ミニマリストインフルエンサーオタクだった女が、ミニマリストインフルエンサーうぜぇってなるまでの話④
こんばんは繰言です。
もうミニマリストインフルエンサー批判も4回目になりました。(どんだけ言うことあるんだ)意外に読んでもらえて不思議な感覚です。ありがたやありがたや。
ミニマリストインフルエンサーの書いた本を読み感じた違和感
皆さんはミニマリストインフルエンサーの本を読んだことありますか。私はバカみたいに読んでます。毎月?いや2週間に一冊は必ず読んでるので、いつも手元にミニマリスト本生活をしています。なんでなんだろう。恐らく図書館に取り扱いがめっちゃあるからでしょうか。
前回、②の発信するミニマリストの中でちょっと本についても触れたのですが
今回は内容について詳しく触れていきたいと思います。
👩ミニマリストの本なんて読んだことないわ
って人にも分かりやすく解説する予定です。
あと本の要約チャンネルのリンクとかも貼り付けておくので、興味を持ちましたらYouTubeみるのもいいかも。お金かからないからね。
誰でも人生変わる!わけではないし、読めばミニマリストになれるわけでもない
ミニマリスト本の流れとしては
「なぜミニマリストになったか→ミニマリストになるまでにやったこと→ミニマリストになって変わった事→みんなもミニマリストになろうぜ!(〆)」
が主な流れなんですけれども。
この「ミニマリストになって変わった事」なんですけれども。これってすごく個人差があるわけで。
そもそも物減らして変わったことなんて
•部屋がすっきりした
•物の管理がしやすい
•掃除がしやすい
•部屋の維持のため物をじっくり選ぶようになった
このくらいなんですね。だって変わったのは部屋なわけで、自分自身が劇的に変わるわけではない。
ただ、きっかけとして
「部屋が変わったから気分が良くなって〜」とか、「普段の荷物も減ったからよく歩くようになって〜」とかはある。その程度かと思います。
だから正直〆の「物を減らして人生変わりました!」っていうのは「物を減らした後自分が努力したり行動したので人生変わりました!」という事なのです。
そもそも発信したからみんな本出せてるしね。
だから、
👩物減らしたから待ってればそのうち私も人生変わるよね?!
って人は変わらないです。たまにいる、部屋のもの減らしたら突如幸運が続いてびっくり!っていう人は、多分スピリチュアルの分類の方かと。スピリチュアルについては私は全く知識が無いので発言は控えておきます。
👩まぁでも読んだらミニマリストになれるんですよね?
……
👩おい繰言
あっすみません。参考までに本調べてたらミニマリストになりたい人向けの本(最新版)ってまとめサイト見つけてつい読みたいリスト作ったりしてました。
👩まだ読むのか
で、本を読めばミニマリストになれるのか?という事ですが、なれる人はなれるし、なれない人はなれません。
だってダイエットとか資格とか勉強のコツについてとか節約とか投資とか料理とか普通の収納についてとかの本とかも、読んだ全員が変わるわけではないじゃないですか。
ただ、真似しやすい(実践的)ものはやはりこちらかしら。
「何すればいいんだっけ?」となっても、リストがのっているのでアドバイス受けてやっている感覚になれます。
本の要約YouTubeですとこちらがおすすめ。
このフェルミ漫画大学さんはミニマリストについての本要約動画を多く出されてます。
なので私はそれらをリストアップして掃除中に流し続けるというスピードラーニングみたいな事してました。おかげでこんなにミニマリストについての話がペラペラに。
ミニマリストしぶさんの、ミニマリストに憧れる視聴者の家を片付ける企画。これも物を捨てるやる気が出ます。
ミニマリストインフルエンサー本は片付け本でも自己啓発本でもない、洗脳かもしれない
個人的に思うのが、
「ミニマリストになって貯金が増えました!」
「ミニマリストになって幸せになった!」
みたいなタイトルの本が多いことについて。
そりゃ、タイトルに差別化をしないとダメだからでしょ?と言われればそうなんですが。
ただ、みんな聞こえの良い言葉を使いすぎてませんかと。
私はミニマリストインフルエンサーたちの本を10冊目超えたあたりから、なんともいえない違和感に襲われました。
なんだろうこれは、私はミニマリストに向いていないから(向いてはいないと思う)拒絶しているのか?
そして懲りずに15冊目超えたあたりでハッ😦としました。
これは洗脳だ。
👩いや、それはお前がそんなに本読んだりYouTubeみたりSNS見るから…
まぁそうなんですけれども。
ただ、
「ミニマリスト部屋は美しい」
「結局持たない暮らしの方が得をする」
「有名な人もミニマリストになっている」
「金持ちはミニマリスト」
「物が多い人は貧乏」
「部屋が綺麗になると鬱になりにくい、つまりミニマリストは健康に良い」
みたいな事がめちゃめちゃ書かれていまして。
ちなみに上記は本に限らずSNSでも見られますが、根拠は不明です。間に受けないでください。
でも、見事に間に受けて、ミニマリストを過信してしまった繰言さんはどうなったか?というと、
「矛盾多くない?」
「挙げられてたメリットが実現されてない」
等々気になる点があまりにも増えて、このような記事を書いています。
でもまだミニマリスト本を読んでいるので、完全なるアンチというより厄介アンチという微妙ポジションにいる気がします。 困ったね。
で、ミニマリストの本の洗脳か?と思ったポイントとして。
物を多く所有している人の事を
「その暮らし方もいいよね」
とは書いていないんですね。
よくある例でいうと、
「布団は手放して寝袋で寝ています」
というもの。どう考えても布団の方が快適だと思うんですが。腰痛や風邪引いたらどうするんだ。
そして布団は重いし嵩張るしダニの温床だしうんたらと布団を下げます。
「布団も快適だけど、私は突き詰めて寝袋派にしてるんです」という書き方じゃダメだったのか。
どうしてミニマリストこそ至高!という書き方になるのか。
そこが今も理解できません。
あとよく聞く言葉として
「捨てて後悔することはない、後悔したら買い戻せばいい」
というもの。
今思えば「後悔ないって言ってんのに後悔してんじゃねぇか!矛盾!」と思いますが。
私は最初それを聞いて素直に、そうか!じゃあ捨てよう!と思い色々捨てましたが、
写真はせめてデータ残せばよかったとか、一年連絡取ってない人は連絡先削除って早すぎたなとか、あの服捨てたけど欲しかったのにって母に言われたなとか、ダムス(親友)とお揃いで買ったぬいぐるみ残しておけばよかったなとか。
めちゃくちゃ後で後悔しまして。
でも、一度捨てたくせにまた買うって、なんか複雑な感情だし、結局「同じ物」ではないよねとか、(2回買うという事なので)倍の価格かけてまでこれを手元に戻すのもどうなんだ?とか、
あと意外ともう売ってないって事の方がおおいです。定番物でない限りはメルカリとかに現れない限り同じものは手に入れにくい。
あと、そもそも売り物でない場合はもうどうしようもないですね。
で、こんな状態になるミニマリストの方ももちろんいらっしゃいまして。
でもその場合の考えとして
「結局そこまで欲しくないということ」
「一度捨てる選択をしたのだから不要と思っているはず」
「捨てる分別技術が足りていなかった」
「物への執着があるだけ」
というもの。
極論すぎません?
データなんかねぇよ うるせぇよ
ミニマリスト本というのは、大体スティーブ・ジョブズさんが登場します。
何故かって、
「あんな有名人でも服が固定化されているんですよ、でもみんな変だ、ダサい、とは言わないでしょう?」
という、服装の固定化の導入としてしょっちゅう登場させられるんですね。
またかよ。出たでた、困ったときのスティーブ・ジョブズだよ。
と、ミニマリスト本をやたら読む私としてはもういいよってくらいにジョブズさんの話を聞かされています。
ちなみに最近はマークザッカーバーグさんやローランドさんもよく登場しますね。
今もしスノーマンとか乃木坂46あたりの誰かが「私ミニマリストなんです」って言ったら、もうみんなじゃんじゃか「あのアイドルもミニマリスト!やはりミニマリストはすばらしいと認められた!」とネタにするんだろうかと思われます。なんか週刊誌みたいだなぁ。
あと、日本人は元々ミニマリストだったとか、茶室はミニマルの起源だとかね。よく出てきます。
で、じゃあ本を書いてるミニマリストたちは茶道の文化に触れたことがあるのか?昔の歴史を学ばれたのでしょうか?というと、そんなわけないんですよね。「だから僕(私)はミニマルなApple製品が大好きです!」という位で。
ってかなにより、
お前とジョブズは同じじゃないだろと。
ジョブズは忙しく仕事してたから私服の制服化をするまでやって余計な思考を省いたという訳だけど、みなさんはミニマリストインフルエンサーであり、大企業の代わりがいない重要ポストでもないし、思考を省いて時間を作って結局ネトフリとゲームしてますよね。
ジョブズにいい加減怒られるぞと。
というか、本にわざわざ話題に載せるくらいなら、参考文献とか引用元とか実際にApple社員へインタビューやら茶道を経験してみて…とかするべきかと思うのですが、私は真面目すぎるのでしょうか。
「私の知り合いが言ってたのですが…」
「ネットではよく…」はあくまで導入程度のものにしか使えないと思うのですが、説得力をもたせるためにその情報を使うのは弱すぎないかと。しかも
「こういう傾向があると自分は思います」
ではなく
「こうなんです!」
って言い切るの、なかなか危ないなと思うんですが。
折角本を売るならもっと良い作品にできなかったのだろうか、という気持ちが芽生えてしまうのです。ミニマリスト本愛読者としては。
所謂今流行りの人にとりあえず書かせた、消費されていった本という感じがして、なんとも言えない気持ちになったりしてます。でも本ってそんなもんかなぁ。
まとめ
今回は現時点で4600文字です。やったね!手短にできました(当社比)。
さんざん言ってきたミニマリストインフルエンサーうぜぇ企画ですが、次回でまとめの最終回にします。最後は文句というか不満というか、ミニマリストインフルエンサーあるある発言への反論をして締めようかと。
私はいくらでも書けるけど、さすがに読む人が辛いかなと。ほぼ本のボリュームだもん。
あと、ミニマリスト以外にも鬱病についてとか好きなものについてとかのnoteも書こうかなと。需要あるか知らんけど。
でも私はミニマリストインフルエンサーの動向を追い続けるので、読書感想文とかまた突発的な事を書く予定ではあります。
ここまで稚拙な文を読んで頂いた皆様ありがとうございます。
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