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勘違い、千年女優。

 娘(三女25歳)の勧めで、千年女優(リバイバル版)を見てきました。

 タイトルからして、まったく勘違いしていました。しかも最近、テレビで「葬送のフリーレン~旅立ちの章~」や映画館での「傷物語ーこよみヴァンプー」を見たこともあってか、千年の時を生きる女優が主人公のアニメ映画だと思い込んでいました。

 でも実際は、スクリーンの中だけで千年もの長い時を生きる女優、藤原千代子の「鍵」がもたらす一大叙事詩でした。しかも本当の主人公は、立花源也なのではないのかと小生は思いました。錯綜とした現実と幻想の世界で彼はカメラマンと共に、千代子を見つ、追い求め、身をもって守り続けます。これを「銀幕のロマンス」と言ってしまえば安っぽい表現ですが、スクリーンという非現実の世界に生きた男の一本気が感じられました。

 そういえば「地震」と「鍵」がテーマになっていたアニメ「すずめの戸締まり」を思い出します。度重なる地震は、何を物語っていたのでしょうか。

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