うつを克服した(対応法を見つけた)人達の漫画を読んだら過呼吸になった鬱病四年目の私

※この記事は今回読んだ本「うつヌケ」の作者、登場人物を責める目的ではなく、あくまで私の場合こう感じた、というAmazonレビュー感覚でお読みください。
あともしかしたら鬱の人がこの記事を読むと暗い気持ちになるかもしれないので、そこだけご注意を。


そろそろ鬱病おわんないかな

と、私は鬱病と診断を受けて4年目に入りぼんやりと思った。
今のバイト先は4年後には辞めなくてはならないし(5年以上働くと正社員雇用しなきゃいけない法律があるために。働きやすいんだか働きにくいんだか)、彼氏と同棲もしたいけれどあまり迷惑はかけたくないから、その時までには今より元気でありたいし、できれば若いうちにお金ももう少し稼ぎたいし、と。

で、今まで鬱に関連する本とか、小説とか、暗めの話の物とかは影響を受けるからと結構避けてまして。

でも、映画もミュージカルも見られるし、いけるかなぁとか、改善の参考になるかなと思い、漫画でよみやすそうなうつヌケという本を図書館で借りてみました。

結論、結局半分しか読めませんでした。影響がっつりうけたし改善の参考にもなりませんでした。

👩鬱病っていっても人それぞれじゃない?繰言出かけたりしてるから軽い方なんじゃない?

確かに、アルバイトも週3ならできるから、寝込んで動けない人よりは軽いのだけれども(四年経ってるしね)。ただ4年って結構長いし(4年あれば赤ちゃんが自我を持って動き出せますからね)鬱病は色々めんどいのです

鬱病でつらいことリスト🐿️

•1日出かける(遊び、買い物、仕事などなんでも)と、翌日必ず家で休まなくてはならない。「まぁ大丈夫っしょ」と翌日も予定を入れてしまうと、その後3-4日引きずるほど精神状態がボロボロになるわ体は動かないわとなる。

•健康だけが取り柄だったのにめちゃくちゃ風邪を引く。ほぼ家にいるのに、たまに出かけようとするともう出かけるなとか家族(母と弟)に言われる。そのくせはやく家を出て行って欲しいとか言われる。矛盾。

•痩せる。

•確認病がひどい。今日がシフトのある日なのか休みの日なのか、20回くらいカレンダーを見ても納得できない。締め日が来週なのに、今日なんじゃないか、迷惑かけるんじゃないかと何度もカレンダーやメールを読み上げて確認しても納得できない。自分が信用できない。

•自分が信用できないので、仕事後(何かミスをしたかもしれない)と勝手に考え不安になってしまう。そしてそれが金曜日の場合は土日ずっと不安で過ごすことになる。

•友人知人に話を聞いてもらった後、(あんなに自分ばかり話して大丈夫なのだろうか?迷惑だろう。本当に申し訳ない)と勝手に不安になり謝罪の連絡を入れる。結局相手は気にしてないからただ心配をかけるだけという。

•元々他人の顔色や動作に敏感だがさらに悪化し、出かけている時相手がスマホや時計を見ただけで(つまらないんだ!)と思い「時間大丈夫?!帰る?!」と聞いてしまう。基本ただ見ただけというオチで気にしすぎだと言われる。被害妄想やばい。

•疲れていると周囲の声が元気な頃よりかなり大きく聞こえる。

•バラエティがうるさすぎて観ると疲れる。ニュースで不安を煽られると考え込む。※なるべくみないようにしてるけどご飯の時に母に見させられる。いい加減理解してくれ

•コロナもあり鬱病の人は結構居るはずなんだけども、偏見が多い。一年前半くらい前は、少し改善してきたから普通の生活を送りたいとバイトを受けても、なんで正社員だったのにバイトに?と聞かれて答えると、落ちる落ちる。あとマッチングアプリで持病がありますとプロフに書いたらマッチした途端聞かれたので答えると、暴言を言われたり。
で、書かなきゃバレないだろとも言われそうですが、結局雇用されたり付き合ったらバレるわけで。あとどうしても空白期間があったり現在無職の時点でバレる。無理。

•うつになってから人間関係が減っていく。別に誘いを断ったとか連絡返してないとか何もないので、本当にただ離れて行かれた感じ。会社を辞める時には会社のよく飲みに行ったりしていた人達に「元気でね!」「バイバイ!」と言われて絶望する。普通に会社を辞めた先輩などとは皆んなまだ関係が続いてるのに、鬱病でやめた自分はおしまいなのかと。(その会社辞めた先輩にも結局鬱が治らず辞めたんですと言ったら、ご飯行く予定あったのに「がんばってね!元気でね!」と言われ絶望したり)
関係を続けてくれている人がありがたいね。

•過呼吸。(最近はかなり減った)
結構しんどい。

•病院に通うのが大変。
元々近場の病院で先生が良かったので通っていたが、先生がコロナで体調を崩され診療中止になり、紹介もないので自力で他の近場の病院にいくも、一切顔を見ず薬だけ出され30秒くらいで終わったり、その次の病院もなかなか治らないのがつらいと伝えると、入院したらよくなるかもしれない、でも紹介できる入院先はないので自力で探せと言われたり。
結局知り合いに聞いた現在の病院が親切なので通っているが都外なので遠い。でももう新たに探したくない。

•専業主婦(ほぼ家にいる)の母との関係が悪化する。もともと気が合わなかったけれど、家に居る時間が1番被るので。せめて自分の部屋に行こうとするのだけれど、母に部屋から出てこい!とかなんでリビングにこないんだ!と言われる。いっそ嫌って欲しい。

まだあるけれど、これ以上書くと悲しくなってくるのでやめます。今の時点でも辛い。(勝手に自分で書いたんだけどね)
ちなみにピークだった時はもっと酷かったのだけれど、記憶があんまり残ってないんですよね。あと思い出したら結構まだ応えそうなのでやめておきます。

鬱病の症状は個人差が大きい、そして現実は結構きつい

まじめに先程の例を読んでくれた方には申し訳ないのだけれど、あれはあくまでも私の場合であり、鬱病の人全員が「わかる!」と言うかといえば、そんな訳はない。
何回か鬱病の人の体験談本を読んだ時もあったのだけど
「全然自分と違うじゃん」
って事が多かったです。

もちろん、頭が回らなくて、とか疲れやすくて、涙が出て、というよくある症状はあるのだけれど。
脳の異常であるから、脳は人それぞれだしそのせいかなと。

で、私が今回読んだうつヌケという漫画ですが。


やはり本📕なので、結局今はある程度の収入があったり、元気になったり、という話が多い。

個人的に読んでて気になったのは、
•筆者が気温差でうつがひどくなることに気づき症状を予測できるようになったと言う点

•うつの時には相手が自分を攻撃してる、嫌っていると思っていたが、思い返すとそうではなかったり、後で親しくなったりしたという話

この2つの部分を読んだ時に、「え?」と。

私も生理前に疲れやすいとかは最近気付いたけれど(4年目にして。1.2年目くらいは記録すらつけられないほど酷かった)、もちろん全然そうじゃない時にも症状がひどくなったりするので、そこまで鬱は簡単じゃないよなと。

あと「見方を変えたら違った」というのを、私にキツかった上司に当てはめて、めっちゃ都合よく考えたりしたんですが。
「…あれ、そういえば鬱前に私が残業の時、まだ別の係でよく知らなかったのに「私はさっさと帰りたいのに」と聞こえる声で言ってきたり、その後お先に失礼しますって挨拶したら周りに誰もいないし聞こえないわけないのにガン無視されて、なんだあの人ってなったことあった…」

うん、どう考えても嫌われてるわ

となりまして。
そもそも、私は(決定的な根拠がないのに相手を嫌うのはよくない)というめんどくさ思考タイプでして。
👩でも簡単に人をきらいにならないんでしょ?

うん、でもとことん考えた結果嫌いになったら死ぬまで忘れないと思う。何億積まれても絶対許さない

👩だから鬱になるんだよ?

その通りですね。

で、うつヌケを半分まで読んで、家に帰り、家に誰もいなかったので愛犬とリビングで寝たところ。

起きて、あぁ、なんか夢を見てたな…と考えてたところ、過呼吸になりまして。

過呼吸なんてかなり久々で。半年以上はなってない。いやもっとかも。

で、まぁ1時間くらいでおちついて、何が原因なんだと考えたのですが。

うつヌケ読んで自分のパターンや状況を考えたことだなと。他に原因一切なかったので。

でも、本借りる時に、漫画だし、評判悪くなさそうだし、鬱の本だとダメージくるかなってさけてたけど(小説なんて特に考え込むので一切読むのを辞めています)これなら大丈夫そう!と思ったんですよ。だめでした。

で、本読んでダメって事は、まだしばらく治らなそうだな、とかなり落ち込みました。

後日、レビューよかったと思うんだけどな、と思ってAmazonレビューを見てみたんですが。

良い意見が多いんですけど、良くない意見ももちろんありまして。
で、そのよくない意見の内容が、普通の本なら「知ってる内容」「つまらない」なのですが、この本の場合は「より落ち込んだ」という当事者の方や「鬱の友人に向けて買ってみたけど内容読んで渡すのやめた」とかでした。

個人的に参考になったのがこちらの方のレビュー。


ああ、そうか、と読んで納得しました。
なんとなーく(なんかなぁ)と感じた所が言語化された感じで。

その後考えて思い出したのですが、私はダメージをうけてしばらくしないとそれがダメージだとわからないタイプだったということでした。

👩めんどくせぇ

めんどくさいね。

まぁ、他人に迷惑かけたくない!とか、人前で泣く(弱みを見せる)もんか!とか、人に頼らない!とか、強くなりたい!とか。

これらの考えの下耐えるというのを幼稚園の頃からやる習性がありまして。因みになんでそうなったのかは不明です。
浜崎あゆみの歌でありましたね。「いつも強い子だねって言われ続けてた 泣かないでえらいねって褒められたりしていたよ」ってやつ。あれですわ。
あゆも生きにくそうなタイプだもんなぁ。

なので、あの本読んでダメージ受けてすぐに「無理無理、私には考えちゃうし合わないわ」と辞められれば良いんですが、「うん?…うん、うん…」と読み続けたのが原因かなと。

結論

しばらく考え込みそうな本は読むことをやめるようにします。
あと、当事者の本はどうしたって自分の症状とか状況と比べて落ち込むので、まだしばらくやめておきます。
いつ私は鬱がおわるんだか。
ミニマリスト本でも読みます。

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