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起業への道 天使たちのリース(R)の物語(21)

緊急番外編 凄い経験

先週、なかなか経験できないようなことを、経験させていただいたので、
シェアさせて頂きます。

【人だかり】

先日、近隣の街に所用で訪れ、
帰り、その街の鉄道駅構内入口で人だかりができていました。
高齢の男性が、若い介護職らしき男性に、
身を起こしてもらっているところでした。
まだ、ふらふらされているのに、”帰る”と、
駄々をこねているような状態でした。
それを、若い男性が、止めているような感じでした。
周りには、5.6人の人だかりができていました。

【どうされましたか?】

私は、”どうされましたか?”と、声を掛けました。
若い男性は、”ほほに、擦過傷があるので、頭を打っていると思う。”
私は、”救急車を呼ばないといけないよね?”といい、
携帯電話で、救急車を呼べるかどうかわからなかったので、
その若い男性に、携帯電話で救急車を呼べるどうか、を聞くと、
呼べる、ということだったので、
躊躇せず、119のコールしました。

【もう一人の、どうされましたか?】

消防署の救急担当の方と、通話し、状況を説明している間に、
もう一人、助っ人が現れました。
若い女性が、”どうされましたか?””何か、お薬、飲んでいますか?”
と、ナースの口調で話されたので、私は、”ナースですか?”
と尋ねると、首を縦に振られました。
ナースの判断で、マスクを取ると、唇が切れ、顎が、広範囲で赤黒くあざになっていました。

【やっと、駅員の方が到着】

119とのやり取りが続くなか、駅員の方に、私の携帯でやり取りを続けていただきました。
おじいちゃまは、若い2人に脇を抱えられ、壁を背に立っておられました。おじいちゃまは、少し、嬉しそうにさえ見えました。
ひとりで住んでいる、とおっしゃっていたので、
こういうつかの間の、人との、予期せぬ交流がうれしかったのかな、とも、思いました。
その若い2人のしぐさは、本当に、私が、現場で見ていた、専門職のそれでした。

【感謝】

帰宅してから、その日の出来事を思い返しました。
介護職、看護職、有料老人ホームの経理をしていた私、が偶然に一瞬集まったこと、奇跡のような一瞬のこと、に、鳥肌が立ちました。

その日、天から、”まだまだ、人さまの役に立てますよ”、と言われたように思い、感謝しています。


渡部貴久美

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