見出し画像

勇気ある天才 篠原悠人

あまり知られていない話であるが
篠原悠人選手は、ほとんど減量無しで
65キロリミットのスーパーライト級を
主戦場として試合を行っている。

彼のスリムな体形を考慮すると
ベストな階級は60キロ未満の
フェザー&スーパーフェザー級となるだろう。

何故、篠原選手は
その長いリーチが活かせる
適正階級で試合を行わないのか…

篠原選手を指導する、正道会館 
湊谷コーチが Abema TVの取材において
この疑問について明快に答えている。

篠原選手がプロデビューした当時
ー65キロの階級には
生きる伝説ゲーオ・ウィラサクレック
平成の怪物 野入正明
世界の頂点を獲った 久保優太
そして、尾張の剛腕 大和哲也など
ムエタイやキックボクシングで頂点を
極めた選手達が続々とK-1のリングに集結していた。

故に、ここで1番になるということは
軽中量級最強の称号を得るのと同意であった。
篠原選手は、この名誉を得る為だけに
体格的に不利な-65キロの階級で
プロになることを選んだのだ。

ー65キロの階級にエントリーしている選手の
通常体重は70~75キロ位だと思われる。
中には15キロ以上も減量する強者もいるそうだ。
計量は前日に行われるので、試合当日までには
対戦相手はリカバリーして体重を6~7割ほど戻してくる。

減量の必要の無い篠原選手は試合以前に
5~10キロ近い体重差のハンデを
すでに背負っているのだ。
階級制のスポーツで、最大4階級上の
選手と対戦する危険性は想像に難くない。

そんな過酷な状況の中で、
ハイペースで白星を重ね
Krushスーパーライト級の
タイトルを奪取したことは賞賛に値する。

そんな篠原選手の武器は、
神が悪戯で与えたしか思えない程の
殺傷力を持つ左右のストレートだ。

体重差を物ともしないパンチという
武器を持つかわりに、蹴りの技術を
スポイルしているところが
何とも悩ましい所だが…

今回、1階級下の
K 1 WGPライト級最強トーナメントに
篠原選手も満を持して出場する。

体重差のハンデキャップが
2.5キロ無くなることで、
より一層、彼のパンチは
対戦相手の脅威となるだろう。

トーナメント1回戦の相手は
現在のK1 & Krush軽中量級の
強さの象徴となった
ゴンナパー・ウィラサクレック選手だ。

現役の世界ライト級王者の
卜部功也選手をはじめとして、
ライト級の猛者達を破壊しまくる
ムエタイベースの強豪選手だ。

おそらく、
この一回戦の勝者が
K-1WGPライト級の覇者となるだろう。

ゴンナパー選手の蹴りか?!
篠原選手のパンチか?!
事実上の決勝戦は
12月8日(土)にゴング!

この試合の行方を見逃すな!!

ご支援賜れば、とても喜びます。 そして、どんどん創作するでしょう。たぶn