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イタリア〜パスタ・ワイン・ボディタッチ?〜

前回の続きです。ポルトガルで5日ほど過ごした後、イタリア/ミラノへ。

イタリア自体は8年前に行ったことあり、でしたが、その時はローマとナポリでした。
ローマは中部、ナポリは南部に対し、ミラノは北部。ベトナムもそうですが、
縦に長い国ほど南北で文化も言葉も異なるわけで。
昔テレビでナポリ人が「ミラノのピザはピザじゃねえ」って言ってたのが印象的です。

日本はそうでもないけど、外国って自分の郷土意識すごい強いよね。

【ファッションの街・ミラノ】
言わずと知れたファッションの街です。
メンズファッションショーのPitti Uomoも確かミラノ。
ミラノといえばPRADA、本店がミラノのガレリアのど真ん中にあります。
店の前には店舗に入るためだけの行列待ちが。
本店なので入ってみたい気持ちある反面、ちょっと外で待つには寒すぎた(5℃?)こともあり、断念。

ちなみにガレリアの周りには上記PRADAと、
レストラン、その他お店がばーっと。
ここが名実ともにミラノの中心です。
私が行った時(1/4)はGucciが大々的にクリスマスツリー出してましたが、よくよく考えたら競合?のPRADAの店の真ん前に
思いっきりブランド名が入ったクリスマスツリーぶっ立てるのも挑戦的ですよね。笑

グッチ、の奥にはディオール、プラダ。

服やらカバンやら爆買いする心持ち満々でしたが、実は何も買わず。
こんなことを言っては元も子も無いですが、結局のところ同じものは表参道でも銀座でも買えますし、
「ミラノで買った!」っていう箔を付けたいわけでもなければ、別にいいや、となりました。

Foot LockerやH&Mが世界中どこでもあることは言わずもがな、
PRADA/Gucciだって、変な話ベトナムにもありますもんね。
願わくばイタリアのローカルブランド的なものをもっと見てみたかったです。

ちなみに、ブランドのdiscount shopみたいなところ行ってみたのですが、そこは面白かったです。人も結構入ってた。
(古着じゃなくて、型落ち品とかロット落ちの商品って感じ)
マルジェラのジャケットとか、PT Torinoのパンツとか、面白いのは色々とあったんですが、
どれも絶妙にサイズ合わず。discount shopだから仕方ないよね、と断念。。

ちなみに、替わりに買ったのがこのビアレッティのコーヒーメーカー。

これがディスカウントショップ。以下でも紹介されてます(29分近辺)

【建造物編】
自分の中ではミラノといえばドゥオモ、ドゥオモといえば「冷静と情熱のあいだ」です。
男性目線を辻仁成、女性目線を江國香織が書いてますが、ちゃんと両方の視点から読みました。

ドゥオモ…やっぱすごかったです。
ミラノの街の中心に位置しますが、文字通りミラノのシンボルという感じでした。
いろんな国で教会の類は回ってきましたが、ここまで中も外も豪奢なものは中々無いかも知れないです。
最初に作り始められたのが1300年代、そこから5世紀かけて1800年代に一旦の完成、ということで
恐ろしく金も手間もかけてます。サグラダファミリアもそうですが、欧州は時にこういう桁違いな事しますよね。

ドゥオモの上から。ミラノは少し曇ってるほうが雰囲気出て似合う。
中、大迫力。

ちなみにホテルはドゥオモの真横にとってました。移動する上で非常に便利。
部屋は若干こぢんまり。

【その他】
前回のポルトガルとの比較にはなりますが、街全体として明るい雰囲気ですね。
人の感じとか、街の感じとか。うまく言えませんが、ポルトガルで感じた独特な陰鬱さはここにはあまり無かった。
同じEUの中でもイタリアのGDPはポルトガルの8倍程度だそうです。
経済規模の違いが、国の雰囲気に及ぼす影響もあるかなぁ。。と思ったり。
昔一旦チェコとか、あからさまに暗かったですしね。

冬なので木々は立ち枯れてますが、綺麗。

「ボディタッチ」とよくわからん単語を表紙に入れましたが、本当にイタリア人、ボディタッチがうまいのです。笑
やらしくないし、さりげない。
例えばレストランで隣の席に座ってたおばさまが脇を通りすぎる時「ごめんねー」って言いながら肩ぽんってしたり
ウェイターさんがビール持ってきてくれた時に「美味しそうでしょ?」って、またぽん
ボディタッチ+表情 だとは思うんですが、人をちょっといい気分にさせるコミュニケーションってあるんだろうなと思いました。
(なぜボディタッチが人をいい気分にさせるのかはよくわかりませんが。オキシトシン的なやつ?)
あまりにむすっとしてても、取っ付きにくい人だと思われるし、逆にペタペタやりすぎても訝しまれるのみ。
バランスが大事な気がするのですが、美味いですよね。

メラビアンの法則的に表情と身振り手振りで意思を伝えることにおいては
EUの人って長けてるよなって思います。
広い大陸の陸続きで、言葉が違う隣国と接する機会が圧倒的に多いが故の伝統でしょうか。
そう思うと日本人がそちらあまり上手く無いのも納得。

【飯】
うまかった。。本場のピザとパスタです。百聞は一見にしかず、ということで。
ミラノのパスタに限って言えば、日本のパスタより太麺が多いのは少し意外でした。

昼食べたパスタ、見ての通り太麺。美味。
野菜スープ。これだけでもう美味い。
ニョッキ。美味。
イタリアと言えばエスプレッソ。

【総括】
普段 雑然/ガサガサとしたアジアに住んでいる身としては
たまにヨーロッパに行くと「落ち着いてるなあ」となります。
過去からの蓄積、というか。歴史ある建物や石畳が今でも存在している、という事だけではなく、
そこに住む人々の価値観や生活スタイルも、大きく変化してないのかも、ですね。
アジアみたいにガツガツしてないし、慌ただしくもないし、どこか余裕すら感じます。
(個人的に欧州で一番感動するのは、道を渡る時車が止まって先に行かしてくれる事。何も考えず無尽蔵に突っ込んでくるベトナムとはえらい違いです)
その点アジアはどの国もそうですが、どうにもこうにも慌ただしい。シンガポールとか香港ですら、
みんなmoving walkの上でも早歩きですし、何かにつけてせっかち。
だからこそ急速に発展してきたという側面もあるのかもしれないですけどね。

考えてみると、海外に駐在になってから結構な頻度で海外旅行してますね。
むしろ海外に住んでるから、海外旅行へのハードルが少し下がる、という事なのかもしれません。
1/21-1/26は1週間香港にいました(これは、プライベートでは無いですが)。
2月のベトナム旧正月の時期には日本・韓国に帰りますし、3月・4月…は未定ですが、
こうして世界中あちこち、比較的自由に行き来ができるようになったのが非常にありがたいです。
歳を重ねても、大学生の頃の新鮮な気持ちを忘れずに居たい、という感覚です。

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