少女都市からの呼び声・2回目の観劇を終えて

内容に関しては結局、瓶の中に閉じ込められた女は雪子ってことしか分かりませんでした。(ポンコツ)

1回目の観劇は下手通路側、2回目の観劇は上手通路側。

同じ舞台を別角度から見られる幸せ。

見れたものが見れず、見れなかったものが見れた。
人の影になってたものが見えたり、

逆に人の影になって見えなかったり。

上手から見ると、雪子の首を絞めたあとに殴られてる安田くんは博士と乞食に阻まれて見えるようになった時には田口が捕らえられてましたわ。

映画やドラマとは違う、生で人が演じるから起こる部分が2度見た事で感じられた気がした。

今日は前から3列目だったので内容を楽しむのと同時にキャストさんの表情に注目して見てきました。

前衛的なメイクだったり、一人一人の顔、表情、動き、よく見えた。

子宮虫ちゃんたちも、1回目は一緒くたに見えてたけどもちろん一人一人顔が違うし、メイクも違う。

年齢も違う感じがしたし、生きてるパワーって言うのかな、すごい感じた。

15日に観劇した時から2週間ほどたって、山田と田中のひゅーるるるるるる(キタキツネを呼ぶ音)の下りが長くなってたり、ダチョウ倶楽部のネタが盛りだくさんになってたり、火事の電話をする場面では、もしもし大変です!街路樹に除草剤撒いてからしたり、車にゴルフボールぶつけて修理代ボってます!って通報するんだよ、ってビックモーターのネタが盛り込まれてたり、六平さんさすがでした。そのアドリブに対応する肥後さんもさすがでした👏

その楽しい時間からの響く男性のテノール?くらいのいい声が最高にピリッとするね。

セリフ回しが早くて聞き取れないところが1回目にはあって、まあ今回もあったんだけどそれも何とか聞き取ってきたので簡単に感想を述べたいな~なんて思います😊

①男は帰るのが好きね~の雪子のセリフとカエルが帰るの安田くんの歌
②子宮虫と乞食のかけ持ちしてる人がどちらで出てるか
③オテナの塔:私なりの解釈

って感じでかけたら理想です。

①男は帰るのが好きね~の雪子のセリフ。

安田くんが口から赤い紐出したりピンポン玉吐き出したりする時(まずこれは何?)の場面、余談なんだけどパントマイムみたいに光に追い詰められてく安田くん、めちゃくちゃ光に照らされてるし上むくしで目閉じてんのかなと思いきや全然かっぴらいて上向いてました(心配)

迎えに来たんだ!帰ろうよ!の安田くんに対して雪子が男って帰るのが好きね~という。

連隊長以下兵隊さんたち(男)がオテナの塔を目指してた。

フランケも連隊長に、お前の好きなオテナの塔だ!って言われてたし、お前なりのオテナの塔作戦を立てろ、と言われていた。

オテナの塔が見えるのか??の老人Aと老人Bの六平さんと肥後さんも男性。

男性ばかりがオテナの塔をめざしてる。

単純にオテナの塔は男性の帰る場所なのかな?と思ったのが率直な感想。

そして安田くんの歌、かえるがかえる、帰るところがない子はなんて鳴くんだろう、帰る子に向けて帰ろうって鳴くのかな?みたいなあれです。

めっちゃ低音が最高に最高だったし、なんかほんとにほんとに惚れちゃった😭

帽子フリスビーみたいに投げるのまじでかっこいいんだけども???

って思ってる間にカエルが帰る歌が脳から抜けてく罠……

死にそうになってる子がいるって風がオイラに伝えるのさ、

みたいな歌詞もあった気がする。  


消防署から表彰されたのと愛人の写真をもってオテナの塔を目指す老人(肥後さん)に、あの世に持ってくんだなっていう老人(六平さん)。

兄さんの指を切る時に、私半分死んでるのよ!!という雪子。

乞食……

半分仮面を被って科学的になってるフランケ

死にそうな人たちが帰るところがなくてオテナの塔を目指すのかな、死人の魂が帰るところがオテナの塔なのかな、

安田くんのカエルが帰る歌はそれなのかな、

なんて思いながら聞いてました。

②掛け持ちの演者さんがどちらの役で出ているのか

最後、ビー玉の演出の前にナースの桑原さんと、乞食が出てきて、赤い孔雀の歌を歌ってる時、雪子がつられて上に吊られてって、安田くんが客席歩いて去るとき、ビー玉がばら撒かれる。

前回下手通路側だったのでほんとに真横を安田くんが通ったからドキドキしちゃってビー玉どころじゃないし正直吊られてる雪子は視界に入ってなかったんだけど、今回上手だったのでビー玉と雪子をよく見てたら、ゆきこがにいさーーーん、って言いながら上に手を挙げてるんだよね。

何かを昇華してるのかな~なんて思いたくなるような、

満たされないパンティーを履くナース、乞食、……昇華できないものを持つ人があの場にいた気がした。

着替えが大変だから、もあるし、桑原さんが黒い『ウイスキ~はお好きでしょ??』の人じゃなくてナース出ててるし、三宅さんもフランケじゃなくて緑のパンツ履いてる男児で出てるし、まあ子宮虫で出てくる場面じゃないのはそうなんだけど、かけ持ちしてる人達がどちらの訳で出ているか見ると、もっとよく分かるのかな~~と思いつつ、見きれず把握しきれず、な感じで、私の中で消化不良。


ラムネ買ってきましたー!!!に繋がる、ビー玉を落とすなよ、って言ってるそばから落とすな!!のシーンで、フランケが雪子の元に集まるビー玉は○○○なんだ……みたいに言ってて、これだ!ってなったけど舞台が終わった今、忘れてしまった。

それが雪子の元に集まって最後にばーーってなるんだ~!!!ってスッキリしたけどしっかり忘れた。思い出したら書こう。

③オテナの塔:私なりの解釈

連隊長が、春になっても夏になっても我々は内地に帰れない
部落の少女の腹に○○(忘れた)をつきさす覚悟はあるか!お前(フランケ)はあたたかすぎるからできない!
お前(フランケ)は暖かいオテナの塔を持っている!

という。

連隊長の歌では冷たい氷に我々がまみれた時にオテナの塔がどうのこうのと歌っている


春になっても……のところは普通に『死』を意味するのかなと思うけど、
冷たい氷の中でオテナの塔を目指す、と、お前は暖かいオテナの塔を持っている→お前なりのオテナの塔作戦を!→雪子をガラスにする

の意味が全然理解出来ず、難しい……と思いながら観劇してた。

漠然とした思いを言語化すれば、オテナの塔は、『夢』なのかなと思ったり。

フランケも私は夢を見ていました連隊長どの!!
って言ったりしてたけどその夢とはまた違って、なんて言うか、残された未来という意味をもつというか。

余談だけど公平と平等は似てるけど異なるものである。

そして、少女都市が公平か平等か私には分かりえないけど、今で言うLGBTQが整って、どの性別、性自認も尊重されるというか、色んな人いて当たり前だよね?っていう、今の感覚で言うネイルが赤も青もピンクもベージュもいるよね?くらい誰も何も気にしない世界を指す気がする。

さらに、少女都市の中のオテナの塔なのか、オテナの塔のなかの少女都市なのか。

日本語的に考えれば都市の中の塔だけどなんとなく逆な気がするんだよね。根拠ないけど。

オテナの塔が昇華されない魂の拠り所なら、その中で母と遠い存在になる雪子が居る少女都市はそういう女の人がいる場所。

って思えた。

逆に、部落って言葉が出たりするくらいだし、その公平か平等化は知らないけどこの脚本がLGBTが整った世界をめざしてないとしたら、雪子の『ガラスを扱うにはこの都市がちょうどいいのよ』って訪ねてきた田口に説明する時の言葉がスッと消化できる。

互いに繊細な気持ちを持ったもの同士が集まって拠り所にするという意味での都市なのかもしれない。


分からないことだらけ😅

ひとつ、すごい演出だな……と思ったのは

田口が目覚めてから、ビンコさん……2人はいつ世帯を持つんですか❓って尋ねるところ、ずっとビンコは田口から瓶が見えないように自分の体で隠してるんだよね。

そして、苦しそうに尋ねて、苦しそうに笑った時、ウゥゥ……って腹を抑えるんだよ。雪子が苦しむように……。

そして、ビンコが瓶の蓋を開けた時、雪子のはあ、、はあ、、っていう息遣いが聞こえるし安田くんも雪子も苦しんでないけど、ビンコがびんの蓋を抑えると、息遣いも止まるし、安田くんは苦しんで腹を抑えた後にガッカリとしたを向いてきれいな僧帽筋が見えるんですよ。

演者さんの連携がすごい!

あなたを連れて言う女は瓶の中に閉じ込めちゃいますからね!の言葉通り、ビンコは雪子を閉じ込めてしまうんだよね。同時に苦しむ田口と田口の腹があって。

腹から髪を出しても、有沢に恋をする田口の女性性は、田口の腹の中にあって、苦しい気持ちになるんだろうね。

最後に、

ウイスキーとワインの違いはあれど、瓶からラッパ飲みし慣れてる安田くんはほんとに笑ってしまうし、1回目見た時は飲みきれずに上向いて霧のようにして吹き出してたんだけど、今日は瓶を円を描くように揺すって液体をトルネードさせて早く喉に落ちてくる飲み方しながらウイスキー(仮)を飲み干す安田くんにキュンとしてしまった。

安田くんは給食で牛乳の早飲みしてたタイプの男子ですか??

安田くんが是政だった頃、あとはご自由にで片桐仁さんが来てくださって無限ループしちゃう回、横雛丸の牛乳はや飲みは見れたけど安田くんがモニターだったことが心残りだった私にとって最高の時でした。肺に入ってむせたりしないように気をつけて残りの舞台をこなして欲しいけど、ほんとに今日の安田くんは特にメロかったな……

雪子にフィアンセがいるとわかってブチギレてる田口二子宮虫ちゃんたちがボールをふわふわさせてる時にウザそうに舌打ちしてる安田くんとかさ……1回目見た時は子宮虫ちゃんが乱れた安田くんの髪を整えてて(きゃ///)ってなったけど今日のしたうちヤスくんも(きゃ///)ってなったな……

今日声低かったし、事ある毎に舌打ちしてたし、雪子を抱き寄せたり顔近付けたりするのがほんとに恋人の距離でやばかった……安田くんが男だった……

かと思えば雪子が舞台の真ん中で足開いてビー玉を捧げられてるシーンで這いつくばって舞台に上がって、見つかったあとフランケと追いかけっこする安田くんが地団駄踏んで見せた時、ほんとにぴょんぴょん飛んで、む~!ってしながらぷんすか怒ってて、上手側前列ブロックの私の周りが一斉に(可愛い…………)って呟いてました。

いやマジでほんとに可愛かった


今日のカテコでは舌ペロしながら歩いたりぱっと手を広げたり、ん~~、好き!

残りの舞台も健康に、可愛くかっこよく、頼れる座長様でいてくださいな。

2回見に行ってもまだ足りず、見終わった瞬間もう1枚チケット買うか迷うレベルでハマる世界ですね、私の場合安田くんありきな部分もあるけれど。大正琴も安田くん裏では弾いてるのかなとか、今日はあの演者さんの何人がチョコモナカジャンボ食べたかなとか、余計なこと考えながら観劇してるのも楽しかったです☺️

安田くんが関わらないと舞台を自発的に見ない私なので、安田くんがジャニーズにいて、橋渡し的な役割を果たせるのは自分だと、その思いで仕事をしてくれることで私の世界が広がってるな……と感じた2回の舞台でした。

また私を新しい世界に連れてってください🙇‍♀️

この先も無事に走り抜けられることをねがって。

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