張っちゃうのは世の常だけど
確かになんちゅうか、、、

更にお弟子さんが
「関西ってすごいですよね
 節分のときのイワシ、アレびっくりしました」

関西はこういった縁起物
大切にしてる方が残ってるなと感じます


けど、お金儲けに直結してない上に
面倒ばかりの五節句のお祝いは廃れてきてる

四季も異常気象が当たり前になって
二季になってきちゃってる

でもね~
面倒な節句の行事も
単調な暮らしに弾みというか
いろどりというか
華やぎを与えてくれるって思いまする


なんの得にもならないことも
後から考えると
それはそれで楽しかった、
そういうものもあるのだよ、チミ



いけばな教室
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmailcom

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