見出し画像

オムニセクシャルの女が思う全人類の愛いところ

はい。タイトルの通りです。
オムニセクシャルというのは、ざっくりと言うと、「男性も女性もそれ以外の人もみんな好きだよ!」「ごちゃまぜにして全部好きなわけではなくて、それぞれの性を理解・区別した上でそれぞれを全部好きなんだよ!」という性指向のことね。
詳細を知りたい・気になる人は下記の記事を読んでみてね。

そういうわけで私は、LGBTQ+を含めて、全人類・老若男女が性的対象、恋愛対象になるわけだけれど。
この属性の人間が多いのか少ないのか私にはよくわからないのだけれど、ふと思いついたので、私から見た『全人類のここが好き!』ポイントをまとめてみたいと思う。

別に何の役にも立たない話だけど、暇で暇で仕方がない人、あるいは性的マイノリティが見ている世界に興味がある人は読んでみてね。

身体性が男性の人


持って生まれた身体が男性のもの、っていう人のことね。
私は男の人の体が、割と好き。
自分のそれとは全然違うっていうのが理由の1つなんだろうけれど、なんていうか、男の人の体には骨や筋みたいな、しっかりとした硬さを感じるんだよね。
線の細い人もいれば、肉厚で丸い人もいるけど、それでもその内側には、男性ならではの骨格、骨の太さや膝のごつさ、喉仏の尖り、筋肉の重さみたいなものがあるように感じる。
その『硬さ』を、私はとても色っぽいと感じるし、なんていうかこう、薄い手の甲とか、浮き出た血管とか、そういうものも含めて「いいなあ」と感じるのよ。

で、その中で、性自認が男性の人。
つまり、「俺は男だ!」って自分でも思ってる人のことね。
そういう人たちは迷いなく、「男性だから」という視点で、かっこよくありたい、女性を守りたい、女性より稼ぎたいみたいな、プライドを持っている人が多いように思う。
女性である私からすると、男性のそういうプライドに守られている部分は大きいと思うし、実際かっこいいと思う。かっこつけようとしているその姿を愛おしくて可愛いとも感じる。
その力強さはやっぱり頼もしいし、頼りたい。守ってほしいというときめきを覚えることもある。

まあ、性自認が男性だからといって、必ずしも上記のような心持ちを持っているとは限らないけどね。
「男性らしく」「女性らしく」といった在り方が疑問視されている昨今では特に、「主夫になって女性に養ってほしい」「争いごとは苦手だから女性に守ってほしい」というスタンスの男性もいることだろう。
それはそれで、私にとっては何一つ問題はない。
だって私はそもそもオムニセクシャルだから、相手に「その性別らしさ」のようなものを求めたことは一度だってないし。
性別に関係なく、「守りたい」と言われればときめくし守ってほしいし、「守って」と言われればよしきたとこの身を賭して守る所存だ。

あと、男の人の体って、なんかちょっといい匂いがするよね。
オイル(機械部品)みたいな匂いの男の人が、結構好き。
そういう匂いとは別に、筋肉とその発熱の匂いみたいなものを発している人もいるよね。あの匂いも好き。
やっぱり、筋肉量の違いで、女性よりも男性の方が体温が高いことが多いのかな。体温が高いとより匂いも立ち上りやすいからね。いいよね。

んと、次は、性自認が男性じゃない人についてね。
つまり、「身体は男性だけど、心は女性もしくはどちらでもない」「身体は男性だけど、自分の内面の性別はよくわからない」というような人ね。

まず、自分のことをはっきりと「女性だ」と感じている人。
この人たちはねえ、本当にねえ、魅力的な男の人の体を持っていて、男の人のいい匂いがするのに、女性としての価値観や考え方でめちゃくちゃ共感を得られたりするから、最高だと思う。是非ともガールズトークがしたい。
もし身体も女性になりたいと思っている人ならそれもいいし、手術とかをするつもりなら応援したいし、上手くいった暁には一緒に服やお化粧品を買いに行きたいし、一緒にお洒落しておでかけがしたい。

女の人特有みたいな優しさや繊細さ、気遣いの細やかさを持っている人を見ると、「ああそういう柔らかさは身体に付属してる特徴ではないんだなあ」ってしみじみ思うよ。
なんていうのかな、上手く言えないけど、女の人特有の視点というか考え方があるよね。そういう部分で好きな人に共感が得られるのは、私はすごく嬉しいと思う。

あとは、「自分には性別がない(中間である)」あるいは「自分の性別がわからない」と感じている人。
私は自分の性別に疑問を持ったことはないから、それがどういうような心持ちでどのくらいの息苦しさなのかわからないから、いっぱいお喋りしたいと思うよ。
もし「自分は男性だ」「自分は女性だ」っていう結論が出たとしても、別に永久に固定しなくても、息がしやすい場所でふわふわと揺らぎながら生きていってもいいと思うし、それでもずっと側にいたいし。
絶対にそうだからもう変わらないと感じるのなら、それはそれで固定することを応援したい。

あるいは、「自分は中性だ」って感じるならそれもいいと思う。「どちらでもある」ならどっちのお洒落や生活も試してみればいいと思うし、「どちらでもない」ならその人がしたいこと、新しい分野でお洒落や生活をしていてほしい。それを見ていたい。
ずっと「自分の性別がわからない」なら、それもいい。本人にもわからないことは私にもわからないから、「わからない」ことを口実に一生側にいさせてほしい。あなたのことをもっとわかりたいから側にいてもいい?って。

他には、そうだねえ、性自認に関係なく、私のことを性的対象・恋愛対象として見てくれない人とかかなあ。
たとえば、「男性が好きな男性」とか、「心は女性で、男性が好き」な人とか、「誰も性的対象や恋愛対象にならない」人とか。
私は自分がオムニセクシャルだから、人を好きになるかどうかに性別を加味するっていう感覚が全く分からないのだけれど(社会的に排斥されるのが怖いから常識的な方を選ぶ、とかならわかるけど)、でも、私はどうやっても絶対にそういう対象じゃない!って言われてしまったら。
いや、それでも、好きなものは好きかも。
そもそも好きになるときに、「この人は私を好きになってくれそうか?」だなんて考えないし。気が付いたらもう好きなわけだし。
だから、相手の性指向の部分はもう全然関係ないかなあ、私にとっては。そういう意味では、パンセクシャル的な感じもあるのかもしれない。

身体性が女性の人


次は、持って生まれた身体が女性のもの、っていう人。
私はね、女の人の体が、割と好き。
男の人のときも同じことを言ったけど。

いや、女の人の体、めちゃくちゃよくない?
曲線美があまりにも魅力的じゃん、腰のくびれとかお尻の丸みとか、太もものふくよかさとか。そんでもって触ると柔らかいし、なんとなく甘い匂いがするでしょ。最強すぎる。
まあこの甘い匂いっていうのは、女性の場合は身体の匂いというよりは、香水やボディミストやシャンプーやヘアオイルの匂いだったりするわけだけれども。そういう匂いをさせてる女性、好きすぎる。

髪がねえ、長めの人が多いのもいいよねえ。
別にロングじゃなくても全然よくて、でもベリーショート以外は男性よりは長いことが多いでしょ?私は指を通せるくらいの長さのある髪が好きで、さらさらと指を通すのがたまらなく好き。
ああ、もちろん、ベリーショートでも好きだよ。短い髪を好む女性は、小顔だったりしゅっとしたりした顔立ちの人が多い気がする(丸顔の人は心理的に隠したくなると思う)。だから短いのがめちゃくちゃ似合うしかっこいいんだなあ。私は顔が丸いので憧れます。

で、その中で、性自認が女性の人。
つまり、「私は女よ!」っていう人ね。
まずは、「いっしょ!!!」って思うかな。身体の性別と性自認が、私と一緒!
だから(体質の差はあれども)化粧の話とか、お洒落の話とか、ダイエットとか、健康の話とかをめちゃくちゃ共有できる!
共通の話題があるのはすごく嬉しいし、その話で盛り上がったりでもできるし、まさにガールズトークができるじゃん。
ああ、価値観は同じとは限らないから、絶対に盛り上がれるとは限らないけどね。むしろ、「同じなのに違う」ことが許せなくなったりすることもある・・・。

でも基本的にやっぱり、女性というのは、前述したけど柔らかい感性を持っている人、気配りができる人が多いように思うよ。
ちょっとしたことに気が付いてくれる(机の角に置かれてるコップをそっと机の中心に寄せてくれるとか)は、男性よりも女性の方が圧倒的に多い気がするんだよね。
あれかな、やっぱり、子を産む身体だから、子を守るために危機察知能力が本能として備わってるのかな。微かな異変も見逃さない、みたいな。
そういう女性ならではの優しさや細やかさが、私はすごく好きだし、いつもありがとうと思うし、その優しさに見合うことがしたい!お礼がしたい!たまには馬鹿みたいにゆっくり休んで遊んでいいんだよ、私何でもするよ!という気持ちになる。

まああと、可愛い。女の人は可愛い。
以前別の記事で書いたことがあるけれど、女の人というのはもう、いてくれるだけでみんな可愛いから。最高に可愛いから。
可愛い女の人、本当にもう、ずるいと感じちゃうくらい大好きです。

で、次は、性自認が女性じゃない人。
つまり、「身体は女性だけど、心は男性もしくはどちらでもない」「身体は女性だけど、自分の内面の性別はよくわからない」というような人ね。

まず、自分のことをはっきりと「男性だ」と感じている人。
この人たちはねえ、もうねえ、最高にかっこよくて好き。なんなら、身体性が男性で性自認が男性の人よりも、かっこいいと感じるかもしれない。
だって女の人の体って、何かと不便が多いでしょ。力は弱いし、体力もないし、月に1回流血するし。そんな不便な体で、でも心には男性のような闘争心や力強さ、プライドがあったりするわけでしょ。
そんなんかっこいいとしか言いようがないよ。かっこいいに決まってる。

前述もしたけど、トランスジェンダーの人というのは、基本的に男性と女性の両方のいいところを持っていることが多いからね。
自分にないものには憧れるし、惹かれるし、自分と同じところは盛大に共感して共有して盛り上がりたいよ。
その人が自分の性について受容していたとしても拒絶していたとしても私は変わりなく好きだから、性別がどうだとかに関係なく大好きだから、応援したいしずっと側にいたいと思う。

で、あとは、「自分には性別がない(中間である)」あるいは「自分の性別がわからない」と感じている人と、私のことを性的対象・恋愛対象として見てくれない人についてね。
これは、上に書いたのとまったく同じかな。
身体性が変わったからって何かが変わることはない。前述したのと同じように、魅力的に思うし大切だと思うよ。

これで大体の身体性・性自認・性指向は網羅したかな?
ああ、身体性がどちらでもない人については、もちろん同じように私にとっては性的対象・恋愛対象になるのだけれど、それはどちらかというと「疾患」の側面が強い気がするから、とにかく健康でいてほしいなと思う。
身体的健康がなければあらゆる生活が難しくなってしまうから、少しでも健康的に、少しでも(身体的)苦しみを感じないように、いてほしいなって思うよ。

あとは、オムニセクシャルとはちょっと外れるかもしれないけれど、「老若男女好きです」の「老若」の部分ね。

年上の人なんて私より経験豊富で私より多くの物事を知ってて、そんなの好きにならないはずがないじゃんね!!!私は知性に対して性的魅力を感じる性分でもあるので、穏やかでクレバーな人はそれだけでもうドストライクです。
上限は特にないんだけど、強いて言うなら50~60代くらいまでかなあ。70代を超えてしまうと、健康的な側面で・・・ちょっと悲しくなってしまうかもしれない・・・。
年下の人に対しては、割と庇護欲ががっつり出てしまう。私が守るし養うし可愛い、可愛い子よどうかここにいて!!!って感じ。猫かわいがりしたい。甘やかしたい。
3次元では絶対に出さないけど、多分下は10歳くらいまでならそういう対象になると思う。それ以下は流石に。あの、好きだけどさ、罪悪感で死んでしまう。

そんなわけで。
あくまで「オムニセクシャルは」ではなく、「オムニセクシャルである筆者は」っていうのが主語なのだけれど、私は人類みんながめちゃくちゃ愛いです。
その人の属性に関係なく、好きになった人に対しては「その人が好き!」だから、性別がどうとかは本当にどうでもいいんだよね。
それはそうとして、「男性のここが好き」「女性のここが好き」みたいな好みはあるから、ちょっとまとめてみたという話でした。

ちょっと長くなってしまった。
では、今回はこのへんで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?