7等星

存在が絶妙なbug、好きな食べ物は豆大福。

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    恋人とのはなし。日常、ときどきジェネレーションギャップ。

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    読んだ本や、やってみた研究のはなし。ちなみに7等星は日本近代文学専攻、坂口安吾を研究してます。

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7等星の自己紹介・改

初めましての方も、前から知ってるよって方もこんばんは。7等星です。この国のどこかでのほほんと暮らしているのですが、この度大学を卒業して社会人になった(そんなすぐになれるのか?)ので自己紹介も改訂版を出してみることにしました。 文章を書くことが好きなのは大学生の頃から特に変化はなく、書きたいことが練り上がったときに出力している感じです。ただ、仕事をし始めたり資格勉強を始めたりとなかなかバタバタしており、更新頻度はさらに落ちてしまうのかな…と危惧しております。できれば1週間に1

    • 18歳差のふたりの3年半

      18歳差の彼との付き合いが3年半を超えた。だからといって、何かお祝いしたわけではない。3年半経つね、そうだね、だけだったけど、それで構わないのだ。 1年に1回の記念日、それぞれの誕生日、特別なのはそれだけで、あとは日常が流れていく。付き合いたてのときはクリスマスやバレンタインに何もしない、というのにちょっと不満があったりもしたが、3年半も経てば別にいいかなと思えてくる。周りに合わせてそうしなくても、私たちの関係がそれで変わることは多分ないと感じるから。 (クリスマスの雰囲気は

      • 今日はたまたま大学の近くに行く機会があったので、学生の時バイトしていたスーパーに寄ってみた 知ってるバイトの子が2人いたので少し話したけど、片方の子はたまたま今朝私のことを思い出していたという なんだかその子に呼ばれたのかもしれないような気がした

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          夏がもうすぐそこまで来てる

        • 固定された記事

        7等星の自己紹介・改

        • 18歳差のふたりの3年半

        • 今日はたまたま大学の近くに行く機会があったので、学生の時バイトしていたスーパーに寄ってみた 知ってるバイトの子が2人いたので少し話したけど、片方の子はたまたま今朝私のことを思い出していたという なんだかその子に呼ばれたのかもしれないような気がした

        • 夏がもうすぐそこまで来てる

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        記事

          愛は物理的に摂取できるらしい (美味しかったです)

          愛は物理的に摂取できるらしい (美味しかったです)

          希望と諦観が手を繋ぐ

          先日、干支を2周して24になった。正直なところ、1周目のことはあまり覚えていない。私は1周目から成長したのだろうか。 身長はさほど変わらないが、見た目はかなり変わったと思う。中身はもっとぐちゃぐちゃになったと思う。自分のこと、未だにわからないなと感じることは多々ある。 当時はだいぶ怖い物知らずな性格で、割と陽キャだったように記憶している。歳を取るにつれて影が濃くなるのがわかって、人の目は怖いし心は病むし、「まとも」を徐々に踏み外してここまで流れ着いてしまった。 12歳の私の

          希望と諦観が手を繋ぐ

          他人行儀な403号室と生活の匂い

          403号室に引っ越してきてから1ヶ月以上が過ぎた。家具はほとんど以前から使っているもののはずで、壁の色、床の色も前の部屋とそんなに変わらない。なのにいつも私ではない、誰か別のひとの部屋のような気がしてならなかった。こういった経験は、あなたにもあるだろうか。 実家に帰っているとき、彼の部屋にいるとき、さらには比較的近くに住んでいる大学の友人の部屋に泊まったときの方が余程リラックスしていた。それぞれの部屋は、私とその一室の間に誰か見知った人がいて、彼らが私と部屋の関係を取り持っ

          他人行儀な403号室と生活の匂い

          大学の友人たちと文通を始めた話

          大学の友人たちと文通を始めた。もちろんLINEだったりインスタだったりで繋がってはいるけれど、そこに加えて文通を始めた。生存確認やちょっとした連絡なんてものはスマホでやってしまえば一発なのだが、どうも我々は、手間のかかるめんどくさいことが好きらしい。 別に私は手紙の良さを大いに語って押し付けるような、懐古厨的文章を書こうとするのではない。手紙を書く人間が少数派だってことなんて、わかりきっているから。 しかし、それは悪いことではなくて、単に時代の流れ、技術の発展によるものだ。

          大学の友人たちと文通を始めた話

          新しい優しさの形

          時代が変われば人は変わり、価値観も変わる。変わらないもの、と呼ばれるものもあるが、実はちょっとずつ変わっていることもある。現代における「優しさ」も少しずつ変わり始めているものの1つかもしれないと、最近なんとなく考えるようになった。 優しさ、というとどういうものを思い浮かべるだろうか。実体が無い分ひとにより異なる想像をするのだろうが、自分と何かしら他者との間に生まれるというのは変わらないのではないか。あんまり範囲が広すぎてもいけないので、今回はひと同士の場合に限定してみる。

          新しい優しさの形

          千早茜『ガーデン』について

          千早茜『ガーデン』を読み終わった。この方の小説は、元々『しろがねの葉』が気になっていたのだが、それより先にこちらを手に取ることとなった。結果としては個人的に大当たりであったため、他作品にも期待が高まる。 『ガーデン』に話を戻す。主人公羽野と彼の育てる植物たち、そして彼を取り巻く女性たちとの関係が丁寧に描かれていた。もっとも、基本的に文章は羽野の視線に寄っているため、女性たちひとりひとりが羽野ほど丁寧に描かれているわけではないが、その書き方はこの物語にふさわしいのだろう。

          千早茜『ガーデン』について

          さよなら111号室

          明日は4年間暮らしたこの部屋、この町を出る。初めてひとり暮らしした部屋、すっかり見慣れた町。 巷でもよく言われることだけど、やっぱり大学生活はあっという間だったと思う。 私がこの町に引っ越してきたとき、世間ではコロナが猛威を振るっていた。せっかく入学した大学も1年くらいはオンラインで、校舎にはほとんど入っていなかった。 しかし、そういう状況じゃなかったら、私はこの町の人々のことを全然知らなかったかもしれない。大学関係のことが無さすぎて暇だったので、当時はよくひとりでこの町を

          さよなら111号室

          命綱の会話

          自分が、随分と繊細なやつだと気付いたのはいつ頃だったか。小さい頃から泣き虫ではあったけれど、それにしたって今に引きずりすぎていやしないか。 長い間、人の顔色を伺いながらそれに対応した行動をしてきた。多分それは今もそうなのだろう。 「君は基本的に誰に対しても他人行儀だから優しくて、心を開いたひと握りの人だけをものすごく信頼してるんだと思うよ」 と、恋人は言った。間違っていないと思う。だからこそ、理想と現実の違いについていけなかったり、基本的に物事を悪い方向に考えてしまう。見た

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          母をたずねて3万字

          卒業論文を書き始めて約2か月が過ぎた。元々考えていたテーマを変更したこともあって周りの友達より書き始めが遅く、かなり焦った時期もあったが、ずっと好きだった作家の作品についてまだ誰も発表していない考察を述べていくというのはやはり楽しいし、そのために大学に入ったといっても過言ではない。私は現在、坂口安吾の描く「母」という存在について小説の本文に基づきながら卒業論文を書いている。 ただ、同じ観点(いわゆるテクスト論というやつ)からの先行研究がびっくりするくらい無いのである。安吾と

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          父として、人として

          先日、父が誕生日を迎えた。 LINEでおめでとうと送ると、ありがとうと返ってきた。父と他愛もない話をすることは前からあったけれど、それが増えたのは大学に入り、ひとり暮らしを始めてからだ。 そもそも私は父が苦手だ。 世の中には娘を叱ったりしたことがない父親も少なからずいるというが、そういう話を聞くとやっぱり少し驚いてしまう。 父が怖い。彼は割と気分屋で気が短いタイプなのか、昔から小さなことでガツンと怒られることが多かった。手が出ることもあった。私は、彼が何故そんなに怒るのかわ

          父として、人として

          いつからまだ若いと錯覚していた??

          7等星23歳、少し前に、ついに顔にシミがあるのを発見してしまった。 なんでもない日にいつも通りスキンケアをしていたら、目の下、頬のあたりうっすらと茶色い点。よく見ると両頬にある。 そんなすぐにできるようなものでもないだろうし、なぜ今まで気づかなかったのか? いつからまだ若いと錯覚していた?? バイクに乗る身ではあるけれど、できる限りのUVケアはしてきた。仮にそれでもツーリングが原因だったとして、20代前半でも1年でシミができるものなのか? 色々と思い返したり調べたりしてみ

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          とある文学部生の独白

          「文学部に行ってどうするのか」 「行ったところで役に立つのか」 今までたくさん言われてきたし、私もどう答えたものかたくさん悩んできた。多分、文学部に属す、属していた方々で言われたことあるよという方も多いのではないだろうか。 これまでの私の回答としては、 「好きでやっているのだから放っておいてくれ」 である。 本当は、三浦しをん氏の『きみはポラリス』より「骨片」という作品を引っ張ってきて、これを読んでくれと差し出したいところ。 文学を通して人間の心や思考に向き合っていける素

          とある文学部生の独白