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今週も何とか生き抜いた 【vol.3】

マイケル・ジャクソンおばさん登場

(1/15〜21)

Mon.

今週も何とか、、と言いつつ先週の話しちゃうけど、私にしては珍しく、「友達と会って大いに語らい食って飲む」を二日間連続行うというアグレッシブな週末を過ごした。
いやーよく喋った!
月曜日の朝には、声がガラガラ。スナックのママさんよりガラガラ。酒焼けした喉みたいな声だけど喋り倒しが故のガラガラ。

今更だけど、あらゆるトピックを友達と話せるの楽しいな。
友達と感情や体験を共有し合うのは、自他や時間の感覚とか感情の答え合わせみたいなところがあって、自分を再編集できるから本当に嬉しい楽しい大好き。
と、同時に自分の表現力に限界を感じたりすることもあるので、色々な言葉の引き出しを増やしたいなとも思う。
まぁ、「表現力豊かになりたい」と言ったところで「自転車乗っててハンドル切り損ねてガードレールに突っ込んだ」とかそういう話を(結果無事だったので)面白おかしくお話したい、とかそんなレベルですが。

あと、喋り倒しても声がガラガラにならない声帯が欲しい。
タバコを辞めてもう10年以上経つのに、そこんとこ、マジで残念過ぎる。

Tue.

小学生の頃からの友達と、会社の同僚(同僚と友達は初対面)と私の3人という謎のメンバーで、ブルーノ・マーズのコンサートに行った。場所は東京ドーム。
チケットは私が抽選に応募して当選ゲットしたんだけど、今回も席運の悪さという負のパワーを発揮してしまい「2階席の後方オブ後方」みたいなところが我々の陣地となりまして友達と同僚には平謝りしたのだった。
とは言え、コンサートはめっちゃ楽しんだ。
素晴らしいんですもの、ブルーノもバンドも。
そして私はマイケル・ジャクソンおばさんなので、ブルーノのあらゆる歌やダンス、ステージングやにマイケルみを感じて
「マイケル、貴方のエンターテイナー気質とクリエイター魂はブルーノ・マーズという、希代のスターに間違いなく継承されているよ…!」
と天を仰いだ。その意味でも深く感動を覚えたのでした。
てか、絶対マイケルはブルーノ好きでしょ。
ブルーノにいじり倒されて大ウケしてるマイケル見たかったな~

しかしブルーノ、AKBの曲をマッシュアップさせてドーム総動員DE「ヘビーローテーション」合唱タイム作ったり、日本語でMCして煽ったり、
バンドのソロパートに宇多田ヒカルや米津玄師の曲をナチュラルに入れ込んだりして、オーディエンスを意地でも隅から隅まで楽しませようとする気合がすごい。
そしてそれをブルーノ本人がめっちゃ楽しそうにやってるのが、またとてもいい。
そらみんなブルーノにメロメロだわよね、ワカルわかる。

まさかのカタカナデザインにグッと来て買ってしまった…!

Wed.

そんなことで興奮気味に就床した私であるが、朝起きたらイヤホンを失くしていたことに気付くの巻。
直ちに買いに行かねばならぬ。もう何個目のイヤホン買い直しだよ~しっかりしてくれ。頼むからしっかりしてくれ私!!!

Thu.

近所の住民が一所に集められて、「キャンペーンです、どうぞ~」と若い女性が茹でたタラバガニの足を一人につき1本配っていた。
え、結構大きめだぞタラバ!超ラッキー!
と私もカニ足を受け取ったんだけど、その直後に笑顔のタラバ嬢から
「では、蟹が行き渡ったようですので、、、皆さんには今日からトランプ氏の大統領選を応援していただきまーす!」
とアナウンスされたんですけど!!!は!!!何故!!!最悪だ!!!
という夢を見た。
夢の中で私は
「蟹はいただく。しかしトランプの応援なんかする訳ねーだろ」
とこちらはこちらで最悪な悪態をついていたんだけど、
「最悪(タラバ賄賂)には最悪(造反)で対抗すれば、マイナスとマイナスでプラスになるな」
という謎の計算をしていた。
(言うまでもなく、私はアメリカでの選挙権なんて持ってません!)

しかしさー。
私の感覚が及ぶ範囲において、私の大好きなタラバ蟹と私の大嫌いなトランプが同じ土俵で語られる世界の実現の可能性がある、ということに私はうっすらと感動しちゃったんだよな。
蟹とトランプのこと、普通同時に考えないじゃん?

Fri.

信じられないことが起きた。
失くしたと思っていたイヤホンが見つかった。
なんと普段持ち歩いているコスメポーチの中にいた!
…そんなとこ、いつの間入れたんだ私
という気持ちもさることながら、ここ数日間全くコスメポーチを開けることなく生きて来たことにも驚きだ。
コロナ前には昼休みには必ず多少のメイク直しをしていた私だったのに。
何十年も続けて来た習慣さえも簡単に変えてしまったよなぁ、コロナは。
と、自分の迂闊さをコロナのせいにしようとしてみたりして!

Weekend

友達に誘ってもらって、年末に次いで2度目のビヨンセ映画鑑賞。場所は日比谷。
自称映画館オタクを名乗る友達のおかげで、私が自力で辿り着いた前回の「残席あと僅か!選ぶ余地なし!」状態より遥かに良きポジションで観ることが出来た。ありがたい!
スクリーンから近すぎず遠すぎず、のど真ん中の席。臨場感がアッパレ過ぎてもうほぼライブ。これはもうライブ観に行ってるのと同じ視界。
そら感極まるちゅうねん。


ビヨのことは、もうクイーン超えて
大王とか呼んだらいいよ
それくらい凄かった。。。


私はマイケル・ジャクソンおばさんなので(3日ぶり2回目)、今回のビヨンセワールドツアーの規模のとてつもなさというのは、つくづくマイケルがやってたツアーの延長線上にあるレベルだよな〜なんて思ってしまって、ビヨンセもそれを自負しているんじゃないかと感じている。
ツアープロジェクトは大きければ大きいほどいい。それがファンや世の中に対する私のリスポンシビリティー、みたいなさ。
ビヨンセやマイケルのワールドツアーとなると、それによって生まれる雇用はいかほどなのだろう?
経済効果や興行収入なんて言うけれど、かかる費用もべらぼうで、想像を絶するお量の金が空気の粒子みたいにこのプロジェクト周りを飛び交ってるんじゃなかろうか。
その果てしなさを思ってクラクラしながら映画を体験して来た。

ビヨンセが映画の中のドキュメンタリパートで、このツアー現場で働くスタッフに女性が多いことを誇りに思ってる、と言うシーンがある。
他にも、男社会である音楽業界において、黒人であり女性であるビヨンセが、どんなに虐げられてタフな状況に向き合わされたか、をぶちまけてくれてるシーンなどもちょいちょいあるのだけど、
あんなに強くて美しいビヨンセも人間であり、己を奮い立たせたりぶちまけないとやってられないくらいに彼女が通って来た道程は過酷で、でも過酷であればあるほど、自分の選択(という名の闘い)が世の中に影響を与えうる存在になっている自覚もあって、そういうせめぎ合いや覚悟ががついぞこの「ルネサンス・ツアー」は大いに昇華させたりしてるんだろう、、、
とかなんとか、私は勝手に「ビヨンセ…あんたすごいよ」と彼女の歌や踊りに圧倒されながらそんなことを思ったりして、涙と鼻水の始末に暗闇の中でてんてこまい。

まぁ、他にも衣装の数もデザインもとてつもなかったり、バンドのプレイが分厚カッコ良かったり、クルーや家族とのチーム感にほっこりしたり、相変わらず客が皆オシャレだし、あとフツーにビヨの歌唱と背筋が無双だったり…など見どころがいっぱいで2回目だってやっぱり全然消化し切れない。
あとビヨのめっちゃ踊ってる時の顔が、めっちゃ怖い(スキ)。

そして、今回も「他人の子供の成長は早い」という先人が産んだ金言を、ビヨンセの娘のブルー・アイビーをスクリーン越しに見守りながら噛み締めていた私だった。
そいやマイケルの子どもたちも、本当に立派に育ったよねえ。

一週間のうちに、ブルーノとビヨンセ浴びちゃった。もうこれはいつかのNFLスーパーボウル・ハーフタイムショーてことなのでは?(コールドプレイはごめんなさい)
ていうか!これ2016年なのかよ!時、早すぎないか!
ハームタイムショー、このスタイルになった最初のパフォーマーがマイケル・ジャクソンなんだよな。そしてこの時のビヨンセのコスチュームは思い切りマイケルオマージュ。
今週、私の中のマイケル・ジャクソンおばさんが忙しかった。


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