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魅力的なおんなのこになるために

筆者はいわゆるわかりやすい「モテ」を全然経験してこなかった人間なので、「モテるためにはこうしましょう!」なんてことは口が裂けても言えないのだけれど。
魅力的な女の子になりたい!ひいては魅力的な人間になりたい!と思って気を付けていることがいくつかあるので、少しだけ書き記しておきたいと思う。

私が思う「魅力的な女の子」の絶対条件は、とにかく「素直であること」だ。
これさえあれば、他に何もいらないと言っても過言ではない。
本音を隠した駆け引きやミステリアスな一面を魅力的に思うことも、あるとは思うけれど。それはあくまでちょい足しスパイス的な要素であって、何気ない日常生活や基本的な人格でまで天邪鬼になってしまうと、一緒にいて疲れる人になってしまうように思う。

なので、本記事では、私が思う「素直であること」すなわち「どうすれば素直さを表現できるのか?」ということについて書いていきたい。
あくまで一意見で、絶対的な一般論などでは全くないのでご留意いただきたい。

①思ったことはすぐに口に出す

最初に明記しておくが、これは「悪いこと以外は」ということだ。
愚痴や暴言、マイナスな発言などを思いついたまま口にするのは、めちゃくちゃ逆効果というか、ダメだ。
何一つ弱音を吐くなという意味ではないのだが、少なくとも、良いイメージのない言葉は口に出す前に、一度頭の中で反芻して吟味する方が良い。

ここで言いたいのは、「嬉しいこと」「楽しいこと」「ありがとうと思ったこと」「好きだと思ったこと」のような良いニュアンスの感情については、思ったままをすぐに口にするのが良いということだ。

意中の相手がいたとして、いくらその人のことを超絶素敵だと思っていて、何物にも代えがたいほど大切で大好きだと思っていても、それは言葉にしないことには伝わらない。
態度で伝える方法も勿論あるのだが、態度だけで気持ちを正確に伝えるのはかなり難しいので、とにかくまず言葉にするのがおすすめだ。

また、言葉で軽く伝えた、なんとなく触れただけで満足してはならない。
言わないよりはましだが、一言二言で気持ちのすべてが伝わるわけもない。
もちろん常に長文で話し続けることは難しいと思うので、そういう場合は短い言葉でも、何度も繰り返し伝えるのが重要だ。

例えば、好きだという感情を伝えたい場合。
勇気を出して、「好きだよ」って一言。これだけでも、伝えないよりはずっといい。
でも、例えば、片想いをしている相手だったり、どうしても振り向かせたい相手だった場合は、これだけでは足りないことがある。
そういうときは、長文で、あるいは繰り返し何度も伝えることが大切だ。

「好きだよ」「はあ、昨日も好きだったけど今日も変わらず好き、明日もきっと好きだと思う」「ねえねえ好きだよ。・・・定期的に言わないと忘れちゃうでしょ?」「きみのことが好きで今日も幸せでした」「好きすぎていっそ苦しくなってきたんだけど」「一人じゃ抱えきれないから言っていい?好きです、めちゃくちゃ好きです」

こんな具合だ。
あまりにもしつこい、あるいは伝え方が悪いと、ストーカーやメンヘラのようになってしまう可能性があるので要注意なのだが。
ポイントは、あくまで自分の感情を伝えるに留めることだ。つまり、相手に「あなたの気持ちはどう?」と聞いたり、「好きだから○○してよと」要求したりしないこと。
ただ、好きだと思ったからそれを口にする。そんなふうなテンションだ。

毎日毎日好きだと言われ続けると、仮に最初は相手のことを好きじゃなかったり、心の中で面倒くさいなあと思っていたりしたとしても、だんだんとそれが嬉しさや満足感に繋がっていくことが多い。
そうでなくても、好きだ好きだと言われ続ければ、どうしてもその相手のことを意識してしまう。その相手のことを考える時間が長くなっていく。
迷惑行為でない限りは、好意を寄せられて嫌だと思う人は基本的にはいない(えっちな目で見られて気持ち悪いとかはある)。
すなわち、とにかく「私はあなたのことが好きです!」と伝え続けるだけで、少なからず相手の心の内側に入り込むことができるということだ。

ああ、もしも本当に迷惑そうにされた場合は、すぐにやめようね。
「本当に好きだと思っていて、それがつい言葉に出てしまったけれど、嫌な気持ちにさせたかったわけじゃないからもう言わないね。ごめんね」と伝えておこう。

他には、褒め言葉や感謝の言葉、嬉しい楽しいという感情も積極的に声に出した方がいい。
なんなら、投げかける言葉、会話でなくても構わない。独り言のていでもいい。

相手の髪形や服装を見て、「かっこいい・・・」「かわいい・・・」って目をキラキラさせて呟いてみたり。
一緒に出掛けた時は、「はあー楽しい!楽しすぎてこれは夢に出そう!」「今日めっちゃ嬉しかったから、今日が終わっちゃうのやだな~」「これ美味しいよ!きみと食べてるから余計にそう感じるのかもだけど」といったふうに、少し大げさなくらいはしゃいでみる。
何か嬉しいことをしてもらったり、そうでなくても自分のために何かしてくれようとした時に、「わあーい嬉しい、ありがとう!」「私のためにしてくれたの?神じゃん・・・」「やってくれたの!?嬉しい、さすが!」と最大限の感謝を口にする。

そんなふうに、好意や良いニュアンスの感情を、片っ端から思ったままに口にする。
すると不思議と、傍から見てなんとなく、「あの子はいつも機嫌がよさそうだな」という雰囲気にもつながる。たとえ、普段常に機嫌がいいわけではないとしても、だ。
明るくて柔らかくて優しいイメージを持ってもらうためには、これらの行動はとても効果的なのである。

②注意や指摘はすぐに聞き入れる

これは、やりすぎるとただのイエスマン、あるいは「なんでも言うことを聞く女」になってしまうので、言われたことの正当性はある程度は考えてなくてはならないのだけれど。
ポイントとしては、「相手の個人的な要望や我儘」の全てを叶える必要はないが、「世間一般では確かにそうかもな・・・」というようなことについては、指摘されたときにすぐに聞き入れる・改めるという行動に移した方が良い。

例えば、「お箸は22cmのものを使って小豆を1秒に2個くらいはつまめる技術でいてほしい」と言われたら、うーんという感じだが、「外食とかもあるしお箸の持ち方はある程度は正しくしてほしい」と言われたら、それは確かにそうだな、と聞き入れる。
例えば、「俺の前で一切の弱音や愚痴を言うな」と言われたら、ええーという感じだが、「俺が落ち込んでるときや機嫌が悪そうなときは、きつめの言葉を聞かせるのはやめてほしい」と言われたら、それはその通りだな気を付けよう、と受け入れる。
そして、実践できていないのならば、なるべくすぐに改める。

これは相手の言い方による部分も大きいとは思うのだが、指摘されたり注意されたりしたことに関しては、基本的に一度はすぐに受け入れた方が良い。
仮に「私にだって言い分があるのに」「そんなことできないよ」って思ったとしても、だ。
一旦は、「わかった気を付けるね」と聞き入れて、改善に努める。
後になって、「あの要求は不当だったな、従う必要ないな」と感じたり、「頑張ってみたけど難しすぎる」と感じたら、それをそのまま相手に伝えるか、あるいは「改善してる最中です!」と言いながら頑張っているふりをしていればよいのだ。


上記の2点を押さえていれば、内実はともかく、傍から見た時に「素直な女の子だな」と思ってもらえる確率はかなり高いと思う。
「素直な女の子だな」は、すなわち「可愛い女の子だな」「きっと真面目で努力家なんだろうな」「人当たり良さそうだしみんなに好かれそうだな」というイメージにつながる。
別に、内面が実際にそうである必要はない。
そういうイメージを抱いてもらえると、それが「魅力的な女の子だな」と思ってもらえることに繋がる、ということだ。

筆者は上記2つをそれなりに意識して過ごしてはいるが、内面が100%そうかと言われると別にそんなことはない。良くて5分5分ではないだろうか。
①に関しては、嬉しいことや良いこと、好意なんかは思った時点ですぐに口に出すし、そこに嘘はない。全部本当の感情だ。ただ、伝わりやすくするように少し大げさに表現している、という部分も多少はある。感情表現や意思疎通のためのパフォーマンスのようなものだ。
②に関しては、本当に素直で真面目で努力家で人当たりが良い人格になりたりという気持ちはあるので、それに向けて努力はしている。でも、例えばあまりにも理不尽で横暴な要求を誰かにされた際などは、表面上は素直そうに振る舞うが内心では「ケッ」と思っているようなこともある。

このような「作られた素直さ」を素直と呼べるのかどうかは微妙かもしれないが、自分の性格や在りようの変革というものは、「意識してなおす」ことでしか達成できないので、ある程度人工的な感じがするのは致し方ない。
人間関係やコミュニケーションなどというものは、そのうちのおおよそがパフォーマンスであり、「対外的に表現して初めて意味を持つもの」なので、意識して表現を変えてみることは、決して「ハリボテの作り物」という悪いものではないと思う。

生まれつき上記2つのような特徴を持っている、天衣無縫の女性なんてほとんど存在しないからね。
両親にとても愛されて大切にされて育ったような女の子のなかには、生まれ持って、みたいな人もいるのかもしれないけれど。
先天的なものは、目指したってどうにもならないから、なりたいものには自分自身の意識や工夫でなんとか近付いていくしかない。

最後に、本記事は「モテのために」に近い文脈で書いたが、別に恋愛が絡まなくても、これはあらゆる人間関係で言えることだと思っているよ。
「魅力的」は本来「恋愛」とは特に関係のないことだからね。
あと、「魅力的な男の人の条件は素直であること!」だとは思わないけれど、男の人にとっても、素直さは重要であるとも思う。
そんなわけで、この記事が誰かの何かの役に立てば幸いです。

ではでは、今回はこのへんで。




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