600万画素の男

10年前までは最底辺のコンピュータプログラマ。 2か月前までシーケンサ制御盤の盤組屋…

600万画素の男

10年前までは最底辺のコンピュータプログラマ。 2か月前までシーケンサ制御盤の盤組屋だった現在無職の最低野郎。 50半ばで体のあちこちがぶっ壊れ始め、やむなくリタイヤ。 10年やってきてうだつが上がらなかったってどういう事? 取り組みが甘いだけだというご批判はごもっとも。

記事一覧

完成形は600万画素

以前記事の中で取り上げたシャープVN-EZ1は、世界最初の実用的なデジタルカメラと言ってよいカシオQV-10のフォロアーと言うべき機種でした。 それでは、デジタルカメラとい…

600万画素の男
5時間前
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しまった。諸般の事情(主に天候不良)で取材できなかった。
という訳で申し訳ないですが次の投稿は一日延期させていただきます。

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推し活

少し前の投稿で取り上げたウジェーヌ・アジェですが、彼が写真家として認知される過程で同じ写真家であるベレニス・アボットの活動について取り上げないわけにはいかないと…

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JPEG以前。コンピューターグラフィックの歩み

写真はデジタル化する以前に長らくフィルムで撮られてきた歴史がありました。 デジタル写真が広まる以前、ディスプレイ上に描画するグラフィック - コンピューターグラフ…

600万画素の男
2週間前
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世界最初の写真家は誰か

以前に写真とは、日本では「真実の記録の一種」という捉え方が強いが、photographと呼ぶ海外ではアートの一種として捉えられている傾向が強い。という事を書いたと思います…

600万画素の男
3週間前
20

2つもある!ヒコーキの神社

神社と言うと普通は昔からその地に祭られている神様のお社だと思うのですが、たまに想像もできないような神様がお祀りされてる神社があります。 最近発見した想像もできな…

600万画素の男
4週間前
10

10年前のカメラで十分な気がする

600万画素機メインの写真生活になってからあまり最新機種を見なくなっていたのですが、とあるきっかけで最新ミラーレスの情報を集めてみる機会がありました。高けぇ。今ど…

600万画素の男
1か月前
68

画像仕上げ:ノイズ

メーカーによって呼び名が違いますが、ピクチャーコントロールとか、ピクチャースタイルとか言われてるコントラストとか色あいとかのカスタム設定を使いこなして、自分だけ…

600万画素の男
1か月前
10

お城に咲く花

何となくですが、桜にはお城に咲く花というイメージがあります。実際に撮りに行っている写真を見直してみるとお寺の桜か多いんですけど。 完全に個人的な思い込みなわけで…

600万画素の男
1か月前
8

趣味なら本気で

というキメ台詞の渡辺謙のCMがあったのを覚えている方いますでしょうか。確か何種類かあったはずなんだけど、Youtubeをあさってみたらこれしか見つからなかった。渡辺謙ピ…

600万画素の男
1か月前
8

また一つ、消えゆくレトロ

奈良県の東南部、高松塚古墳で有名な明日香村と桜の名所、吉野の玄関口と言われる大淀町の間にある町が高取町です。 この町では毎年3月のひな祭りの時期になると、町屋の…

600万画素の男
2か月前
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閉園したその後。倉敷チボリ公園の場合。

妄想の王国 遠くにあってなかなか行ける機会はないけども、いつかは行きたい。と思っていた遊園地は東京ディズニーランドではなく、倉敷チボリ公園でした。 写真で見た…

600万画素の男
2か月前
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みさき公園の思い出 - 結晶化の結果として

自分の記事を度々ご覧になられた方は、年末年始に自分勝手に大阪府岬町のイルミネーションイベントの宣伝を行っていたのを覚えておいででしょうか。こういう振る舞いの元に…

600万画素の男
2か月前
10

人が撮れない。という悩み

写真という趣味は比較的ハードルが低くて誰でも始められる趣味だと思います。リスクという面で見ても比較的低いと思うのですが、それでもここでシャッターを切るのは控えた…

600万画素の男
2か月前
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スマホカメラ。タッチシャッターで最強のスナップシューターになる説

この前、注目記事に取り上げていただいたシャープVN-EZ1の記事が自分史上最大のバズりっぷりを発揮していて密かに小躍りしているところです。やっぱり機材レビューって需要…

600万画素の男
3か月前
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仮説:写真は時と光の結晶か。

個人的感想ではありますが、日本人が世界に誇る美点として誇ってよいと思う点の一つとして、海外の優れたもの取り込んで自らの中に消化してより優れたものとして昇華させて…

600万画素の男
3か月前
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完成形は600万画素

完成形は600万画素

以前記事の中で取り上げたシャープVN-EZ1は、世界最初の実用的なデジタルカメラと言ってよいカシオQV-10のフォロアーと言うべき機種でした。
それでは、デジタルカメラというジャンルの最初の一台と言QV-10のその後。カシオQVシリーズはどのように発展していき、最終的にどうなったのでしょうか。

埋没していく先行者

初代QV-10の開発コンセプトは「カメラのついたTV」だったと言います。それまで

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しまった。諸般の事情(主に天候不良)で取材できなかった。
という訳で申し訳ないですが次の投稿は一日延期させていただきます。

推し活

推し活

少し前の投稿で取り上げたウジェーヌ・アジェですが、彼が写真家として認知される過程で同じ写真家であるベレニス・アボットの活動について取り上げないわけにはいかないと思ったので、今回はベレニス・アボットのお話を少し。

連邦美術計画

前回の記事で少し紹介した通り、ベレニス・アボットが写真家として実績を積み始めたのは1930年ごろはちょうど世界恐慌まっただ中で町中に失業者があふれていた時代でした。

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JPEG以前。コンピューターグラフィックの歩み

JPEG以前。コンピューターグラフィックの歩み

写真はデジタル化する以前に長らくフィルムで撮られてきた歴史がありました。

デジタル写真が広まる以前、ディスプレイ上に描画するグラフィック - コンピューターグラフィックが存在していました。そう、写真が現れる以前に絵が存在していたようにです。

今回はそんなコンピューターが描く。コンピューターで描く絵のお話です。

文字だけで絵を描く!

初期のコンピュータ - まだキーボードもディスプレイもつい

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世界最初の写真家は誰か

世界最初の写真家は誰か

以前に写真とは、日本では「真実の記録の一種」という捉え方が強いが、photographと呼ぶ海外ではアートの一種として捉えられている傾向が強い。という事を書いたと思いますが、果たして最初から写真はアートだったのだろうか。つまり写真家は最初からアーティストだったのだろうか。と言うのを考えてみた話です。

発明家だった「写真家」

現存する世界で一番古い写真は1822年にフランスのジョゼフ・ニセフォー

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2つもある!ヒコーキの神社

2つもある!ヒコーキの神社

神社と言うと普通は昔からその地に祭られている神様のお社だと思うのですが、たまに想像もできないような神様がお祀りされてる神社があります。

最近発見した想像もできない神社は何と飛行機をお祀りしている神社。しかも一つや二つではない数の神社が飛行機をお祀りしているのです。

近畿地方だけで2箇所もあるのを見つけたので、ひとまず見てきました。

「飛行器」の神社・飛行神社

京都府八幡市にある飛行神社はラ

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10年前のカメラで十分な気がする

10年前のカメラで十分な気がする

600万画素機メインの写真生活になってからあまり最新機種を見なくなっていたのですが、とあるきっかけで最新ミラーレスの情報を集めてみる機会がありました。高けぇ。今どきの最新ミラーレスってこんなに高いの?

いや、昔からプロ用の機種は高いものだったけど、今は一般向けの製品でも割と高価なんじゃないかと思います。

高価になった理由はまあ分かります。解像力やらAF精度やらがフィルム時代の一眼レフとは比べ物

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画像仕上げ:ノイズ

画像仕上げ:ノイズ

メーカーによって呼び名が違いますが、ピクチャーコントロールとか、ピクチャースタイルとか言われてるコントラストとか色あいとかのカスタム設定を使いこなして、自分だけの写真に仕上げる。というデジカメならではの機能がありますが、これを突き詰めすぎて後戻りできない領域まで行ってしまった。という話です。

気に入ったピクチャーコントロールが見つからない

皆さんは凝った設定のピクチャーコントロールを使ってらっ

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お城に咲く花

お城に咲く花

何となくですが、桜にはお城に咲く花というイメージがあります。実際に撮りに行っている写真を見直してみるとお寺の桜か多いんですけど。

完全に個人的な思い込みなわけですが、どうしてそんな思い込みがあるのか考えてみました。

忠臣蔵の影響?

子供のころアニメっ子で現実感の薄い、空想物語が好きったからか、特撮物が苦手で、マジンガーZやガッチャマンは好きでもウルトラマンやゴレンジャーは苦手でした(嫌いなの

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趣味なら本気で

趣味なら本気で

というキメ台詞の渡辺謙のCMがあったのを覚えている方いますでしょうか。確か何種類かあったはずなんだけど、Youtubeをあさってみたらこれしか見つからなかった。渡辺謙ピンチすぎだろ。あと追いかけてきた悪者。謙にカメラ向けられたからってポーズとるなw

マニュアルフォーカスしかできない200万のカメラ

冒頭の渡辺謙のCMを探してYoutube界隈をうろついていると最近有名人の皆さんが「ライカを買っ

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また一つ、消えゆくレトロ

また一つ、消えゆくレトロ

奈良県の東南部、高松塚古墳で有名な明日香村と桜の名所、吉野の玄関口と言われる大淀町の間にある町が高取町です。

この町では毎年3月のひな祭りの時期になると、町屋のひな祭りと言う町全体でひな飾りを行うお祭りが行われるのですが、なんと今年限りで終了してしまうという話を聞きつけて急遽出かけてみることにしました。

雨にも負けない張り子の雛

奈良県では高取町に限らず、ひな祭り時期になると何かしらのイベン

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閉園したその後。倉敷チボリ公園の場合。

閉園したその後。倉敷チボリ公園の場合。


妄想の王国

遠くにあってなかなか行ける機会はないけども、いつかは行きたい。と思っていた遊園地は東京ディズニーランドではなく、倉敷チボリ公園でした。

写真で見た時計塔がいかにもおとぎ話に出てくる王国の広場にある時計塔に見えたんですね。似たイメージを喚起させるものはディズニーランドのシンデレラ城にもある訳ですが、あちらはディズニーの世界を忠実に再現するあまり「現実にはどこにもない、自分の頭の中に

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みさき公園の思い出 - 結晶化の結果として

みさき公園の思い出 - 結晶化の結果として

自分の記事を度々ご覧になられた方は、年末年始に自分勝手に大阪府岬町のイルミネーションイベントの宣伝を行っていたのを覚えておいででしょうか。こういう振る舞いの元になっいるのは、今から4年前の丁度今頃にひっそりと閉園していった昔ながらの遊園地のせいであったりします。
みさき公園の詳細についてはwikiに詳しく書かれているのでそちらをどうぞ。と言うのはさすがに不愛想だと思うので、個人的思い出を中心に以下

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人が撮れない。という悩み

人が撮れない。という悩み

写真という趣味は比較的ハードルが低くて誰でも始められる趣味だと思います。リスクという面で見ても比較的低いと思うのですが、それでもここでシャッターを切るのは控えた方がよい。という場面はあります。でも自分の場合はシャッターが切れない。というお話です。

苦手だった「シャッターお願いします」

コロナ過に突入する以前の話ですが、旧式だけど見た目はゴツつて大げさなものが多い600万画素機を抱えて観光地など

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スマホカメラ。タッチシャッターで最強のスナップシューターになる説

スマホカメラ。タッチシャッターで最強のスナップシューターになる説

この前、注目記事に取り上げていただいたシャープVN-EZ1の記事が自分史上最大のバズりっぷりを発揮していて密かに小躍りしているところです。やっぱり機材レビューって需要あるみたいね。

とは言っても自分ではメーカーの売り上げに貢献できるような最新機種のビューが出来るわけもなく。それでも今手元にあるような変わり種カメラの記事でも書いて見たらまたバズるんだろうか?今回のはそれとは違うけど。

食わず嫌い

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仮説:写真は時と光の結晶か。

仮説:写真は時と光の結晶か。

個人的感想ではありますが、日本人が世界に誇る美点として誇ってよいと思う点の一つとして、海外の優れたもの取り込んで自らの中に消化してより優れたものとして昇華させていく能力ではないかと思っています。

写真についても、それが発明された欧米での呼び方 - Camera(カメラ)に「写真機」という訳語を与え、より優れたものを生み出すべく努力を重ね、少なくともカメラについてはその目標を達成できたといってよい

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