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怖い!眠れなくなりそう

著者は出産後、敗血症ショックで死にそうになった。
敗血症は娘も2度経験した。
突然ガタガタと震え出し、熱は42度を超えた。怖かった!
点滴からの感染防止のため胸にボートを埋めた
今も入ったまま9年目 たぶん一生入ったまま

この本には池田小事件で娘を殺された母

キャンプ場で娘が突然いなくなった母

難病の子を育てる母

精子提供で子を産んだり

特別養子縁組で子を持った母

夫との関係が困難で自尊心がボロボロの母

生き抜こうと頑張っていても死を選んだ母

様々な母が登場する。

『母は死ねない』解る!
と読み始めたけれど
被害者家族に対する誹謗中傷、おぞましいSNS画像、
何気なくかけられる 心ない言葉に
胸が痛い

途中からこの本
『母は生き抜く』なのかも?
想像もしなかったことがふりかかり
絶望しそうになっても
できることをする 
事件のことを知ること
亡くなった娘を思うこと
残された家族のご飯作り
グリーフケアを立ち上げ 語り部となり
そのうちに人と繋って 人に助けられる
思いもしなかった不条理を受け入れて
「自分を生きる」
母は 人は(誰も)私も 生きてる今を   ただ生きる

話題作『セックス ボランティア』も河合香織著だった



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