見出し画像

ゆるゆる書評コーナー(2023.10)

出張続きでした。最近どうにも更新頻度が落ちてしまってますね。
出張あちこち行くこと自体は好きなんですが、外食と飲みが続くのが
結構体に来ます。。元々自炊派というのもありますし、
あとどうしても酒が増える。
健康管理も社会人の仕事だなあと思います。

基本ベトナム内を北に南に行く事が多いのですが、ハノイに帰ってくると
やっぱり「帰ってきたなあ」となります。すっかり心はハノイアンですね。
せめて空気がもうちょいキレイならいいな、とは思いますが。
日本に帰ったら、多少会社から遠くても空気がキレイな所住みたい。

前置きが長くなりました。定例の書評コーナーです。

①「どんがら トヨタエンジニアの反骨」(清武英利)

トヨタで「儲からない」とされていたスポーツカーの生産に携わるエンジニアのお話です。
スバルやBMWと手を組んで新しいものを作る中で、企業文化の違いや
トヨタの社内での政治・駆け引きなどと戦いながら開発を進めていくところは
同じサラリーマンとして読んでて面白いですね。
この清武氏のビジネス小説、昔から好きで他の作品も結構読んでます。

②「国際機関で見た - 「世界のエリート」の正体」(赤阪清隆)

国際公務員という仕事に前々から興味があり、読んでみたもの。
著者自身は国連やOECDで勤務経験あり。国際「公務員」とはいえ
年功序列や終身雇用などはなく、基本2-3年毎の契約・空いてるポストを見つけてapply、
実力主義、、かなりアメリカ的雇用に近い勤務実態だそうな。
日本の国際機関への拠出資金額に比して、日本人の国際機関での勤務割合は
かなり少ないそう。
という事もあり、日本人が挑戦しやすいようなプログラムなんかもあるようで、
若いうちに、チャレンジしてみたいなあと思ったりします。
もちろん大変な世界なんだとは思いますが。。

③「転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール」(村上臣)

著者はLinkedinの日本代表を執筆時勤めていた方で、
元々ヤフーに勤めた後Linkedinにjoinと、彼自身も転職をしてきた人間です。
むやみに転職を進める本ではなく、寧ろ「仕事に対する考え方の変化」や
業界の見方、キャリアを考える上でのポイントなどわかりやすく書かれていて
転職を考えていない人でも読んでみると面白いかなあと思います。


結果としてキャリアに関する本が多くなっちゃってますね。
去年の7月に日本を離れてから1年と3ヶ月経った訳で、ゆるゆると
日本に帰った後のキャリアの事なんかも考え始めています。
自分にとって幸いなのは、2カ国 いろんな世界に触れる中で
興味がある分野、面白そうだと思える領域が結構わかってきたところ。

他方自分がその分野において実務経験・専門知識あるか?と言われた時に
やっぱり現状は先輩に頼ってしまっている部分が非常に多く、そこは 今後の課題として。
勉強したい事が色々と出てきた、というのは自分にとっても良い兆候だと思っています。

今後のキャリアのことを考えた時に、やっぱり自分の強みと言えるようなものは 身に付けたいですね。
語学なのか、専門知識なのか、或いはプログラミングとかコーチングみたいな技能の方なのか。
上記の「転職2.0」でも筆者が「タグ(=その人の特性や特技を表す要素)の組み合わせ」という事を述べていました。
自分のタグってなんだろう?そういう事を考えるステージに入ってきました。
もう30歳です。信じられねえなあ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?