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【3-9】養蜂体験とみつばちの分蜂(~782日目)

養蜂体験

実は日本は祝日が多い国なんだそうな。
引き換え有給取得率は低い。
つまり、祝日に外出する人が増える。

世の中はGWとかで、普段とても静かな町もそれなりに人が多い。
かくいう私も、日頃時間を作るのが難しくてなかなか会えない友人が遊びに来てくれた。
来てくれた人には、もれなくミツバチに会ってもらう。

説明をしたがってしまう

養蜂だけじゃないけれど、それを生業にしている人がやっていることを、そのまま体験するのは難しい。
中途半場に除かれるのを嫌がる人もいるだろう。
私の場合は、養蜂に興味を持ってもらえるだけで嬉しい。

実際には、あまり見せられない作業もあるし、見てもらえる部分は仕事のごく一部でしかないけれど、それでも興味を持ってもらいたい。

卵とか幼虫の様子を観察する

本当はもっと大変だとか、いい所ばかりじゃない、というのはどんな仕事にも言えることだと思う。
仕事だけじゃなくて普段の生活でも。

前置きはさておき。
(最近前置きや説明が長くなりがち…汗)

もうそろそろ採蜜できるくらいに集まっているはちみつをそのままスプーンですくって食べてもらう。
「芳醇!」「濃厚!」「おいしい!」
口に入れるもの、味には人それぞれ好みがあるけれど、蜂蜜を口に入れた瞬間、多くの人は表情が変わる。
好き嫌いとか好みを越える感動があるし、心が動く。

えぐられた蜜蝋に蜂が群がる
スプーンではちみつを

ああ、すごいなあ、ミツバチ。

ミツバチの羽音

ミツバチの中に立って、羽の音に囲まれる。
ミツバチの羽音には癒しの効果があるらしい。

怒っている時、女王が不在の時、穏やかな時、それぞれ音が違う。
プロじゃなくても、教われば違いがわかるだろう。

ご機嫌に飛び回っているミツバチの羽音の中にいると、不思議と心が落ち着いてくる。足に花粉をつけて巣箱に戻ってくるミツバチを眺めていると、飽きないしいつまでも見ていられる。
スピリチュアル的なものには、あまりご縁がないけれど、ミツバチに癒しの効果があるのは、本当だろうと思う。

ワンワンしている

作業をした後は、少し荒っぽくなっているし、面布をせずにいたら刺されてしまう事もある。
飼い主がいない時に闇雲に巣箱に近づくのは危険なので、ご注意を。

ミツバチの分蜂とドジャース戦遅延

先日、大リーグドジャース戦の最中、バックネットの上に蜂の群が出現して試合が遅延したというニュースが話題になった。

ミツバチの分蜂が原因だった。
養蜂に携わっている人なら、だれでも何が起こっているのかわかると思う。
アメリカの気候と日本の気候の違いがあまりわからないけれど、私のミツバチ達も、そろそろ分蜂のシーズン。

本来ならば、新しい女王が産まれて巣別れをする季節。
ただ、蜂蜜をせっせと集めている今の時期に、分蜂されてしまっては困る。
そのため、養蜂家はミツバチに分蜂されないように、女王が産まれないようにせっせと王台を切り取ったり、巣枠を操作したりするのだ。

ローヤルゼリーと幼虫

それでも、多くの群を飼育していたり、手が回らなかったりすれば、ミツバチが分蜂してしまう、なんて話はよく聞く。
私は飼育している数量も少ないし、手間だけはかけられるので、今のところ分蜂されたことはないけれど、王台があるのを見逃して、危うかったことは何度か経験している。

先日、かなり大きくなった蛹を発見して、ヒヤッとした。
採蜜まであと少し。
分蜂されないようにお世話を続けよう。

女王蜂のさなぎ

ちなみに…。
ミツバチの分蜂群をみつけたら、慌てずに見守ってあげてくださいな。

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