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『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を観終えたので続編がどうなるか考えさせてくれ ※ネタバレあり

遂に公開されてしまった『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
とんでもないクリフハンガーでの幕切れに正気を失いかけた訳ですがその気持ちは皆さんも同じことでしょう。
約1年後に公開を控えるその続編『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』では一体どんな展開が待ち受けているのか。見当外れな妄想全開で予想してみたいと思う。
当然ながらこの記事はネタバレだらけなため誤って開いてしまった君は本編を字幕、吹替、IMAX、Dolby Cinemaで堪能したのちまた戻ってきて欲しい。

前置きとして筆者はスパイダーマンのコミックに関して知識がある訳ではないので殆どが戯言だと思っていただいて構わない。

というか敵誰?

普通に考えれば現時点で3候補だ
・アース42のマイルス(プロウラー)
・スパイダーマン2099(ミゲル・オハラ)
・スポット


・アース42のマイルス(プロウラー)
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』における衝撃のクリフハンガーのひとつとして登場した悪役のマイルス。ただよく考えるとアース42のマイルスを倒して素直に喜べるかと言われたら全然嬉しくない。え、嬉しい人いる?
甥をフルボッコにされるアース42のアーロン叔父さんを見てるのもつらいし、何より前作でアース1610のプラウラーを改心させようとしたアース1610のマイルスにとって悪に落ちた自分自身を倒すという手段を取るのだろうか。ただ、自身の対となる存在と闘うという設定自体は原作におけるヴェノム登場以降スパイダーマンを象徴するようなテーマでもあるので、ある意味ヴェノムを出さずしてこの構図を作り出したという点については感激した。
ちなみにスポットがアース42のスーパースパイダーを次元転移させた回想のビジョンでは、学校のような場所でドレッドを2本垂らした青年に背後から近づくスーパースパイダーが映る場面があるので、恐らくアース42でスパイダーマンになるのはマイルスであったことが推察される。本来彼は正義の心を持っていたはずなのだ。
あと正直グウェンらスパイダーバンド(便宜上エンディング直前に集結したスパイダーマンたちをこの名で総称とする)の皆さんが加勢しに来ることを考えると、アース42のマイルスだけで太刀打ちできるの?という疑問もある。

ではアース42ではマイルス同士のタイマンになるのだろうか?
多分違うと思う。と言うのもアース42ではシニスター・シックスの存在が明らかにされているので、結果的にスパイダーバンドvsシニスター・シックスの乱戦になるのではないかと予想する。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では1対多数の戦闘はあったが『スパイダーマン:スパイダーバース』のメイおばさん家のようなチーム戦がなかったので、続編の『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』に取っておいてあるのだと勝手に思ってる。やってください。
そしてなんやかんやアース42のアーロンおじさんが戦闘に巻き込まれたところをアース1610のマイルスが身を挺して助けることで、アース42のマイルスが改心して味方に着くのでは?と予想する。「2度と目の前でおじさんを死なせはしない!!」とか言ってくれちゃってどうぞ、ちゃんと泣きますんで。
多分この流れでアース42のマイルスが味方に着けばカノン現象の到来が近いアース1610のジェフを助けるためにアース42のマイルスも助太刀してくれるのではないか(これは熱いです)。

・スパイダーマン2099(ミゲル・オハラ)
仮に上述の流れを汲む展開が描かれた場合、多分オハラ氏ブチギレ。
カノン現象原理主義者的にはアース1610の起こるべき運命が阻止されたとなると黙っちゃいない。
ただ、アース42のマイルス同様に観客的にスパイダーマン2099がボコボコにされて嬉しいかと考えるとこれも可哀そうな気がする。そりゃ中の人はオスカー・アイザックなので色々不憫な感じになることは多いかもしれないけど、彼を倒してしまうと彼が守るべきアース928Bが無法地帯になってしまうかもしれない。
なので個人的にはどうにかマイルスと和解して最終決戦に加勢していただきたい。そもそも論として『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』ではアクロスという言葉通り様々なバースを渡り歩いた訳ですが、続編のタイトルである『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』のビヨンドは超越。つまりスパイダーバースという概念すらも超越し飛び越えていくはずなので、カノン現象とかそんなルールはもう関係なくなるに違いない。
あとちょっと気になってるのはマダム・ウェブとか出てくるのかしら?実写化もするみたいな話聞いたし今作の運命論からすると出て来てもおかしくないかなとは思ってるけど果たして・・・。

・スポット
こうなると大ボスは君しかいない!
というかそうするべく原作で(多分)大きなイベントやメインのヴィランとしては活躍しないスポットをあそこまで物騒な感じに盛り上げたのでしょう。考えてもみれば真人間のキングピンをあれだけ『スパイダーマン:スパイダーバース』では怖く描いたのだから、同様の手法でアプローチしていることには何ら違和感を覚えない。
ここまで来てスパイダーソサイエティの皆さんが活躍できる場が無いなと思ったのでひとつ思ったのが、スポットが多次元からヴィランをじゃんじゃん連れきて大乱戦とかにならないかな。
原作にネガティブゾーンとかいう物理的に収容できないヤバめなヴィランを封じ込めるための刑務所みたいのがあって、シビル・ウォーの原作だとキャプアメチームが人手足りん!みたいなノリでヴィランを味方につけてワグネルチャレンジみたいなことするんですよね。
本作のスパイダーソサイエティ本拠地にヴィランが大勢捕まってるのって結構設定としては近いような気がするのでスポットが収監中のヴィランを解き放てば良さそうな気がする。

観たいシーン

これは完全にオマケであって実現した際に私が喜ぶ以外の要素は皆無です。
・マイルスと再会したスパイダーノワールが色の揃ったルービックキューブを見せる
・絶体絶命のピーター・B・パーカーを別バースの成長したメイデイ(アース982 スパイダー・ガール)が救う
・スパイダーメイおばさん登場
・レオパルドン登場
・キャプテンユニバース(コズミック・スパイダーマン)登場
・スーペリア・スパイダーマン(オットー・オクタヴィアス)登場


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