焼き豚=焼き鳥です?~埼玉県の不思議な風習~


「教師生活25年!」
ド根性ガエルで町田先生は叫んだが、
「埼玉住んで○○年!」
わたしの日常である。

やはり北関東なのか、七夕を八月にやる。旧暦による計算らしい。
「えっ!」すごぶる最初は驚いた。
七夕と言ったら、七月にやるのが正解であろう。年に一回だけのデート。牽牛さんと織姫さんが、、、幼稚園で習った常識が、ものの見事に覆される。

厚揚げを「生揚げ」というのにも驚いたし、夏は雷が家の中に迄、ハッキリ姿を現す日常。冬は3年に1回ぐらい大雪が降るにも驚いた。案外、廻りは山だらけ。秩父に我が故郷(ふるさと)赤城の山も近い故だろう。

やたら「もくず」が売られているにもビックリしたが、「はぁっ?」

最高級に驚いたのが、「焼き鳥」。名前こそ「鶏」実は「豚」。商品偽装(?)なのではない。埼玉県の伝統(?)だ。「焼き鳥」言いつつ、何故か「豚」。探せば「鶏」もあるらしい。豚の様々な部位をブイブイ言いつつ、使いこなす。

焼き鳥=当然、鶏。醤油味のタレが掛かっていて、、、南関東にいた頃のトーゼンであった。んが、埼玉県では味噌だれも、平気な顔してついてくる。
「奥が深い」「不思議だ」
イラストレーターのたかぎなおこさんも著書で書いておられるけれど、わたしも思う。

なぜだろう?
元々埼玉県は、家畜として鶏より豚を多く飼っていたのかも知れない。
或いは近場。茨城県や栃木県のどこそこから来たのを、調理していたのであろうか?はたまた嗜好。鶏より豚が埼玉県の人の口には合っていたのか?味噌だれについては、近隣の群馬県の味覚影響もあろう。

んが考えてもご覧なさい。
鶏より豚、豚より牛といった順繰りでお肉は値が張るんです。
鶏を使った方が、安上がりに出来ると思うけどなぁ。
やーっ、習慣って本当にいろいろあるんですねぇ。
この種の焼き鳥(いや焼豚か?正確には)も、かなりイケます!

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