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飲み物の注文のみ細かい料理屋さんごっこ

娘(5歳)と息子(3歳)は最近、二人でごっこ遊びをするのが好きである。娘が先生、息子が生徒役になり学校ごっこをしたり、娘がお母さんで息子が子ども役になっておうちごっこをしたりと微笑ましい。

その中でも特に、娘と息子が好きなのは料理屋さんごっこやレストランごっこである。家にあるままごとセットの食材や料理のおもちゃを使って、食べ物屋さんごっこを二人で楽しんでいる。

しかし、そこに親の嗜好が色濃く出てしまうことに驚いている。

というのも、私も妻もお酒を飲むのがかなり好きな方だ。それが娘と息子の食べ物屋さんごっこにもあらわれてしまう。
例えばある日はこんなやりとりがあった。

娘「いらっしゃいませー!まず飲み物どうしますか?」
息子「ビールでつ(ビールです)」
娘「プレモル、黒ラベル、スーパードライありますが?」
息子「スーパードライでお願いちまつ」

というような会話から始まった。
そしてお店屋さん役である娘は、間髪入れずにお客さん役の息子のところにやってくる。

娘「飲み物のおかわりいかがですか?」
息子「ちょうちゅうで(焼酎で)」
娘「芋、麦ありますが?」
息子「芋でつ」
娘「飲み方どうします?」
息子「お湯割りでつ」

などとやりとりは続いていく。飲み物のやり取りにやたら細かい料理屋さんごっこなのである。

息子「次はワインのちろ(白)ボトルでお願いちまつ」
娘「グラスはいくつお持ちしますか?」
息子「二つお願いちまつ」

などわりと子どもらしくないごっこ遊びが続いていく。

子どもたちは親が話していることをよく聞いているのだなと関心してしまう。

そしてそれはポケモンごっこという、あまり親がお酒好きかどうかということに関係ないような遊びにも影響を与える。

ポケモンの世界では、人間はポケモンを捕まえるためにモンスターボールという道具を使う。モンスターボールには「スーパーボール」「マスターボール」などいくつかの種類があり、ものによってポケモンの捕獲率に差があるらしい。

先日、娘と息子が「ハイボール!」「ハイボール!」と叫びながらぬいぐるみに小さなボールを投げつけていた。

何をしているのか聞いてみると、ぬいぐるみをポケモンに見立てて、それを捕まえようとするポケモンごっこをしているらしい。しかし、モンスターボールの中に「ハイボール」はない。ハイボールはウィスキーをソーダで割ったものであり、ポケモンを捕まえる道具ではないのである。

こんなところにもお酒好きの両親の影響か出てしまっているのかと反省した。

保育園でもポケモンごっこが流行っているらしいが、恥ずかしいので保育園ではハイボールと叫ばないようにしてほしいなと思っている。

ハイボールで捕獲できるのは酒飲みだけであり、ポケモンではないことを娘と息子には伝えていきたい。

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